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インフルエンサーマーケティング初心者からのよくある質問と間違った回答について

どうもタイゾーン(@tai_zoone)です。

YouTubeの市場調査、インフルエンサーマーケティング、YouTubeチャンネルの運営を日々仕事にしています。

今日は、まだYouTuber(インフルエンサー)を使ってプロモーション(タイアップ動画の製作)を実施したことがない企業(担当者)からくるよくある質問とそれに対する回答を書きたいと思います。

①費用はどれくらい?

最も多く聞かれるのが、「費用はどれくらい?」という質問です。が、これに答えなんてありません。1万円のYouTuberもいれば、1,000万のYouTuberもいます。
(ここではYouTuberのタイアップ動画を例に話しています)
よくある回答としては、
・相場は登録者数*●●円(1.5~3)
・平均再生数*10円(1再生10円)

といった回答がありますが、この回答は何の役にも立ちません。(いや、少しは役立ちますね...?!)

実際に事務所によって値段の付け方は様々ですし、大体3ヶ月スパンで費用も大きく変動します。さらに最近では芸能人などの参入もあり、YouTubeチャンネルに数字はなくても「本人」にブランドがあるチャンネルはその分費用が上乗せされています。

要は、相場なんてあるようでまだ全然無い市場なわけです。
詳しい人が見ても判断するのが難しい時は多々あります。

費用について個人的な回答としては「事務所に聞いてみないと分からないですね」といったところでしょうか。
事務所から費用を提示されて判断ができない人は、信頼できる人に妥当かどうか聞くのが無難です。

②うまくいった事例をください

次によくある質問が、「うまくいった事例をください」と言った質問(要望)です。
要は、現場の方が上長などに話しを通す為にも事例が必要なケースはよくあります。
勿論こういった声は無視できないので、事例を出す事もよくあるのですが、大体のプロモーションは事例通りにはいかないものです。当たり前です。
一件似ているような商材であっても、プロモーションに掛けている予算、商品、目的が全然違うわけですから、「事例をください」というよりは、「この商品ならどのようなプロモーションをすべきか教えてください」の方がよっぽど理に適っていると思います。

この「事例をください」に対する、間違った回答ではこのようなものがあります。
このYouTuberでタイアップしたら100万再生いきました。費用は100万円です
このように視聴単価ベースの回答であれば、そのプロモーションは十中八九うまくいっていないでしょう。
本当にうまくいったプロモーションの例を挙げるときは必ず「これくらい売れました」「これくらい来客が増えました」といった成果ベースでの会話になります。視聴単価を例に出す時もありますが、そういう時は「ブランド認知」という成果が大体セットになってきます。

③効果の良いYouTuberを教えてください

最後に、この「効果の良いYouTuberを教えてください」という質問。これも非常に多いです。
・費用が安いYouTuber(大体再生数に対してが多い)
・急上昇しているYouTuber
・過去プロモーションで大成功したYouTuber

こういった回答を無難に用意することも可能ですが、YouTuberを生かすも殺すも商品企画に掛かっています。この2つが前提として揃っていないと効果の良いYouTuberは誰一人といないでしょう。それくらいYouTuberタイアップは簡単なプロモーションではなくなっています。
自分の回答(回答でもないですが)は「効果の良いYouTuber」という言葉は無くなった方がいい。です笑

以上、YouTuberタイアップに関するよくある質問と回答をまとめてみました。癖のある書き方なので、異論もあると思いますが、最後まで読んだ人はとりあえずコメントを残してもらえると嬉しいです。

これからもマーケティング、カスタマーサクセス担当者にとって役に立つ情報を発信していきます。