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「たまには休んでよ」トラブル続きの彼女からいただいた金言【28歳ADHD女性からの宝物】

※事例に関しては個人が特定されないよう一部脚色して作成しております

久々の投稿となってしまったが、やはりこの障害者福祉の仕事を通して宝物にしている数々のエピソードは、ことあるごとに思い起こし、今現在の自分の地図を再確認したい気分である。以前ブログで発信した記事を少し編集して再掲したいと思う。



私たちの仕事は確かに忙しいし、つらいこともある。福祉の仕事はきついとは良く聞くけれど、きついというのは一般企業のサラリーマンも同じ。私は福祉法人も株式会社も経験したが、どちらもきついことに変わりはない。忙しさの質がちょっと違うというところか。


ただ、手前味噌になるけれど、福祉の現場はそのつらさをいたわれる環境に恵まれている。



仕事がつらい理由の多くは「人間関係」らしい。「嫌われる勇気」でおなじみのアドラー氏も「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言いきっている。

福祉の現場では、一緒に働く職員のほかに、利用者がいる。例えば、職員との人間関係で嫌なことがあれば、利用者とワイワイやるし、利用者との間で嫌なことがあれば(人間なので当然!)職員同士でああだこうだと愚痴ることもある。これらが良いことか悪いことかは別にして、うまくサイクルできていると感じる。



エピソードを一つ。



軽度の知的・精神・発達障害を持った若者たちを支援していた時のこと。

中間管理職としての役職だけでなく、サービス管理責任者や相談支援専門員も兼務し、とにかく日々忙しい毎日だった。それは利用者からも有名だった(こう見られたことは反省すべきだけど)。


ある日、相変わらず大量の書類を青い顔して処理していた私を見た利用者の一人、Aさんは、真剣な目で、かつ強い口調でこう言った。


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