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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2024年1月

今年は雪が少なくてほっとしましたが、やはり気候変動によるものなのでしょうか。
写真は去年に受験した森林インストラクター試験の合格通知書です🎊

活動報告1.『遠野 森のがっこう』の活動報告会&新年会

●日時:2024年1月13日(土)
●場所:みちのく荘
●内容:活動報告会、エコネット新年会
●所感:
1月13日(土)はみちのく荘という民宿にて、遠野エコネットの『遠野 遠野 森のがっこう』の活動報告会と新年会が行われ、参加しました。
今年の3月にオープン予定の『森のがっこう』の設立理念、取り組みたいプログラム、運営体制などなどを菜々さんの方からご説明されました。
ナナさんにも和さんと同じくらい熱い”パッション”を持たれているんだなぁと感銘を受けました。
この森のがっこうは、環境のことも、社会のことも、教育のことも、子どもも大人も、森を通して学べる場所になりそうです。
森林教育に興味のある方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。
そのあとは集まった方々で新年会が行われ、ひとりひとりの自己紹介を行いました。
皆さん、多種多様な人たちが集っておられました。
エコネットの理事の方々、花巻にあるパーマカルチャー農園の『ウレシパモシリ』の研修生の方たち、山地酪農の『中洞牧場』から中洞さんとその研修生の方たち、岩手県初のジュニアツリークライマーとなった梅村琴和くん親子、などなど。
皆さん、それぞれ森やエコネットへの想いを語らい合いました。
こういう形で、市町村の垣根を越えて緩く連帯し、自然の豊かさを社会の豊かさへとリンクしていけたら良いなと思いました。
そのあと宿泊する人たちは、部屋に車座になりどっぷりと深夜まで呑み続けました😂

千葉和さんの長女・ナナさんが説明されました
宴会の最後はやっぱり和さんのソロライブ♪

活動報告2.『山仕事はじめの一歩(入門)講座』

●日時:2024年1月14日(日)
●場所:土淵地区センター
●内容:山道具、伐倒に関する座学
●所感:
1月14日(日)は土淵地区センターにて、『山仕事はじめの一歩(入門)講座』に参加しました。この日は座学で安全講習を学びました。これまで実践で学んできたことを改めて復習するように、使用する道具や伐倒の伐り方などを教えていただきました。午後はグループとなり、現場を模擬した絵の事例からKY活動を行い、発表を行いました。山の現場ではありとあらゆる要素の危険があると思います。それら一つ一つを確認し、声に出して周囲と共有する行動が大事なのだと思いました。この度もありがとうございました🌟遠野エコネットの関係者の皆さん、今年もよろしくお願いします!

KY活動の模擬も行いました◎

活動報告3.雑木林の伐採@甲子町

●日時:2024年1月17日(水)
●場所:甲子町の森林
●内容:アカマツ・コナラの伐採
●所感:
1月17日(水)は『森結』の石塚さんが普段整備されている、釜石市甲子町の森林にてコナラやマツの伐採を行いました。
この森林でも「ナラ枯れ」が広がっており、この病気にかかったコナラは、カシノナガキクイムシが空けた無数の穴と、そこからフラス(木屑)が流れ出しているのが分かります。これ以上ナラ枯れを広げないためにも、感染した木や老齢木は積極的に伐って行く必要があります。
これまで主にスギの伐採を行っていたのですが、マツ・コナラはスギよりも重量があり、かつ偏心木が多いため、今回の作業でも掛かり木となってしまい、その処理に手間がかかりました😖
それでも、こういった樹木が混み合った現場ですと掛かり木は必至であり、それを前提としてどうやって安全に効率的に倒すかを考えるのが肝のようです。実際に本日の作業では、フェリングレバーやロープ・動滑車などを駆使して何とか動力なしで地面に倒すことができました🙆‍♂️
スギ以外の樹木もいちど伐採をしておくと、
その経験が次に伐採するときにも活かせられると思いました。
石塚さん、この度もありがとうございました!

お分かりいただけただろうか?
無数の穿孔とそこからフラスが流れているのを。。
混み合った林分+枝ぶりが大きい広葉樹の伐倒は、
かかり木が不可避!

