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◎ジーパン時代73-74名作選◎第55話「どぶねずみ」第一ステージ

第一ステージは、
最初のコマーシャルまで。
犯人と公園で、ひょんな出会い。

ジーパン編の、柴田純 登場三作目。

左膝が汚れているのは どうしてかな?

次回予告。
故小林恭治氏のナレーション。
放送前の前週。この名調子に酔ってしまう。

「銃砲店から一丁の新型ライフルが盗まれた。
 犯人は人間不信に陥った日陰者で
 孤独の寂しさを射撃の快感に酔う事で
 紛らわそうとしたのだ。
 そして刑事に追い詰められ、
 ライフルの銃口の的を無差別に
 多くの人間の心臓へと向けていく。

 それ程までに
 犯人を人間嫌いにした背後には
 一体何があったのだろうか?」

1973.8.3放送
脚本:鎌田敏夫
監督:山本迪夫

CAST

永井久美:青木英美
西山隆行:平田昭彦
矢沢トキ:武智豊子
坂口明男:高木門

屋台の親父:大村千吉 ・・・準レギュラーです。
アパート大家:福田トヨ
本庁刑事:大宮幸悦
薬局店主:加藤茂雄 ・・・準レギュラーです。



ストーリー概略

電車が走っている音が聞こえる

↑は、中学生ではありません。郵便局員です。

住宅地の路上で、一人の郵便配達人が
自転車を停める。
放送日は八月。撮影は七月だろうから、
半袖の白い開襟シャツ。

銃砲店に 郵便を届けようとしたところ、

シャッターの間から 相当な量の血液が
流れていくのを 郵便局員は目撃。

恐らく店内、シャッター内側は
血の海なんだろう。


場面では、
40系クラウンパトカーの脇を
滑り込み、60系覆面車クラウンが到着。

その手前に、日産の黒パトが。セドリック か グロリアだ。
誰か来ているのか?

現場には野崎と純が
検証を始めていたのだ。

そこに、鬼も 現状に赴く。
先程のクラウンで到着したのだろう。

シンコが引き続き欠場の中、
これまた人手不足の一係。
マカロニ死亡のあとに、次から次へと
事件多発だ。
クミだけが 留守番で電話番なんだろう。
鬼が神妙な顔で店内に入る。
殿下も同行。


しかしながら、既に鬼と殿下は、
被害者に付き添い、病院へ
同行していた、と思われる。

皆へのその報告と引き続きの捜査の為に
現場に引き返してきたという光景。

「被害者の具合は?」と鬼に野崎が。

「店の主人と中学生の子供。即死だ!」と鬼。

「奥さんは?」と純。

「病院で死んだよー」と殿下。

「何か聞けましたか?」と野崎。

それには、
鬼は「いや。」と否の返答。

「鑑識の報告では3人とも鉄の棒で、
 滅茶苦茶に殴られているそうです。」
と殿下からの報告。

「盗まれたものは?」

「はあ、今帳簿と在庫を照らし合わせて
 調べています。」と純。

「ライフル1丁と数箱分の弾が盗まれたのは
 確実ですが、それ以外は今のところ
 分かっておりません。」と野崎。

「二階の住居の方は、
 全然荒らされていません。」と純。

「ライフル一丁か?」と鬼。

野崎は鬼を向いて、
「あっそうだ!ボス。
 本庁から西山さんが来てるんです。」

「西山さん?」と鬼も。

そこに、店内に舞い戻ってくる足音が
画面から聞こえる。


本庁警視の西山隆行(平田昭彦)が現れた。

◆藤堂俊介よりも、三階級は上の
警察内部では上司という設定である。

◆また、マカロニ時代に(平田昭彦)は
ゲスト出演をしており、その時の回は、
「彼は立派な刑事だった」。この中で
家庭を守るために、犯罪に染まってしまう
太陽にほえろ!初の汚職警官を演じている。
※既に蘊蓄話で、アップ済みです。

その(平田昭彦)が
石原裕次郎とは一年振りの
対面ゲスト出演だが、
これから準レギュラーとして、
数年間の出演となる。
後半は髭を付け、眼鏡を掛ける(平田昭彦)が見られる。

その彼も、数年前に他界した。


「しばらくだな?」

「しばらくです。」

「出しゃばるなと言いたいんだろう?藤堂」

「いや、別に、、」

なにを、ぬかしとんねん!と、という顔の殿下
おまはんが、出しゃばってんねん!

