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なぜ教科書通りの進め方じゃないプリントに?

https://note.com/tajif/n/n0e71776e267d

 なぜ、教科書通りじゃキツいと思ったのか。子どものケースから

真面目にやりすぎる子

 (  )+(  )をフラッシュ暗算でできるように頑張っちゃう。(  )ー(  )も。
・・・途中、飲み込めなくて何となく身につけていたり何となく答えにたどり着いているケース。文字計算でも定着しにくくなる。
 ( )形式のフラッシュ暗算は、文字計算になると使わない技術。最初に(あまり説明せずに計算できるかな?だけで)示してしまうことの罪。

正負の計算が定着せずに、途中から入る子。小学校の計算から抜けられない。

 −7+3を「7+3」を先にして、マイナスをつける。よくある間違いだが、本人「計算ができている気」になって、なぜそのルールがダメか、何が間違いか気づきにくい。

必要以上にルールを上書きしてしまう子。

 乗法に入って、(ー)×(ー)→(+)を加法のルール(ー■)±(ー▲)にも置き換えて使ってしまう。
 結局ルールが整理しきれていない。

見た目に惑わされる子

 たし算と言いながら、何でいきなり小学校の計算と見た目違う( )が登場? 飲み込めないまま次々と続く。
 (+5)+(+2)本質ではない装色が多すぎて、目がチカチカ。逐次処理が苦手。
 結局、代数和にきてスッキリしてしまうのだが、「何でそうなる?」

途中計算を書かない子

 暗算しろ、とは言ってないのにそうしたがる。
 書いたら負け、
 余計なものを書いてはいけない、書くのは恥ずかしい
 書くの面倒
 フラッシュ暗算屋100ます計算の弊害
 計算とは、式を見て、答えに一瞬でたどり着く技術のことであり、そのための修練、と思っている?
 途中でメモできず、その先々のことを考えると、まどろっこしくても、メモじゃなく、フルの等式変形をかけた方がいいのだが・・・

情報の洪水に溺れてしまう子

いろんな情報を統合することが難しい。
同じこと(ルール、状況など)を別の切り口、別の側面、別のやり方で説明するのだが、一つ一つが結びつかない子。一つの方法に固執してしまう。
 結局意味をすっ飛ばして、ルールの「天下り」と、こういうケースはこう計算するというルールブック(の一部)を学ぶ形に。いくつかのローカルルールとその適用条件を覚える形になる。

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