消化器内視鏡技師試験対策5:大腸ポリープ
大腸ポリープとは腸管内腔に突出した隆起病変の肉眼的名称である、両性から悪性まで含まれるが、病理学的に悪性と診断された場合は大腸がん、カルチの井戸などの悪性病名が直接つけられることが多い。溶離組織学的には、
ポリープ→腫瘍性ポリープ→腺腫
→癌腫
→非腫瘍性ポリープ→過形成ポリープ
→炎症性ポリープ
→過誤腫など
ポリープが形成される臓器の頻度としては胃と大腸が高く、胃では過形成ポリープが多い。大腸では腺腫性ポリープが最も多い。腺腫性ポリープは大腸ポリープの約80%を占めるといわれており、大きくなるとがん化する可能性がある。
非腫瘍性ポリープには、炎症性ポリープ、過形成性ポリープ、過誤腫性(かごしゅせい)ポリープなどがあり、非腫瘍性ポリープのほとんどはがん化する心配はないといわれている。
炎症性ポリープは、腸に強い炎症を引き起こす病気にかかった後に生じることが一般的。過形成性ポリープは、粘膜が盛り上がってできた小さなポリープで、加齢などを原因に生じるといわれている。過誤腫性ポリープは、粘膜が過剰に発育することによって生じるポリープで、主な例に子どもなどにみられる若年性ポリープが挙げられる。過誤腫性ポリープは直腸などに複数個発生する傾向にあり、血便が生じることもあります。
大腸ポリープについて | メディカルノート (medicalnote.jp)
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