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暇刊!老年ナカノ日報①~⑮

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不定期で「暇刊!老年ナカノ日報」というフリーペーパーというか紙切れを作り、知り合いに送りつけたり「ながいひる」という古本屋さんに置いてもらったりいていました。15号になったのを機…
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2022年6月の記事一覧

吉本隆明を好きなセンセイ         暇刊!老年ナカノ日報⑮ 2022.2.25

吉本隆明のファンをやってます ぼくは吉本隆明のファンです。20歳になるころまでまるで知ら…

中野真吾
2年前
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変わっていくということ          暇刊!老年ナカノ日報⑭ 2019.9.26

久しぶりに何か言おうとしても泣けてきて 先日「嵐電」という映画を見て、本気で胸をえぐられ…

中野真吾
2年前

矢吹丈の告白               暇刊!老年ナカノ日報⑬ 2019.7.8

恥をかかずにすんだこともあります 知ったかぶりをして、あるいは単に無知によりかしこげなこ…

中野真吾
2年前

水門隆の夕闇               暇刊!老年ナカノ日報⑫ 2019.5.28

言いたいことがある者は言え、と 僕たちは思っていた 少し前の話になってしまうんですが、水…

中野真吾
2年前

大浦さんの町               暇刊!老年ナカノ日報⑪ 2019.1.30

この前、電車に乗って遊びに行く途中で、Kという駅を通りました。大浦さんが住んでいた町です…

中野真吾
2年前

いなかった場所に抱くなつかしさ      暇刊!老年ナカノ日報⑩ 2019.1.5

メールで詩が届いた 今に至るまで、詩というものが苦手です。書けないのはもちろんですが、読…

中野真吾
2年前
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どんな世界に生きるか、という問い     暇刊!老年ナカノ日報⑨ 2018.11.25

地獄耳じゃなかった もう今ではすっかり耳が遠くなり、何度も「えっ?何?」と聞き返す世話のやける存在となったわたくしですが、その兆候を自覚したのは十数年前です。人の言うことが時々聞き取れなくて、しかし偉いもんで自分の悪口はよく聞こえる、これが世にいう地獄耳であるか、と友達に言っていたら、そいついわく「そりゃ中野さん、地獄耳じゃないで」。続けて彼は言いました。「悪口しか聞こえんのじゃのうて、あんたのことはみんな、悪口しか言ようらんということじゃが」   ……そうだったのか。  

沈黙が作る音楽と言葉           暇刊!老年ナカノ日報⑧ 2018.10.30

HONZIというミュージシャン ぼくがHONZIというバイオリン奏者を知ったのは、199…

中野真吾
2年前
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斉藤次郎と湯田伸子            暇刊!老年ナカノ日報⑦ 2018.9.25

物語と人間が出会っている 斉藤次郎という(ごく一部できわめて有名な)人がいます。まんが評…

中野真吾
2年前
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忘れ去られることを願った者        暇刊!老年ナカノ日報⑥ 2018.8.20

戦うトレンディドラマ うちの子供がまだ小さかったころ、「鳥人戦隊ジェットマン」というドラ…

中野真吾
2年前

名犬、凡犬、野良犬            暇刊!老年ナカノ日報⑤ 2018.8.13

うちの家には犬がいない 何年か前まで、うちの家にも犬がいました。ももといいます。生まれて…

中野真吾
2年前

本当に立ち去って行った森田童子      暇刊!老年ナカノ日報④ 2018.7.2

「高校教師」に教えられたこと 森田童子はぼくが高校生のころにデビューして、就職してしばら…

中野真吾
2年前
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何気ない言葉の向こうにあるもの(良元優作のこと)                …

君がしょんぼりと歩いているのを見たら、その人は後ろから君の肩をたたくだろう。それとも並…

中野真吾
2年前
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美しいものが片隅にうずくまっている        暇刊!老年ナカノ日報②  2018.5.30

まだ老人ではない 老年とか言ってるけどぼくは59歳と11か月なんですね。65歳以上が高齢者ということだから、ぼくはまだ老人でも高齢者でもない。じゃあなんだということになると困る。辞書で見ると「中年」はおおむね50歳くらいまでらしくて、先日嫁さんにぼくは中年でいいだろうかと聞いたら「図々しい」と言われました。 このまえ古本ながいひるで有山じゅんじのライブがあって、ライブまでの寸暇を惜しんで有山さんはいっぱいやりたいと言う。主催者が友達だったもんで、二人にくっついて飲みに行かせ