薬局で思うモヤッと感。

薬剤師は必要か?を書いた前回のエントリーから一ヶ月たち、また病院に行き、薬屋に行ってきた。今回は新たな気づきもあっての更新である。

今回は血液検査の結果、薬が一錠追加になった。すると、糖が高いんですか?と聞いてきた薬屋。もうその話医者としたので、と冷たく返事した。

隣の窓口のお客が、薬をすべてジェネリックにしたい信者で、薬の中に、ジェネリックを作ってない薬があった。薬剤師がよせばいいのに、5ミリグラムを3ミリグラムにすると、安くなりますよ、といった。少し変わったお客さんはなら、3ミリで、と即答、薬剤師は瞬間、それはできません!お医者さんの指示がないと変えられませんといった。

ならお聞きしますが、なぜ薬についてあなたと話をしなくてはならないの?何もできないのに?と思う話は前回書いた。

今回わかったのは、この手の無駄話を好む人も確かにいるのだ。お年寄りだ。

薬剤師がゲンナリするくらい医者との関係、病院との関係の歴史を語るおばあさん。薬の効き具合について世間話的に語るおじいさん。こんな老人のおしゃべりに対して国がお金を払っているのが、薬剤師なのかもしれない。

そもそも病院の会計の隣に薬を出してくれる窓口があり、小さな病院だと、奥さんが薬剤師で薬を出していたので間に合っていたのに、法律が改正されて、医療と調薬は別にしなければいけなくなり、薬剤師は医者にものが言えなくなった。

今日行った病院では薬剤師からの疑問や意見はFAXでのみ受け付けるそうだ。薬剤師の後ろにはFAXが4回線おいてあったり。メール、ケータイですらないのね。

僕が以前通っていた先生は、パソコンで書く処方箋に慣れていなくて、もういらないね、と確認した薬が処方箋に残っていた。しかし今の実態では、マツモトキヨシの薬剤師は先生の携帯に電話して、新しい処方箋を貰わないと何もできないのだ。そしてやってくれた。

これは薬学部という大学があり、国家試験までおこなっていながら、薬剤師を活かしきれてないと言えないか?病院にいる薬剤師は、先生と話をする機会が多く、薬剤師に相談すると薬が変わったりすることが多い。でも街の薬局の薬剤師は医者に直接意見する機会すらないのだ。

その代わりお医者さんごっこのような、上辺の会話だけが存在し
消費されていく今の世の中、なにか違わない?

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