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コロナウイルスに関連する動画がYouTubeで収益化できない理由

どうもタイゾーン(@tai_zoone)です。

YouTubeの市場調査、インフルエンサーマーケティング、YouTubeチャンネルの運営、カスタマーサクセスを日々仕事にしています。

今日は、「コロナウイルスに関する動画がYouTubeで収益化できない」「関連やおすすめに載らない」という事について、その理由を考察してみたいと思います。
こちらは、現在Twitterなどで噂になっているので、基本的にそれが本当かどうかの調査はせず、「本当である」ということを前提に考察をしていきたいと思います。

ニュースコンテンツに関するGoogleの対応

2018年3月に虚偽ニュースに関するGoogleの対応として、このようなニュースが出たのを皆さんご存知でしょうか?

Googleは、2018年3月に「虚偽ニュース対策」とメディア企業支援の「News Initiative」に3億ドル投入(約320億円)を投じるとしている。

TwitterやFacebookなども同様で、多くの情報を扱うプラットフォームとして、虚偽ニュース対策は大きな課題となっています。

コロナウイルスに関するニュースでも、「大した事ない」「死者●万人」と現在、様々な噂が飛び交っており、全世界的に何を信じて良いのか分からなくなっています。

「マスクは実際効果がない」

この噂を聞いた人もいると思いますが、後の調査で、マスク着用者と非着用者で感染率に違いが出たらあなたはどう思いますか?

信頼できるニュースチャンネルがオススメ表示される

YouTubeの虚偽ニュース対策として、信頼できるチャンネルを優先表示するニュース速報棚を設けています。

ニュース速報棚は YouTube のトップページに表示されますが、18 歳未満には表示されません。重大なニュースがあった場合は、YouTube のトップページをスクロールすると、ニュース速報棚を見つけることができます。ユーザーが関心を持たない場合、このニュース速報棚は閉じることができます。

この「信頼できるチャンネル」ですが、申請制になっています。

YouTube のニュース棚とパネルに取り上げられるチャンネルには、Google ニュースのコンテンツ ポリシーに準拠しているニュースサイトのみが含まれます。YouTube のニュース サービスに掲載されるための資格の取得に興味のあるニュース メディアは、Google パブリッシャー センターで YouTube チャンネルを Google ニュースに登録するための申請を行ってください。

ですので、現在はコロナウイルスとYouTubeで検索しても、ANNnewsCHなど、企業チャンネルの動画ばかり表示されているのです。

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検索からの表示に関しては、一般YouTuberはほぼほぼノーチャンスでしょう。

何故収益化できないのか?

では、何故コロナウイルス関連の動画が収益化できないのでしょう?
広告主目線で言えば、虚偽ニュースを発信している動画に自社の広告が流れたらイメージが低下しますよね。

「コロナは安全!風邪薬で治ります!」と発言しているチャンネルの冒頭や動画の途中に、コカ・コーラなどのCMが入ったらどうでしょう?
広告主は、そのような動画に広告を入れたいとは思わないですよね。

コロナウイルスのように、全世界的に大きな問題となっていて、未だ信頼できるソースが不明確なニュースに対しては、タイトルやタグのキーワードを基準に広告をブロックしていくしかYouTube側も対策のしようがないのではないでしょうか?

YouTube(Google)は「虚偽ニュースを広めたくない」との思いが強いのですから、関連動画やあなたへのオススメにもコロナウイルスを扱った動画は載せたくないですよね。それが伸びない理由に繋がっているのではないかと思います。

トレンドを扱った動画制作は再生数を伸ばす上で重要ですが、「自然災害」に関しては、無理して動画を制作しないほうが良いかもしれません。

勿論、HikakinTVのような「支援を集める」など、「収益」「再生数」以外に社会貢献としての目的があれば投稿自体に問題はないと思います。むしろインフルエンサーとして素晴らしい行動だと思います。

あくまで独自考察にはなりますので、こちらの情報の取り扱いにも注意してください(笑)

追記:noteもしっかり対応していますね。

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これからもマーケティング、カスタマーサクセス担当者にとって役に立つ情報を発信していきます。