7月8月の主な大会結果

お久しぶりです。
だいぶ間が空いてしまって申し訳ございませんでした。
仕事が忙しかったり、精神的に参っていたり、コロナ陽性になったりしていました。

前回から今日までの体操ニュースを並べたいものですが、鮮度がなくなってしまったので、前回からこれまでに行われた主な大会の結果を並べたいと思います。

▼パンアメリカン選手権

7月中旬にブラジルのリオデジャネイロにてパンアメリカン選手権が行われました。
南北アメリカ大陸の国々が一堂に会し競い合う大会。
今年はジュニアの試合も行われました。
女子団体ではブラジルがアメリカを破るという快挙を成し遂げ、男子ジュニアではアメリカのフレッド・リチャード、コロンビア勢が活躍しました。

【男子シニア】
〔団体〕
1.アメリカ 245.698
2.ブラジル 244.235
3.カナダ 240.034
〔個人総合〕
1.カイオ・ソウザ(ブラジル) 83.033
2.ユル・モルダウアー(アメリカ) 81.767
3.フェリックス・ドルチ(カナダ) 79.333
〔種目別〕
ゆか…ユル・モルダウアー(アメリカ) 14.367
あん馬…ユル・モルダウアー(アメリカ)13.200
つり輪…アルトゥール・ザネッティ(ブラジル) 14.467
跳馬…カイオ・ソウザ(ブラジル) 14.833
平行棒…ユル・モルダウアー(アメリカ) 14.900
鉄棒…ブロディ・マローン(アメリカ) 14.200

【女子シニア】
〔団体〕
1.ブラジル 162.999
2.アメリカ 161.000
3.カナダ 155.534
〔個人総合〕
1.フラヴィア・サライバ(ブラジル) 55.399
2.ケイ・ゼニス(アメリカ) 54.199
3.エミール・ブラッケリー(アメリカ) 52.933
〔種目別〕
跳馬…アンドレア・ナヴァス・ボイド(パナマ) 13.333
段違い平行棒…レベッカ・アンドラーデ(ブラジル) 14.967
平均台…フラヴィア・サライバ(ブラジル) 14.433
ゆか…ケシア・ディチェロ(アメリカ) 13.467

【男子ジュニア】
〔団体〕
1.アメリカ 234.750
2.カナダ 225.850
3.ブラジル 224.000
〔個人総合〕
1.フレデリック・リチャード(アメリカ) 82.200
2.アンヘル・バラハス(コロンビア) 76.350
3.カミロ・ヴェラ(コロンビア) 76.100
〔種目別〕
ゆか…フレデリック・リチャード(アメリカ) 13.800
あん馬…カミロ・ヴェラ(コロンビア) 12.550
つり輪…フレデリック・リチャード(アメリカ) 13.050
跳馬…フレデリック・リチャード(アメリカ) 14.075
平行棒…カミロ・ヴェラ(コロンビア) 13.650
鉄棒…アンヘル・バラハス(コロンビア) 13.400

【女子ジュニア】
〔団体〕
1.アメリカ 157.266
2.カナダ 146.899
3.アルゼンチン 146.067
〔個人総合〕
1.ドゥルシー・グレイ・ケイラー(アメリカ) 51.666
2.ティアナ・スマナセケラ(アメリカ) 51.567
3.イザベラ・アイェレン・アヤラ(アルゼンチン) 50.934
〔種目別〕
跳馬…ティアナ・スマナセケラ(アメリカ) 13.450
段違い平行棒…アリシア・ドロシー・ゾウ(アメリカ) 13.500
平均台…ティアナ・スマナセケラ(アメリカ) 13.200
ゆか…ティアナ・スマナセケラ(アメリカ) 13.133

パンアメリカンの動画はこちらのチャンネルをたどればいくつかアーカイブが残っています。


▼コモンウェルスゲームズ

開催前にすったもんだあった今大会(詳しくは過去の記事を参照)ですが、北アイルランド勢も無事に大会に参加できました。
イングランド代表ジョー・フレイサーの故郷であるバーミンガムでの開催とあって、イングランド勢の盛り上がりがすさまじく、男子は全8競技のうち7競技で金メダルを獲得するという無双っぷり。イングランド代表ジェイク・ジャーマンが4冠を達成し、ブレイクしました。

