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閑話三昧 #21 ~水彩画の下絵作成③

水彩塗り絵サークルで使用しているような下絵を自前で作ろうと思う。

今回はいよいよ水彩紙への印刷を行う。

下絵画像の処理

前回のような方法で得た線画(webp形式)を
・家庭用のA4プリンターで
・水彩紙に印刷する

にあたって次の準備をする。
・線画のゴミを消す
・線画の大きさと配置を調整する
・必要に応じて線画の色を変更する


線画のゴミを消す

webpを扱える画像処理ソフトなら何でもよいが、以前のPhotoshopではwebpが扱えなかった。(私はPaintshop Proを使用している。)

画像1

上部中央付近のノイズを「消しゴムツール」で消す。
保存形式はwebpのままで問題ないが、JPEGであってもかまわない。

画像2


線画の大きさと配置の調整

私は画像の台紙としてPowerpointを使っている。
(Powerpointのない人はWordでもよいだろう)

Powerpointは、新しいスライドとして「白紙」を使用する。
(ホーム>新しいスライド>白紙)

スライドの大きさは、標準が使いやすいだろう。
(デザイン>スライドのサイズ>標準(4:3))

これに作成した線画を貼り付ける。
貼り付けた画像をクリックすると、「図の形式」が編集できるようになる。

ここで、例えば図の高さを17cmに指定する。(横幅は連動して変形)
(図の形式>サイズ>高さ)

次に、
(図の形式>配置>左右中央揃え)
(図の形式>配置>上下中央揃え)
これで台紙上での図形の位置が中央に設定された。

画像3


線画の色の変更

貼り付けた画像は、
 線: 黒色
 背景: 白
である。
このまま印刷しても良いのだが、黒の輪郭線はいかにも塗り絵っぽい。

そこで、
・図の背景(白)を透明にして、線の色を変更する
 (図の形式>調整>色>透明色を指定、して背景の白をクリックして透明化。しかるのちに線の色を変更)

または、
・図の色を変更して、背景色を透明にする
 (図の形式>調整>色>色の変更、ののち上記同様、背景色をクリックして透明化)
のどちらでもよい。

以下の記事が参考になる。

変更後の色としてセピアを指定した結果は以下のとおり。

画像4


水彩紙に印刷

さて、いよいよ印刷であるが、水彩紙に適した家庭用プリンターは、
・顔料インク使用 (染料インクは水でにじむ)
・背面給紙可   (前面給紙はローラーがすべる)
が要件となる。

私は,、EPSONのPX S505を使用している。

全色に顔料インクを採用し、普通紙でも鮮明なカラープリントを実現します。さらに、強い耐水性で水性マーカーにもにじみにくいのでビジネス文書、DM、簡易チラシなど、幅広い用途のカラー印刷にも最適です。

メーカーHPより

全色顔料インクだからカラーの線画が可能となる。

水彩紙は以下を使用している。

厚さは190g (/m2)であるが、300gはまだ試していない。
背面給紙にしろ、慎重に一枚ずつ送り出すべきだろう。

試し刷りの結果は問題なさそうだ。(画像4とほぼ同等)
むしろ線が頼りない部分は、鉛筆で補足すれば味がでる。


水彩画化

さて塗り絵の結果だが・・
まだ、ご披露するにはちょっと早い。(汗)

ここで、AIの利用法のひとつとして、水彩画のお手本を作ってもらうのも良い。前回ご紹介した「DataChef」だが、原画を水彩画風に加工する機能もある。

ただし、デフォルト設定の「フチを塗り残す」は結果が失敗することが多かったので、チェックを外しておくのも一法である(と思う)。

今回の原画を適用した結果。
着彩の見本としたい。

画像5  by DataChef


まとめ

AIの進化には目を見張るものがあるが、反感を感じたり、無関心をきめこむのではなく、日々の生活に役立てる方法を模索しよう。
ハッピー定年ライフ!


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