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TRPG制作日記(128) ルールブック第二部の計画

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは即興の演劇であり、数人で協力してその場で物語を生み出します。参加者はゲームマスターとプレイヤーに別れて、ゲームマスターはシナリオを読んでも物語を進行して、プレイヤーはキャラクターシートを読んでその物語の登場人物を演じます。

現在、TRPGのルールブックを制作中です。このルールブックは以下のような構成を計画しています。

 1はじめに
 2世界観
第一部
 3カードプレイヤー
 4行為判定と衝撃
 5アマテラスカード
 6対戦
 7自己肯定感
第二部
 8ゲームマスター
 9セッション
 10シナリオ制作
 11神仏と妖怪
 12アマテラスワールド
 13秘された記録

第一部では、ゲームマスターとプレイヤーの両方が知っておく情報を書く予定です。

第一部の構成としては、第三章はキャラクターシートの情報の読み方、第四章はプレイ中に六面ダイスを振るタイミング、第五章と第六章はアマテラスカードゲームの対戦について、そして第七章はプレイ全体で獲得を目指す自己肯定感を書く予定です。

第二部以降の情報はゲームマスターが必要とする情報が含まれています。

第八章では、ゲームマスターというのはどのような存在なのか、そしてプレイ中にゲームマスターが操作するNPCである【案内役】を説明します。

既成キャラクターシートや自己肯定感と同じように、案内役の存在は『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの一つの特徴です。

案内役が存在することで、ゲームマスターはプレイヤーをプレイ中に自然に助けることができます。


第九章はセッションの進行についてです。

参加者が決まってから、プレイが終了するまでをセッションと呼びますが、そのセッションをどのように進行するのかについてを書きます。

この第九章に関しては、シナリオの読み方だけではなくて、多くの人から集めたセッションを成功するための秘訣のようなものも書けたら書きたいと思います。

行為判定や衝撃を宣言するタイミング、そしてシナリオに典型的に見られる全体の流れや注意点などを書きます。


第二部はゲームマスター用と書きましたが、正確にはゲームマスター用ではなくてシナリオ制作者用でもあります。

第八章と第九章を読めば、ゲームマスターは可能です。そして、第十章以降は自分でシナリオを制作したい人のための情報となります。

第十章の「シナリオ制作」にはシナリオを制作するための情報が含まれています。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、演劇クラブに入り本格的に演劇をする熱意がない人が、気楽にキャラクターを演じる楽しみを楽しめるために制作しています。同時に、ちょっとした物語を考えてみたいと思う人のことも考えています。

今のところ、シナリオの制作が進んでいないので実際にはどのようになるか不安ですが、第十章は力を入れたいと考えています。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』は「あらゆる人々が未来について考えることができる環境を提供する。科学、文学、歴史の物語を結びつけることでそれを実現する」ことを理念としています。

そして、まさにシナリオを制作することにより、神話の法則や文学理論について学ぶことができる、また二十二世紀の科学について考えることができると期待しているからです。


第十一章の「神仏と妖怪」、第十二章の「アマテラスワールド」はこのゲームのデータについて書かれています。

まだ思いつきですが、アマテラスワールドは「天照世界」という名前に変更しようか迷っています。

アマテラスワールドで行われているアマテラスカードゲームというよりも、天照世界で行われているアマテラスカードゲームのほうが漢字とカタカナが混じっていて見やすいからです。

ただ、本当に思いつきです。妖怪の話を訊ねたときに、カタカナのほうが分かりやすい妖怪や神仏の漢字が読めないという意見があったので、漢字を多用することは問題を含んでいます。

カタカナが多いのは読みにくいですし美しくもないですが、しかし実際には神仏と妖怪が漢字なので、アマテラスワールドはカタカナのほうがバランスがよい可能性もあります。検討中です。


アマテラスワールドの地図で、どこまで書くのかはそれほどしっかりとしたアイデアはありません。

アマテラスワールドは平安時代、室町時代、江戸時代、そして大正時代の四つの階層に別れていますが、平安時代だけを詳しく書くのか、あるいは四つの時代をそれぞれ簡単に説明するのかは検討しています。

今のところ、四つの時代をすべて書く予定です。


基本的には、以上の二つの章で妖怪や歴史について勉強できるようなルールブックを目指しています。

ちょっと歴史や妖怪に詳しくなる、そういうルールブックです。


最後の第十三章の「秘された記録」は、秘された記録と呼ばれる巻物の妖怪について書かれています。

秘された記録は小説版には登場せず、まだ詳細な設定もできていません。今後、詳しく設定していきたいと思っています。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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