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降臨ハーツ全公演終演

どうも、西郷隆盛役の山本太陽です。降臨ハーツ千秋楽から1週間でしょうか。

俺が降臨ハーツに呼ばれた話からお話しましょうかね。


P「太陽さん、鼻骨骨折しててスケジュール空いてますよね?」


ああ、今まさに鼻血出して家で寝てるわ。


まるで島流し中の西郷隆盛が薩摩藩に呼び戻されたかのように、傷を負って、家でのんびりするという愛に癒されていた太陽がアリスインに稽古参加しに参りましたよ。

安静にって医者に言われてんだよ、

家でゆっくりさせろや。


そんな、こんなでギブスを強制的に外し(鼻ギブスしてたら台詞しゃべれない)、あっとゆうまに稽古期間は終わり…

ん?そうだよ!!

みんなが1ヶ月半稽古してるのに、俺2週間しか参加してない。

そりゃあっというまだよ。

岡田以蔵役、高瀬川すてらさん。沖田総司役、新貝紋加さん。

稽古中はこの2人とよく行動を共にしてた気がするなぁ。すてらさんと俺がふざけだすと、紋ちゃんの「先輩方…大丈夫すか」「先輩方ちょ、やめてください」と、ツッコミが入る。まるで、沖田でしたね、彼女は。

前にもブログで書きましたが、俺は役に入るとその役の好きなものを大量に摂取してしまう謎の性癖があります。

その人の成分摂取することで役作りをしていってるんでしょうね。
今回の西郷隆盛はさすが。

鰻、米、米、米、米、梅でした。昼におにぎり6個食べても、すぐお腹空く。

ちなみに、普段は蛇に似てるから、あんまり鰻を好んで食べません。食べれないことは無いけど。

西郷さんのおかげで、鰻大好きになりもりしたぁ、ありがとございもす!

俺には、世間の方々がイメージする西郷さんを体格、体系では表現することはできませんでしたが、なぜか人を惹きつける魅力、一度死んだことがある人にしかわからない敬天愛人な生き方には、近づけたんじゃないかなぁと思います。

人生の意味を知る前に。人生を知る必要がある。

人斬り、幕臣、改革派、佐幕派…様々な生き方をしてきた偉人たちを呼び出し、彼らに影響を受けながら、人生の意味を考えることができる。

なんて凄い羨ましい話なんだ。少女たちが人生の意味を知る鍵を持った武神たち。

「夕日を見ると、どうして悲しくなるのか知ってる?」

知ってるけど、答えない。

あきらが自分考えて自分で答えを見つけるまで、動いたり、導いたりしない西郷。

「あきら、どげんすっと?」

この言葉に、教育者である西郷の全てが詰まっている気がします。

ほんと良い作品に出会えたなぁ。

この作品に関わったすべての皆様、本当に、本当にありがとうございました。

「わしらが呼ばれた意味がある、そうじゃろ?」

この作品が自分にとっても、皆様にとっても「呼ばれた意味があった」になりますように。

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