TRPG制作日記(499) ゲーム制作でアイデアを発散させる
現代稲生物怪録TRPGはキャラクターを演じながら妖怪屋敷からの脱出を目指す対話型ゲームです。プレイヤーは妖怪使いを演じながら、脱出のために銀の鍵を探します。
今日はアイデアをまとめます。
ゲームにおいて、プレイヤー(参加者、選手)は初期状態から攻略状態までを移動します。
サッカーならば、0対0のキックオフから開始、90分後に自分のチームの点数を相手よりも高くすること。
ボクシングならば、試合開始から制限時間内に相手をKOするか、あるいは制限時間終了時に相手よりも高いポイントを稼ぐことが「攻略」になります。
現代稲生物怪録TRPGはプロローグから開始して、銀の鍵を発見することがゲームとしての攻略になります。シナリオに従って攻略をするので、これをシナリオ攻略と呼びましょう。
シナリオ攻略は、攻略開始から銀の鍵を手に入れるまでです(ただし、ロールプレイは別です)。
ここでTRPGの複雑な点として、プレイヤーはキャラクターを演じるためにそれぞれのキャラクターにキャラクター目的が存在します。シナリオ攻略とは別にキャラクター攻略を必要となります。
よって、RPGはシナリオ攻略、キャラクター攻略、キャラクターの演技の三つがプレイヤーに求められます。以上の三点は、必ずしも互いに葛藤があるわけではありません。
雑に説明すると、現代稲生物怪録TRPGのシナリオ攻略とは「自己肯定感」を高く保ったまま、キャラクター目的をすべて満たして銀の鍵を発見することになります。
そして、アイデアは、以上の攻略開始からシナリオ攻略に至るまでにプレイヤーが知覚する情報です。
アイデアには前提条件と求められる方向があります。
現代稲生物怪録TRPGにおいては、前提条件は、
○銀の鍵を発見する。(シナリオ目的)
○それぞれのキャラクター目的を達成する。(キャラクター目的)
○銀の鍵を見つけるためにNPC(六体の妖怪)から情報を引き出す。(サブ・シナリオ目的)
○主人公達は部屋を移動する。
○対戦する。(TCG要素)
アイデアの方向、まず必要とされるアイデアは、
○どこに銀の鍵があるか?(ラスボスも)
○キャラクターが抱えている思いは何か?
○NPCの個性と、彼等を攻略するための課題?
○妖怪屋敷にはどのような部屋があるか?
○何回、どのタイミングで対戦を行うか?
現代稲生物怪録TRPGの制作には、少なくとも以上の五つのアイデアに関して、できるだけアイデアが必要になります。
今日は以上です。
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