活動報告4.TK-1,2 (樹木の基礎知識)講習会

●日時:2024年1月19日(金)~20日(土)
●場所:アーボリストトレーニング研究所本部
●内容:樹木に関する基礎知識、危険度評価
●所感:
1月19日(金)から20日(土)にかけて、名古屋のATI(アーボリストトレーニング研究所)本部にて、『TK-1,2 (樹木の基礎知識)講習会』を受講しました。
(案の上、方向音痴な私は、道中に謎の古墳スポットにハマってしまい、道に迷いかけました😇) 
講師は、森林業界でもレジェンド的存在とも言える、岐阜県立森林文化アカデミー所属の川尻秀樹先生です(通称ジリさん)。樹木医でもあり、樹護士でもあり、森林インストラクターでもあり、ISAツリーワーカーでもありと、森林に関わるあらゆる資格を有し、森林に関する膨大な知見と経験をお持ちの方です。
普段、私がお世話になっている小山石さんやコバキヨさんからも、「お会いできるチャンスがあるうちに会っておいた方が良いよ!」とお勧めされたため、残っている予算は度外視して受講を決めました💪
講習会では二日間にかけて、樹木の生物学・樹木同定・危険度評価と危機管理を学びました。
分厚い英語で書かれたアーボリストのテキストを参照しながら(頭パンクしそうでした🤯)、非常にたくさんの知識を吸収できました。
ここには書ききれないほどのことを学びましたが、中でも講義の途中で、スザンヌ・シマードという森林生態学者の方が、樹木同士は空気中や地中で情報と栄養を交換し合い、コミュニケーションネットワークを形成していることを発見された話を引用されました。
そういった樹木の持つ素晴らしいポテンシャルが少しずつ分かってきている中で、何も知らず杜撰な施業を行う事例がいかに多いか、ということを問題視されていました。
我々からすれば樹木や植物は動かず物言わぬ存在のように見えますが(だからこそこんなにも彼らに対し残虐な行為をできるのでしょうが)、我々以上に賢く、強かに生きているのだと、改めて感動しました。
樹木に限らずですが、
知れば知るほど・学べば学ぶほど、
如何に自分が無知であったかを知らされ、
無学であったかを学ばされるものだと思います。
(決して誰かよりも優位になった気になるのではなく)
また川尻さんも、「いろいろな知識を持っとると、セールストークにもなるやろ笑」とも仰っていました。講習会費は一時の支出でも、知識は一生の財産だと思います💰
森林・林業関係者の方々には特にお勧めしたいセミナーでした🌳

川尻先生とアーボリストの皆さん
教科書は全部英語でした( ;∀;)

活動報告5.地域づくり人材活動事例発表会

●日時:2024年1月31日(水)
●場所:いわて県民情報交流センター
●内容:岩手県の地域おこし協力隊現役・OBOGの事例発表
●所感:
1月31日(水)はいわて県民情報交流センターにて行われた、『地域づくり人材活動事例発表会』に伊藤くんと参加して参りました。主催は『いわて地域おこし協力隊ネットワーク』の方々です。
基調講演では南伊豆でゲストハウス『ローカル×ローカル』を運営される伊集院さんのお話から始まり、各ローカルプレイヤーの方々の発表が行われました。聴講者の方々も、普段からお世話になっている人たちが多かったので完全アウェーにはならずほっとしました☺️ 私自身の発表は、どうでも良い自己紹介で5分以上割き、特にオチもないまま突っ走りました🤣
伊藤くん含め多くの人たちがすでに法人や任意団体を立ち上げてプロジェクトを進めており、やはり自分よりも何歩も先に行かれているなぁと実感しました。「まずは自身がローカルで食っていけること」を満たしている、あるいはそれを大前提の命題と捉えている、というのがみなさんに共通した志向であると感じました。
その上で、伊集院さんが言われたように、「観光客が増えた・移住者が増えた・関係人口が増えた・・・でもそれって本当の『まちおこし』なのか、改めて考えるようになったんです。」と、さらに次数の高い問いへ向かっていく必要があるのだと思います。
私なんかまったく有用な発表はできていなかったのですが、それでも発表後や懇親会で様々な方に声をかけられ、お話しする機会が得られたのは良かったと思えました。こういう交流の場にこそ新たな"ニーズ"と"シーズ"が転がっているかもしれません。
それと、意味はなくとも楽しそうにしているのはローカルで大成するのにとても重要なのかもしれません。意味もわからないし、うまくいくかもわからない"けど楽しそう"。伊集院さん曰く、楽しそうじゃない人や場所に人は集まりませんからとのことでした。なので、これからも楽しくやっていきましょう🤪オラ、ワクワクすっぞ💪
いわて地域おこし協力隊ネットワークの皆さん、参加者の皆さん、この度はありがとうございました!

プロフィールだけで5分以上使っちゃいました(#^.^#)


われらが伊藤CEOも参戦!
岩手ローカルプレイヤーの若きホープ🌟

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