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普段YouTuberのサポートしている人がYouTuberになって分かったこと

どうもタイゾーン(@tai_zoone)です。

YouTubeの市場調査、インフルエンサーマーケティング、YouTubeチャンネルの運営、カスタマーサクセスを日々仕事にしています。

今日は、YouTubeの運営について書いていきたいと思います。
最近私は、趣味の釣りチャンネルを会社のメンバーで立ち上げました。

是非チャンネルとうろ...
釣りチャンネルなので、現在のコロナの影響も結構大きいです。
動画はまだ3本。課題が多いのは分かっています(笑)

一応、YouTuberの支援をしていたり、kamui trackerというYouTubeデータ分析ツールを開発している会社で働いているので、今回のnoteでは、YouTube開設までにどんなことをしたのか。そして、実際に撮影をして新たに気づいたことを簡単にまとめていきます。

市場調査

チャンネル立ち上げ前にやったことは市場調査です。釣り系のチャンネルといえば、釣りよかでしょう。釣りいろは。渥美拓馬、、など大手チャンネルが多くありますが、小さいチャンネルまでは全然把握できていませんでした。

そこで、kamui trackerで「釣り系」チャンネルを洗い出し。これが思った以上に多く、釣りは既に、レッドオーシャンであることに気づきます。

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ですが、よくよく見ていると、多くのチャンネルが「継続できていない」「声なしでテロップ解説」「出演者は一人」だったので、演者3人でしっかり編集すれば見てもらえるかもしれない!という期待とモチベーションがあがり、挑戦することに決めました。

実際に同じ会社で、同じ部署の3人でやっている釣りチャンネルは見当たらなかったので、これはこれで差別化はできているかなとも思いました(笑)

レッドオーシャンの中から小さな光を見つけた感じです。

ベンチマークから学ぶ

さて、ベンチマークを選定する作業ですが、これは釣り界のレジェンド「釣りよかでしょう。」から学ぶしかありません。
ベンチマークを選定したといっても、よくある、「当たっている企画を分析する」とかではなく、どういう風に撮影しているか?を徹底的に見直しました。(彼らは九州で我々は関東なわけで、企画は参考にならないほど環境が大きく違いました)

・使っている機材は何か?
・GoProは何モデルを使っているのか?
・GoProは胸につけているのか、頭につけているのか
・予備バッテリーは何個もっているのか
・暗闇で撮影するときはどうしているのか
・常に固定カメラを置いているのか
・釣れた瞬間の周りの動きはどうなっているのか
・動画の構成 (OP/釣り/ED)

こんなところを中心に見て、動画撮影のイメージを持つのと同時に、機材の購入も行いました。

チャンネル名 / チャンネルアート / アイコン決め

チャンネル名は、「おま釣り。」にしました。
「釣り」というワードは入れたかったのと、3人でやっている賑やかさを「お祭り」に掛けています。
また、釣りはまだまだ初心者なので、釣り用語の「おまつり(糸が絡みあうこと)」にも掛けました。最後の「。」は釣りよかでしょう。をリスペクトした形です(笑)

これも、実際に似たような名前が使われていないかしっかり調べて決めました。(一人いましたが、最近運営されてなかったので良いかなと)

チャンネルアイコンやチャンネルアートに関しては、人ではなくトレードマークみたいな形にしたいね。という意見があり、お祭りをイメージして提灯背景に魚の絵にしています。
これは、市場データなどは関係なく、チャンネル名が決まったと同時にイメージが湧いてすぐに方向性が固まりました。

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撮影してみて分かる、釣りチャンネルの過酷さ

初めて投稿したのは三浦半島で釣りをしたこの動画です。

若干サムネ盛り気味ですが(笑)
釣りをしている人は分かると思いますが、陸から釣りをしていると「今日は無理(釣れない)だな・・・」と感じるときがあります。

実際三浦で釣りをしたときに我々も感じていました。最初はモチベーション高く、GoProや置きカメラで撮影を続けていくのですが、段々釣れる気がしなくなり、撮影を続けるのも面倒になってきました。

場所を移動しているのにも関わらず、「移動しまーす!」などカメラに向かって話すこともしません(今思うとダメダメですね)。

そして、適当になったタイミングで、魚は突然釣れるわけです。
この動画では、私が大きめの魚を釣っていますが、撮影の意識はなく、GoProもつけていませんでした(笑)

せっかく3人で遠征しているのに、撮れ高が全くない虚しさと、ずーっと撮影しつづける苦労が身に沁みて分かりました。釣りよかさんは凄いです。

料理動画撮影の難しさ

最近では釣りの動画撮影にも慣れてきましたが、料理の動画も撮影をし始めています。家のキッチンで固定カメラをおいて、喋りながら料理をする。

普段YouTubeで見ていることを実際に行うとこれほどまでに難しいのか・・・と痛感しました。実際に自分が撮った動画は、顔が見切れていたり、料理シーンに背中しか映ってなかったり、ボソボソ喋っていたりなど改善点が多かったです。

釣った魚は1匹しかいません。撮り直しはできないのです。

まとめ 〜YouTubeを始めてよかったこと〜

これまで、ゲーム実況チャンネルを友人と始めてそこそこ伸びたことはありましたが、実写だと全く違う世界が待っていました。
YouTubeチャンネルのアドバイス・サポートをしてきて、実際に伸びてくれているチャンネルも多くありましたが、カメラの前で表現することの大変さを身を持って知ることができたので、今後は些細なことも「出来て当たり前」としてアドバイスすることはなくなると思います。

自分のチャンネルの今の課題は「投稿本数」ですこの「おま釣り。」チャンネルも無理せず楽しく伸ばしつつ、仕事では、よりYouTuberにとって有益な情報を発信し、運営が楽しくなるためのツールの開発やアドバイスなどでサポートしていければなって思ってます。

このnoteもそうですが、発信をすることは、多くの「些細なこと」に気づけるのでやはり大事ですね。頑張って続けていきます。

あー、釣り行きたい。。

これからもマーケティング、カスタマーサクセス担当者にとって役に立つ情報を発信していきます。