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TRPG制作日記(231) ルールブック第三章「カードプレイヤー」 キャタクターシート

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを開発しており、そのルールブックを制作しています。

前回までに、ルールブックの第二章の草稿を書き終えました。

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGルールブックは、以下のような構成を予定しています。

第一章 はじめに
 第二章 世界観
第一部
 第三章 カードプレイヤー
 第四章 行為判定と衝撃
 第五章 アマテラスカード
 第六章 対戦
 第七章 自己肯定感
第二部
 第八章 ゲームマスター
 第九章 セッション
 第十章 シナリオ制作
 第十一章 神仏と妖怪
 第十二章 アマテラスワールド
 第十三章 秘された記録

今日から、第三章の制作に入りたいと思います。以下、今日の制作部分です。

ルールブック第三章『

第三章

プレイヤーキャラクター

 プレイヤーは物語においてカードプレイヤーの役割を担当する。カードプレイヤーとはアマテラスカードゲームの選手であり、宇宙都市から仮想世界アマテラスワールドに接続してきた高校生のことである。カードプレイヤーは、ただカードゲームのためだけにアマテラスワールドに来るわけではない。彼等は豊かな仮想世界を楽しみ、新しい出会いを求めてカードプレイヤーになる。彼等はカードを集め、出会いを集め、思い出を集めるためにアマテラスワールドを探索する。そして、カードプレイヤーとして、彼等はアマテラスカードゲームのランク10を目指して技を磨く。ランク10になるためには、仲間との協力が不可欠である。カードを集めるためにも、そして強力な相手選手を倒すためにもカードプレイヤーは他のカードプレイヤーと協力しなくてはならない。アマテラスワールドは多様な楽しみがある世界だ。恋愛を楽しみ、冒険を楽しみ、対戦を楽しみながらカードプレイヤー達はアマテラスワールドで青春を過ごす。神仏と妖怪が暮らす世界で、高校生たちは成長していく。
 現実世界の人間に様々な個性があるように、カードプレイヤーにも個性がある。あるカードプレイヤーは容姿が優れているかもしれず、また別のカードプレイヤーは運動が得意かもしれない。仮想世界でのカードプレイヤーの能力は、そのまま宇宙都市という現実世界の能力を反映している。アマテラスカードゲームの技術が極めて高いカードプレイヤーもいれば、初心者のカードプレイヤーもいるだろう。アマテラスワールドでは、ただアマテラスカードゲームが得意な者だけが活躍できるわけではなく、容姿や運動などの別の能力が必要とされる場合もある。また、アマテラスカードゲームには個人戦だけではなくて集団戦も存在している。集団になると、ただ攻撃力の高いカードを持つカードプレイヤーだけではなくて、強いカードを助ける弱いカードを持っているカードプレイヤーがむしろ活躍するだろう。アマテラスワールドでは、出会うカードプレイヤーは競争相手ではなくて仲間なのだ。
 カードプレイヤーはプレイヤーが演じて操作する登場人物であるため、プレイヤーキャラクター(PC)と呼ばれている。プレイヤーキャラクターの情報は、すべて二枚のキャラクターシートに書かれている。プレイヤーはキャラクターシートの内容を読み、理解してカードプレイヤーを演じて操作しなくてはならない。プレイが始まると、プレイヤーは自分がどのように感じるのかではなくて、カードプレイヤーがどのように感じて何を考えるのかを考えなくてはならない。容姿が高く、経済が高く、運動が高いので高慢な性格だろうと予想して、高慢に振る舞い、高慢な決断をするのが正しいプレイである。他者を演じるというのは他者を理解することであり、カードプレイヤーを理解するために必要なのがキャラクターシートとなる。カードを集めること、対戦で勝利すること、シナリオ目的を達成することはプレイヤーの本当の目的ではない。目的はカードプレイヤーを楽しく演じることなのだ。

』ルールブック第三章

第三章のもくじは、以下を予定しています。

第3章 カードプレイヤー
  1節 プレイヤーキャラクター
  2節 キャラクターシート
  3節 キャラクター設定
  4節 能力値と自己肯定感
  5節 プロフィール
  6節 デッキ(初期デッキ)
  7節 キャラクター背景
  8節 キャラクター目的
  9節 禁止事項


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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