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日常写真

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2020年8月の記事一覧

8月の緑

昼の緑地。木々は静まり返っていて、生い茂った緑色がちょっと生々しく迫ってくるように感じられる。今年も猛暑だけど、去年までの熱波とは違って暑さは少しマシかなと思う。帰ったらしなければならないことが残っていて、それが片隅に引っかかっているのだけど、短い時間、目の前の景色を写真に撮っていた。

どこかの場所からの眺め

写真に写っている光景のなかに自分はいないけれど、どこかからそれを眺めている自分がいる。空とか、遠くの山々、街、木々といったもの。カメラは外界を内側へと裏返して記録する装置で、写っている景観はどこか特定の場所からの眺めなのだから、その場所から見ている誰かがいなければ、世界は成立しない。どこでもない場所から世界を眺めることはできないだろう。誰の視点でもない眺めというのは想像できないけれど、誰かが見ているわけではなくても、世界はそのとおりにあって、眩しい光を発している。