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TRPG制作日記(233) キャタクター設定(ルールブック第三章)

TRPGを演劇だと考えたときに、キャタクターシートは台本に該当しますが台詞が書かれているわけではありませんし、またバレエの振り付けのように一連の流れが書かれているわけではありません。

キャタクターシートに書かれているのは、キャタクターがするべきことではなくて設定です。この点で、TRPGはストーリーラインが決められてキャタクターが配置されている物語ではなくて、キャタクターが決められてキャラクターの「設定」により展開する小説の仲間です。

小説(ライトノベルを含む)は、「設定」こそが確信の文学です。これはTRPGでも同様です。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGでは、キャラクターシートにはキャタクター設定という項目があり、ここに

外見

名前

年齢

性別

性格(アマテラスワールド)

宇宙都市

という六つの情報が含まれています。これは、プレイヤーが自分が演じるキャタクターの概要を素早く確認するために役立ちます。


もともと、性格はサロンにしていました。そちらの方が具体的で、正確な理解に結びつくからです。

しかし、さっと見たときに性格の方が把握しやすいので、サロンから性格に項目を変更しました。


キャタクター設定は、ルールブックの第三章で説明されます。以下、今回制作された部分です。

ルールブック第三章『

キャラクター設定

 キャラクター設定はカードプレイヤーの基本的な設定である。外見、名前、年齢、性別、性格(アマテラスワールド)、宇宙都市の六項目があり、これらの情報からプレイヤーは自分が担当して演じるカードプレイヤーの全体像を想像する。シナリオの舞台となるのは西暦二一六七年前後、現在から百年と数十年しか経っていないため、文化的には現代日本から大きく隔たってはいない。カードプレイヤーは、今からこの百年と少し後の日本の宇宙都市から接続してくるので、名前の多くは現代日本と同じ日本名である。しかし、現代日本でも日本国には多くの外国人が暮らしており、また日本国籍を持つ日本人にもアイヌ民族やスラブ民族が含まれているのと同様に、二十二世紀の日本国にも日本民族以外の多くの民族が暮らしている。そのため、カードプレイヤーは必ずしも日本名を持つ日本人だけではなく、長期滞在している中国人やアメリカ人、それだけではなく冥王星地方から来た冥王星人もいるだろう。
 カードプレイヤーの名前は、原則として宇宙都市で使用している名前がそのままアマテラスカードで使用される。同時に、外見も、宇宙都市で過ごしている本人の姿がそのままアバターとして再現されている。そのため、アマテラスワールドに匿名性はなく、プレイヤーは演じるときに海外旅行をしている日本人を創造してプレイできる。日本人観光客が多いのはハワイやパリなどの観光地だが、このような観光地で日本の高校生がどのように振る舞うのかを想像すればロールプレイは容易だろう。プレイヤーキャラクターとして使用するカードプレイヤーは宇宙都市の高校生が中心であるため、年齢は15歳から18歳が中心である。とはいえ、実際には年齢よりも学年の方が重要なので、プレイヤーはプロフィールで高校何年生なのかを確認しておくと良いだろう。八惑星連邦日本国の新学期は現代日本と同じく四月から始まる。同じ16歳でも、四月生まれの高校一年生か三月生まれの高校二年生かで先輩と後輩が決まる。年齢だけから、カードプレイヤーの学年を推測することはできない。
 性別は男性と女性、それ以外に別けられる。この項目は曖昧で、普通はセックスを想定して書かれているがジェンダーが書かれている場合もある。ゲイ、レズビアンなどが書かれていたら、それはセックスではなくてジェンダーである。性別だけではなく、キャタクター設定はプレイ開始時点での振る舞いの目安になる情報であり、偽りで、真実が含まれていない場合がある。名前は特別な理由で偽名や筆名かもしれず、性別も本当は女性なのに男性の振りをしているかもしれない。アマテラスワールドは妖怪の世界なので、妖術で自分の姿を変えることすらできる。そのため、性別が何を意味しているかは、プロフィール及びキャラクター背景の情報を見ながら把握すると良いだろう。特にシナリオに恋愛要素が含まれている場合は性別は重要であり、特に記述がなければ、男性は女性に恋愛感情を抱いて女性は男性に恋愛感情を抱くことが想定されている。しかし、もちろん恋愛の様式は多様である。そして、八惑星連邦日本国では、ストレートによる異性間恋愛以外も広く認められている。

』ルールブック第三章

まだ完成ではなく、次回はさらに続きを制作していきます。



今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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