【男子】
〔団体〕
1.イングランド 254.550
2.カナダ 241.200
3.キプロス 239.650
〔個人総合〕
1.ジェイク・ジャーマン(イングランド) 83.450
2.ジェームス・ホール(イングランド) 82.900
3.マリオス・ゲオルギウ(キプロス) 81.750
〔種目別〕
ゆか…ジェイク・ジャーマン(イングランド) 14.666
あん馬…ジョー・フレイサー(イングランド) 14.833
つり輪…コートニー・タロック(イングランド) 14.400
跳馬…ジェイク・ジャーマン(イングランド) 14.916
平行棒…ジョー・フレイサー(イングランド) 15.000
鉄棒…イリアス・ゲオルギウ(キプロス) 14.466

【女子】
〔団体〕
1.イングランド 161.100
2.オーストラリア 158.000
3.カナダ152.700
〔個人総合〕
1.ジョルジア・ゴッドウィン(オーストラリア) 53.550
2.オンディーヌ・アカンポン(イングランド) 53.000
3.エマ・スペンス(カナダ) 52.350
〔種目別〕
跳馬…ジョルジア・ゴッドウィン(オーストラリア) 13.233
段違い平行棒…ジョルジア・マエ・フェトン(イングランド) 13.900
平均台…ケイト・マクドナルド(オーストラリア) 13.466
ゆか…アリス・キンセラ(イングランド) 13.366

非公式ですが、男子個人総合で優勝したジェイク・ジャーマンの動画があります。


▼全国高校総体

四国で行われた全国高校総体。いわゆるインターハイです。体操競技は愛媛県で行われました。
通常の体操のルールとは少し異なり、特別な加点などが施される大会でもあります。
男子は高校生スター谷田雅治選手が優勝。女子は世界選手権代表宮田笙子選手が完全制覇を達成しました。

【男子】
〔団体〕
1.船橋市立船橋高等学校(千葉) 247.529
2.作新学院高等学校(栃木) 244.695
3.仙台大学附属明成高等学校(宮城) 239.327
〔個人総合〕
1.谷田雅治(作新学院高等学校) 84.964
2.須永光輝(船橋市立船橋高等学校) 84.332
3.戎燿汰(清風高等学校) 81.964
〔種目別〕
ゆか…谷田雅治(作新学院高等学校) 14.766
あん馬…阿部檜生(茨城県立勝田工業高等学校) 13.933
つり輪…板橋永久(駒澤大学高等学校) 14.333
跳馬…新関愛翔(山形県立庄内総合高等学校) 15.066
平行棒…荻野英之助(習志野市立習志野高等学校) 14.400
鉄棒…谷田雅治(作新学院高等学校) 14.166

【女子】
〔団体〕
1.福井県立鯖江高等学校(福井) 171.296
2.名古屋経済大学市邨高等学校(愛知) 164.298
3.大智学園高等学校(東京) 158.829
〔個人総合〕
1.宮田笙子(福井県立鯖江高等学校) 59.133
2.楠元妃真(福井県立鯖江高等学校) 56.498
3.岡村真(暁高等学校) 55.966
〔種目別〕
跳馬…宮田笙子(福井県立鯖江高等学校) 14.500
段違い平行棒…宮田笙子(福井県立鯖江高等学校) 14.700
平均台…宮田笙子(福井県立鯖江高等学校)14.933
ゆか…宮田笙子(福井県立鯖江高等学校)15.000

インハイTVというサイトでライブ配信のアーカイブを見ることができます。
班ごと、種目ごとに分かれているので全部見るのは相当なヲタクでしょう。

▼全日本ジュニア選手権

インターハイが終わって間もない頃、毎年横浜で行われている全日本ジュニア選手権。インターハイとはまた違うルールで競われる大会です。
インターハイは各県から最大6名までしか出られませんが、この大会はそういった縛りはありません。

【男子】
〔団体〕
1.市立船橋高校体操クラブ 245.150
2.作新クラブ 242.650
3.仙台大明成クラブ 236.650
〔個人総合〕
1.谷田雅治(作新クラブ) 83.850
2.須永光輝(市立船橋高校体操クラブ) 82.950
3.岸田匡玄(洛南クラブ) 81.150

【女子】
〔団体〕
1.レジックスポーツ 29.030
2.米田功体操クラブ 248.727
3.とらい体操クラブ 246.660
〔個人総合〕
1.曽根崎しずく(鳥栖体操クラブ) 54.556
2.中村遥香(なんば体操クラブ-ngc) 53.299
3.山口幸空(米田功体操クラブ) 53.032

こちらのサイトからyoutubeへ飛ぶことができます。動画は種目ごとに分かれていて、好きな種目を集中して見ることができます。

▼ヨーロッパユースオリンピックフェスティバル(EYOF)

