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基本のき~ゲージ①「ゲージって何?必要なの?」

編み図を見ると必ず出てくる「ゲージ」
「ゲージを取ってくださいね」というと
ゲージ?
何それ?
めんどくさい。
必要なの?
という声を耳にします。

ゲージ嫌いな人多いですね。
気持ちわかりますよ、
私も昔はめんどくさいな~って思ってたし。
でもゲージってめちゃくちゃ大切な役割を持っているのです。
完成品の出来を左右するので
ゲージを取る習慣をつけてくださいね。

ゲージって?

編み図に
使用編み針 棒針8号
ゲージ 21目 26段
など書いてありますが、
これは、8号の棒針で編んで
10㎝角で21目26段あります。
「この編み図は10㎝21目、10㎝26段で計算していますよ」という事です。

幅30㎝、長さ100㎝の物なら
21目×3=63目
26段×10=260段
で編みます。

ふ~ん。だから?
って思ってませんか?
この編み図を作成した方と同じゲージであれば
編み図通りに編むことができますが、
人によって編み目がキツイ、編み目が緩いと手加減が異なります。
そのため、編み図のゲージと同じじゃないと、
完成サイズが異なってしまうのです。
だから、最初に自分のゲージを取ることが必要です。

スワッチって何?

じゃあ、ゲージを取るためのものを編めばいいのでしょ~。
と理解していただいたところで、
ゲージを取るためにスワッチを編みます。

日本ではゲージを取るものなので
ゲージを編むと言われることが多いですが、
試し編みをしたものをスワッチと言います。

スワッチは模様にもよりますが、
一般的には15~20㎝角ぐらいのものを編みます。
ゲージは10㎝角の中に
何目何段あるかを数えればいいのだから
10㎝角でいいのでは?
って言われることがあるのですが、
場所を変えて2~3か所の目数&段数を数えるので、
少し大きめの15~20㎝角を編みます。

スワッチ:試し編みしたもの
ゲージ:スワッチの中に10㎝角で数えた目数と段数

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スワッチを編む

スワッチを編むことは分かったけど、
15~20㎝って何目つくればいいの?

ここで必要になるのが毛糸のラベルに記載されている情報。
例えば、
参考使用針:棒針6~8号
標準ゲージ:棒針21~22目 26~27段
と書いています。

この情報を参考にすると
10㎝22目、27段なのだから
15㎝なら15×2.2=33目、15×2.7=40.5=42段
となります。

ただし、模様編みに必要な目数・段数の方が多い場合は
模様編みの目数・段数を編みます。

40.5段なのになんで42段なの?
という質問されますが、
0.5段というのはできないので、41段になります。
一般的に編み物は表面、裏面を編んで
最後に表面でふせ止めするので
編み終わりは偶数段となります。
そのため、この場合は42段にします。

編み針は6~8号となっているけど
6号?7号?8号?
どれ使えばいいの?
って悩む方もいますね。
編み部では、「自分の編みやすい号数でいいよ」と答えてます。
私自身、針の号数にあまり悩んだことなかったけど
編み物を始めたころは、中間をとって7号を選んでたかな。
今は自分の手加減がわかっているので、
比較的キッチリした編み地にしたいときは6号、
ゆったりした編み地にしたい時は8号
という感じで決めてます。
スワッチはあくまでも試し編みなので、
編んでみて「なんかちがうな~」って思えば
号数を変えて編みなおします。
なので、時には号数を変えて編んだスワッチが
何枚もできることもあります。
少し面倒かもしれないけど、
号数を変えて編んでみると、
サイズの違いなどを理解できると思うので
1度、号数別のスワッチをおすすめします。

スワッチの目数と針の号数が決まったところで
編んでみましょう!


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