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カルロス・ユーロ(フィリピン)の演技/2019年世界選手権種目別決勝の演技

フィリピンの若きキング、カルロス・ユーロ。

IOCとJOCが共同で発展途上国の選手強化を支援する「オリンピックソリダリティ」の対象選手で、日本人の釘宮コーチの指導の下に日本を拠点に練習を積んでいる選手です。

現在21歳。シニア1年目の2018年にいきなり種目別ゆかで銅メダルを獲得。一躍脚光を浴びます。
翌2019年、体つきも変わり、個人総合で10位という好成績を収め、種目別ゆかでは遂に金メダルを獲得しました。
これはフィリピン勢初どころか、東南アジア初の金メダルです。

カルロスは、金メダルを獲ったゆかの演技で、《伸身ムーンサルト》を実施しました。
《伸身ダブル》に1回ひねりを加えた、「後方伸身2回宙返り1回ひねり」という技です。

伸身月面

カルロスの《伸身ムーンサルト》はそれはもう絶品です。
《伸身ムーンサルト》に限らず、カルロスのゆかは宙返りの高さが素晴らしい。金メダルを獲れるだけの高いDスコアを持ち、高いEスコアを出せる着地の強さも備えています。

①《伸身ムーンサルト》は冒頭にやっています。

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カルロスは東京オリンピックに向けて新しい演技構成を準備しているそうで、インスタグラムには、《伸身ムーンサルト》にもう1回ひねる技や、3回宙返りの練習映像を投稿しています。
一体どんな演技構成を準備しているのか、完成度にも注目です。

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