7月下旬にスロバキアのバンスカー・ビストリツァにて行われたヨーロッパユースオリンピックフェスティバル、通称EYOF。
2年に一度、奇数年に開催されていますが、昨年は新型コロナウイルスの影響で今年に延期となって開催された大会です。ヨーロッパのジュニア選手が集まる大会で、女子はルーマニアの復活の兆しが見え始め、男子は8競技すべて異なる国が金メダルを獲得するというおもしろい結果となりました。

【男子】
〔団体〕
1.イタリア 158.750
2.イギリス 158.550
3.スイス 158.200
〔個人総合〕
1.ラドミール・ステルマク(ウクライナ) 79.900
2.リカルド・ヴィラ(イタリア) 79.850
3.マテオ・ジウベリーニ(スイス) 79.500
〔種目別〕
ゆか…ダニー・クラウチ(イギリス) 13.900
あん馬…クリスティヨナス・パデジマス(リトアニア) 14.466
つり輪…ルイス・イル・サン・メランダー(スウェーデン) 13.633
跳馬…ジョオナ・レイマン(フィンランド) 14.333
平行棒…ジュッカ・オレ・ニッシネン(ドイツ) 13.566
鉄棒…ドミトロ・ドツェンコ(イスラエル) 13.633

【女子】
〔団体〕
1.ルーマニア 102.950
2.ドイツ 102.500
3.イタリア 102.150
〔個人総合〕
1.ヘレン・ケヴリック(ドイツ) 51.750
2.アマリア・プフリー(ルーマニア) 51.650
3.リロウ・ヴィアラ(フランス) 51.650
〔種目別〕
跳馬…ヘレン・ケヴリック(ドイツ) 13.516
段違い平行棒…マルティナ・ピエラッティ(イタリア) 13.566
平均台…アマリア・プフリー(ルーマニア) 13.366
ゆか…アマリア・プフリー(ルーマニア) 13.200

非公式ですが、種目別前半種目がアップされています。
男子ゆか男子あん馬/女子跳馬男子つり輪/女子段違い平行棒

▼イスラム連帯競技大会

8月中旬にトルコのコニヤにて行われたのが、イスラム連帯競技大会。イスラム教を信仰する国々が集まって競う、4年に一度開催される大会です。主な参加国は、トルコ、イラン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、インドネシア、カザフスタン、マレーシア、アルジェリア、カタール、ヨルダンなど、中東、コーカサス、西・東南アジア、アフリカからも参加する規模の大きい大会です。
体操競技では開催地のトルコ勢が活躍。リヴィングレジェンド・チュソビチナさんも参加していました。大会サイトで得点が確認できない部分もありました。

【男子】
〔団体〕
不明
〔個人総合〕
1.アデム・アジル(トルコ) 84.900
2.イワン・ティホノフ(アゼルバイジャン) 80.850
3.ラスリヨン・アブドゥラヒモフ(ウズベキスタン) 80.650
〔種目別〕
ゆか…アフメット・オンデル(トルコ) 14.650
あん馬…アーマド・アブ・アル・ソウド(ヨルダン) 14.900
つり輪…アデム・アジル(トルコ) 14.900
跳馬…イワン・ティホノフ(アゼルバイジャン) 14.550
平行棒…フェルハト・アルジャン(トルコ) 14.900
鉄棒…アフメット・オンデル(トルコ) 14.300

【女子】
〔団体〕
1.トルコ 168.550
2.カザフスタン 162.400
3.ウズベキスタン 158.400
〔個人総合〕
1.ベンギス・ユルドゥス(トルコ) 49.000
2.ディルドラ・アリポワ(ウズベキスタン) 48.400
3.セヴギ・セダ・カイソグル(トルコ) 48.300
〔種目別〕
跳馬…オクサナ・チュソビチナ(ウズベキスタン) 得点不明
段違い平行棒…セヴギ・セダ・カイソグル(トルコ) 12.767
平均台…ディルドラ・アリポワ(ウズベキスタン) 得点不明
ゆか…アイダ・バイルジャノワ(カザフスタン) 12.800

▼ヨーロッパ選手権

8月中旬にドイツのミュンヘンで行われたヨーロッパ選手権。
毎年女子と男子に分けて行われます。今年はジュニア競技も行われました。
ロシアとベラルーシは参加していません。
女子はイタリア勢、男子はイギリス勢が強さを見せました。
東京オリンピックで団体の権利を得られなかったトルコ勢が躍進。地中海大会やイスラム大会からの勢いを感じます。

