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ケースメソッドMBA実況中継シリーズ 自分も授業の参加者のような臨場感

年のはじめに経営戦略やビジネスモデルの本を読む

この冬は、経営学に哲学など、法律関係以外の様々な本を読むことができています。

年の暮れに、こちらの『星野リゾートの教科書

を読み、

教科書通りに行うには、自社の置かれた状況についての客観的かつ的確な分析と市場と戦略の選び方が重要ではありますが、そこが難しい

と感じました。

そこで、具体的な市場の分析や戦略の組み立て方についてさらに理解を深めるべく、ケースメソッドMBA実況中継シリーズを手に取りました。

牧田幸裕著『経営戦略とマーケティング』、

そして、小山龍介著『ビジネスモデル』です。

経営戦略とマーケティング』には、

すでに存在する戦略の基本パターン(定石)を利用し、乗れるところは乗り、その上で個別事情を勘案しカスタマイズするやり方が、現実のビジネスでは必要となるのだ。(牧田幸裕『経営戦略とマーケティング』p.76)

とあります。

 『星野リゾートの教科書』でも、

何も知らないで経営するのと、定石を知って経営するのでは、おのずと正しい判断の確率に差が出る (中沢康彦『星野リゾートの教科書』p.14)

とありました。

この『経営戦略とマーケティング』では、経営戦略やマーケティング戦略の立案のプロセスについて、理論編でその概要が平易に説明され、その上で本編ではケースを用いて分析や策定の仕方が理解できます。

さらに小山龍介著『ビジネスモデル』では、ビジネスモデル・キャンバスを用いて、個々の具体的な会社のビジネスモデルを分析しています。

自分も授業の参加者のような臨場感

実況中継シリーズというと、大学受験時に読んだ語学春秋社の実況中継シリーズを思い出します。

あのシリーズと同じような臨場感で、自分も授業に参加しているかのような感覚で、読み進めることができます。

最近では、司法修習のプログラムの一環で74期司法修習生向けに少年事件についての講義をする大役を任されたり、1月13日には岐阜県立多治見北高校の1年生に2コマ、「主権者教育」について授業をしたり、その他様々な場で講演をするなど、しています。

主権者教育については、こちらに書きました。


人に教える立場となることが多いので、学ぶ立場になることがむしろ新鮮です。

今年は本腰を入れて定石をじっくり学びたい

定石をじっくり学ぶということで、今年は、手始めに、昨年末に新版の翻訳が出た、バーニーの『企業戦略論』を読み進めることとしました。今後、バーニーの『企業戦略論』についての感想も述べたいと思います。

かの稲盛和夫はこう言います。

新しいことや困難なことにチャレンジせず、現状に甘んじていては、退歩が始まります。(『稲盛和夫一日一言』p.8)
高く掲げた目標は潜在意識にしまっておいて、一日一日を着実に歩み続けると、とてつもないところまで歩いていけるものなのです。(同 p.14)

そんなわけで、新しいことへの挑戦を大切にしていきたいものです。

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