「あゝ野麦峠」

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「あゝ野麦峠」


「YouTube」を散歩しているといい映画と出会うことがある。「あゝ野麦峠」と出会った。観ていない映画。気になって視聴してみた。2時間33分の「完全版」である。
冒頭からショッキングな映像が流れます。20世紀初頭、今では信じられないような劣悪な環境で働かなければならなかった10代の少女たちの物語である。「野麦峠」は岐阜県と長野県の境に位置する地名。13歳の少女政井みねが苦しい家計を助けるため岐阜県飛騨地方の寒村から長野県岡谷市の製糸工場に行く。過酷な労働を強いられ結核に感染し十分な治療も受けられず兄の背中に背負われ郷里へ帰る途中で息を引き取る。
昭和44年に吉永小百合主演で企画されたが実現せず、昭和53年に大竹しのぶで実現した。当時は仕事人間の典型の私は映画など観る余裕はまったくなく映画化されたことも知らなかったような映画のひとつである。
働くことにわがままになっているような人も出てきた今の時代だがそのような方はYouTubeでこの映画を視聴されるのもいいだろう。

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