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基本のき~ゲージ②「スワッチは編んで終わりじゃない!」

基本のき「ゲージって何?必要なの?」
で、スワッチを編んでみるところまでいきました。

編みました!
目数と段数数えればいいのですよね!

ちょっと待った~!
スワッチは編んで終わりではありません。
編みあがったスワッチは水通ししてください。
スチームアイロンでもいいけど、
ニットって実際に身に着けるようになると洗剤で洗うでしょ。
なので、編み部ではスワッチも少量の洗剤を入れて洗ってもらいます。

「ゲージとったのに完成品のサイズが合わなかった」
と言われることがありますが、
その原因は編んですぐゲージをとったから。

水通しをすることで編み目が落ち着くので
水通し前と後ではサイズが異なります。
私も最初の頃はこれで失敗しました・・・

スワッチを水通ししてゲージをとることで
完成品のサイズに誤差が少なくなるだけでなく
風合いや完成品のイメージと合うかも見ることができます。

この毛糸で編んだら絶対可愛い~!
って思っていたのに、
スワッチを編んだら
「う~ん。なんか違う」
ということもあります。

イメージ通り
完成するのが楽しみ~!
というスワッチができたら、
ゲージとりましょう。
定規をあてて目数と段数を数えてもいいですが
各メーカーからゲージメジャーが出ているので
1つ持っていた方がいいかな。

画像1

画像2

私が持っているのは、カウントフレームという
10㎝角の枠の中を数えるものと
メジャー状になっているゲージメジャー
ゲージメジャーは編み図などの製図をするときに必要になるので、
最近はゲージメジャーばかり使っています。

画像3

ゲージが編み図と合わない

ゲージを取ったら編み図と合いません。
どうしましょう。

1~2目、1~2段ぐらいなら
針の号数を変えて編んだりしますが、
例えば、
編み図ゲージ:19目34段
自分のゲージ:22目28段
だった場合は自分のケージで編み図の目数・段数を変更します。

セーターなどの袖ぐり、襟ぐりといったカーブがでてくる部分は別途説明することにして、ここでは減らし目・増し目がない真っすぐ編むマフラーなどの場合で説明いたします。

例)マフラー
 ゲージ:19目34段
 完成サイズ:幅20㎝ 長さ150㎝
の場合、編み図では38目510段となります。

でも、自分のゲージは22目28段
ということは、
20㎝×2.2目=44目
150㎝×2.8段=420段
で編むと編もうとしているマフラーのサイズになります。
※22目で10㎝なので、1㎝は2.2目
 28段で10㎝なので、1㎝は2.8段

模様編みが入っている場合は
1模様の目数・段数を考慮するので、
少し変わってきますが
それについては、
実際に模様編みが入った物を編みながら
説明したいと思います。

ようやくゲージをとり、
編み図を自分用に修正して
編み始めることができます。

文章で説明すると長かった~。
編み部では実際に編み図とゲージを見ながら説明するので、
作品ごとにその都度説明し
もう少し深いところまでお話できるのですが、
こちらでは補足説明は修正か別途記載していきますね。

こういう時はどうするの?
などの疑問ありましたら
お問合せいただけると
別途記事にしてお答えしたいと思います。

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