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人との距離を

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今日は姉の誕生日だったりします。姉は広島、私は箱根に住んでいるので、してあげられることの一ミリもなくて申し訳なさの至りだったりするのですが、仕方がありません。家族との距離は物理的にも精神的にも離れてしまってきて、なんというか自分にはどうしようもなくなっているのが現状です。そんな自分を、周りはよく心配されます。家族みんなにも家族以外の、色んな人たちにも。

それは私が人との距離を測り違えているからなのでしょうか。私はやっぱり自信のない人間なのだと思います。やりたいことの一つでもやればいいのに、自信のなさがそれをないがしろにしてしまう。人ともっとコミュニケーションをとればいいのに、なんとなく遠慮してしまって縁を作る機会を逃します。人ともっと長い付き合いをしていけばいいのに、それも億劫で今まで知り合ってきた人のほとんどはもうつながりを感じません。だいたいが疎遠と化してしまって、私はいつも一人だなーと、寂しくも苦しくもない孤独を味わってのうのうと生きているのです。

私は人と深い関係を構築できなかったりします。それは家族も例外ではありません。家族には家族専用の自分の人格があると思いますし、そんなものさっさと破り捨ててしまいたいのに、家族にはそれしか見せられないのです。それを出すことすらめんどくさくなると、その時点で家族とはもうしばらくやり取りをする気が起こらなくなります。この傾向は、ほとんどの知り合いにあてはまる共通のものです。その人その人にあった自分しか出せないのです。その人専用を作るのにも時間がかかります。
なので本当の自分を知ることはありません。どんな時に本当の自分が出るのか、自分を知るためには誰と出会えばいいのか、自分はいつ自分らしく生きているのか、全部わからずじまいです。

私は自分が恥ずかしくもなります。ここまで不気味に器用な自分を使い分けていると。

でもそれが自分なので、これからもそのまま生きていきます。

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