【男子シニア】
〔団体〕
1.イギリス 254.295
2.イタリア 247.494
3.トルコ 246.162
〔個人総合〕
1.ジョー・フレイサー(イギリス) 85.565
2.アフメット・オンデル(トルコ) 85.131
3.アデム・アジル(トルコ) 84.465
〔種目別〕
ゆか…アルチョム・ドルゴピアト(イスラエル) 14.966
あん馬…ハルチュン・メルディニヤン(アルメニア) 14.733
つり輪…エレフテリオス・ペトロウニアス(ギリシャ) 15.133
跳馬…ジェイク・ジャーマン(イギリス) 14.983
平行棒…ジョー・フレイサー(イギリス) 15.333
鉄棒…マリオス・ゲオルギウ(キプロス) 14.400

【女子シニア】
〔団体〕
1.イタリア 165.163
2.イギリス 161.164
3.ドイツ 158.430
〔個人総合〕
1.アジア・ダマート(イタリア) 54.732
2.アリス・キンセラ(イギリス) 54.132
3.マルティナ・マッジオ(イタリア) 53.965
〔種目別〕
跳馬…ツォフィア・コバチ(ハンガリー) 13.933
段違い平行棒…エリザベス・ザイツ(ドイツ) 14.433
平均台…エマ・レオニー・マリュースキー(ドイツ) 13.466
ゆか…ジェシカ・ガディロワ(イギリス) 14.000

【男子ジュニア】
〔団体〕
1.イタリア 237.395
2.フランス 236.160
3.イギリス 236.129
〔個人総合〕
1.ボトンド・モルナー(ハンガリー) 79.964
2.ダニエル・カリオン・カロ(スペイン) 79.032
3.ルーベン・ウォード(イギリス) 78.966
〔種目別〕
ゆか…ダニエル・モウスチディス(ドイツ) 13.700
あん馬…リカルド・ヴィラ 14.000
つり輪…ルイス・イル・サン・メランダー(スウェーデン) 13.633
跳馬…ジョオナ・レイマン(フィンランド) 14.549
平行棒…エリク・バクダサリヤン(アルメニア) 13.600
鉄棒…ドミトロ・ドツェンコ(イスラエル) 13.366

【女子ジュニア】
〔団体〕
1.イタリア 153.996
2.ルーマニア 150.495
3.ドイツ 150.329
〔個人総合〕
1.ヘレン・ケヴリック(ドイツ) 52.932
2.アマリア・ジゴアルタ(ルーマニア) 51.432
3.ヴィオラ・ピエラッツィーニ(イタリア) 50.099
〔種目別〕
跳馬…サブリア・マネカ・ボイネア(ルーマニア) 13.250
段違い平行棒…マルティナ・ピエラッティ(イタリア) 13.433
平均台…アナ・ラシュチェフスカ(ウクライナ) 13.200
ゆか…アマリア・プフリー(ルーマニア) 13.233

大会公式youtubeチャンネルが再生リストを作っています。

▼全日本学生選手権

8月下旬、三重県四日市市で全日本学生選手権、通称インカレが行われました。順天堂大学3年生の橋本大輝選手が、すでに代表に決まっている世界選手権に向けて、新しい演技構成を携えて個人総合3連覇を達成。同じく世界選手権代表の日本体育大学の土井陵輔選手、坂口彩夏選手、筑波大学の深沢こころ選手も参加。深沢選手は女子個人総合で優勝しました。

【男子】
〔団体〕
1.順天堂大学 418.292
2.日本体育大学 408.791
3.筑波大学407.757
〔個人総合〕
1.橋本大輝(順天堂大学) 88.331
2.三輪哲平(順天堂大学) 83.322
3.土井陵輔(日本体育大学) 83.065
〔種目別〕
ゆか…築山翔馬(大阪体育大学) 14.566
          橋本大輝(順天堂大学) 14.566
あん馬…橋本大輝(順天堂大学) 14.666
つり輪…金田希一(鹿屋体育大学) 14.733
跳馬…岩澤将英(仙台大学) 15.066
平行棒…橋本大輝(順天堂大学) 14.733
鉄棒…橋本大輝(順天堂大学) 15.000

【女子】
〔団体〕
1.日本体育大学 260.362
2.筑波大学 255.961
3.順天堂大学 245.559
〔個人総合〕
1.深沢こころ(筑波大学) 52.600
2.野口祐美賀(東京女子体育大学) 52.032
3.坂口彩夏(日本体育大学) 51.899
〔種目別〕
跳馬…佐藤涼香(筑波大学) 13.700
段違い平行棒…芹田未果子(筑波大学) 13.833
平均台…芦川うらら(日本体育大学) 14.000
ゆか…花島なつみ(日本体育大学) 13.200

橋本選手の6種目の映像がyoutubeにアップされています。


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