見出し画像

j3としていわきFCは経営できるのか?

おらが街のサッカーチーム、いわきFCが、j3リーグに昇格が内定したそうだ。おめでとうございます。でも、なんかいつもどおり、先送りの多い話のように思える

まず観客数。これは一試合2000人以上いる事が条件なんだけど、ローカルニュースを見る限りとても2000人いるとは思えない。そこにはからくりがあり、コロナ禍なので、この条件は緩和されているそうだ。つまり、人が集まってはいけないので、観客数は条件にしないよ、ってことらしい。つまり、大きなスタジアムを作った場合の入場者数という大きな問題を考慮することなく、昇格するのである。突然観客が増える方法があるのだろうか。

そして謎なのはスタジアム問題。リーグが上がるほどたくさんのキャパシティーを持ったスタジアムの建設が不可避になる。現状、規定の観客数のスタジアムはなく、建設が必要になるのだが、アンダーアーマー事業を抱える株式会社やさしいドームをもってしても、資金がなく、いわき市に泣き寝入りらしい。で、いわき市はコンサルティング会社に試算をしてもらったところ、市の中心平であろうと、小名浜であろうと、どこに作っても年間で莫大な赤字を産む、五輪の国立競技場と同じ問題になると試算されたらしい。

こんな状況でもj3昇格がめでたくて、お祝いムードの報道になり、jリーグ様の言うとおり閑古鳥が泣きそうな巨大なスタジアムを作り、土地はある、赤字を垂れ流すのが、オチということになりそうだ。そうならないために、サッカーを盛り上げる為に、五輪よろしく電通が頑張ってまたお金が支払われ、虚構の祝祭状態に陥り、市も引くに引けなくなり、赤字だけはたれ流し続けることになり
らないか?

jリーグが華やかに開幕した頃は、素晴らしい構想で、素晴らしいな、と思ったが、構想自体絵に描いた餅状態で、疲弊した地方の経済を活性化させるところが足を引っ張りそうな勢いだ。

さらに、この土地ならではのマジックワードがある。地震からの復興だ。復興のシンポルとか、市民を元気づけたい、という意味不明のメッセージが、政治的に意味を持ち始めるのだ。

街を歩けば、のぼりが立ちまくり、店にはポスターが貼りまくられて、盛り上げようという意志は痛いほど感じるが、市民はどうも今ひとつ熱くならないJリーグ拡大問題。

地方のテレビメディアは、県内のグルメスポット報道に忙しく、この問題には目をつぶっているようだ。

確かに日本全国色々な地方におらが街のサッカーチームができて、成長していくという青写真は美しい。アンダーアーマーという有料スポンサーを抱えていても、スタジアムを作るだけでも難しい中、川淵チェアマンの頃の構想で、日本が、日本のサッカー界が、そして地方が活性化していくのか?五輪の巨額借金決算を思うとかなり怪しい。今のスタジアムの中には飲食店が入っているのだが、ものすごい勢いで店が変わっている。それがすべてを語っていないか?

同様テーマ第二弾。福島民友新聞はちゃんと伝えられるのか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?