「顔に書いてあるよ。
 しかし銃砲店が襲われたとなると
 単なる強盗事件とは違うんでね、
 君がどう思うと私は出しゃ張るよ。」

西山は更に鬼に対して。

「それに、もう一つ出しゃ張る理由がある。
 君も薄々聞いているだろうが、
 次の異動で
 私は七曲署の署長に決まった!」

◆ (平田昭彦)が三代目署長となる。

◆二代目署長は、「ジーパン刑事登場!」が
最後の出演だった。全てマカロニ時代で、
藤堂、山村と張り合うシーンは何度か。

二代目署長

嫌味があり、石原裕次郎と対等に、
慇懃無礼な態度で、高圧的にモノを言う彼は
筆者一押しだったんですけどね。
彼を見たいから太陽!を見ていたくらい。

  「人手が足らないと言うから、
 (柴田純を)ちゃーんと補充してやったんだ!
 それなのにお前たちは何をしているか!」

この台詞は抜群です!
こんな上司が皆様の職場にも居ませんか?
居るでしょう?
筆者も経験してます。

「伺ってます」

「今回は、本庁の刑事として、
 私は私なりに捜査を進めるが、
 私に先にホシを挙げられたりしたら、
 君の面子は丸潰れかも知れんよー。
 藤堂くん。」

「なんすかー、ありゃ?」と
いきなり反感を抱く純であった。


◆当時「青春のテーマ」は
第53話、及び54話で、初披露初演奏されたが、
それ以外の楽曲。

通称「青春のテーマ」バージョン曲が
この回の第55話で初めて披露される。

新しく作曲されたのは以下の10曲。
全てではないが、
どの曲が披露されるか?

01青春のテーマ・M2 -夢-
02青春のテーマ -尾行-
03青春のテーマ -挫折-
04青春のテーマM2 -仲間-
05青春のテーマ -友情-
06青春のテーマM2 -夜明け-
07青春のテーマ -奔走-
08青春のテーマM2 -信頼-
09青春のテーマ -愛-
10青春のテーマ -激しく-

上記の10曲以外に
ブリッジ曲もあります。

この55話に何れが
披露初演奏されるでしょうか?


また昭和49年になり、更に別の曲が
作曲され披露されていきます。
新人刑事で、これほどまでに多くの楽曲。

全て「青春のテーマ」と銘打って、
用意された柴田純を演じた松田優作。
以降の新人には一切ない。


井上堯之バンドが油が乗っていた頃だろう
と推察できます。

勿論、視聴率30%達成を目指して、
制作者、スタッフ共に燃えていた時期です。
まだ20-25%強の視聴率しか達成したことが
なかった1973年でした。

◆このジーパン時代に待望の
初の30%超えを達成致します。
ジーパンではなく、ゴリ主役の回で。

◆もう、そろそろ松田優作が
マカロニみたいに番組内で死ぬらしいと
市井の噂が広まり、
太陽にほえろ!をこれまで見たことが無かった
視聴者が徐々に増え始めたこと?が
視聴率アップに奏功したのではないか?
と、筆者は推察しています。


場面は変わり
刑事課捜査一係。

鬼が誰かと電話で話をしている。

「ねー。かかり長さん!」と
老婆が鬼に詰め寄っている。

「お婆さん。他の係に行ってよー」と殿下。

「誘拐事件はここだって
 聞いて来たんですよー」と老婆。

それを殿下が宥め、老婆を鬼から
引き離そうとしている。

「今それどころじゃないんだよー。
 ねっー!」

「よーし分かった。
 ご苦労だが、折り返し長さん。
 夜行で帰って来てくれないか?」と鬼。

電話で話をしていたのは、野崎だった。

その時、純が部屋に戻ってきた。

「ボスー!」

「おーどうだった?」


◆53話、54話では
天井からぶら下がっていた蛍光灯が、
この回では無くなっている事に、
皆様お気づきでしょうかー。

「シロです。被害者と
 派手な喧嘩をした事は、事実なんですが。
 まあ単なる兄弟喧嘩ですね。
 まあアリバイもあります。」は純。

「そうか、長さんの方もシロだ!」と鬼。

「そうですか?」と純

「アタシの方はどうなるんです?」と老婆。

「どうしたんですか?」

「息子が誘拐されたんですよー」

「ええーっ!」と仰天の純。

「それなのに、何にもしてくれないんですよ。
 ここの警察は、、」

そこに、ゴリと山村が帰還してきた。

「ボスっ。」と体育会系。
「現場から200m離れた工事現場の穴から
 放りこんであったものです。」と山村。
血痕のついた鉄パイプを発見したと。

それを鬼のデスクに差し出す。

「凶器ですか?」と純。
「だろう、な」と山村。

血の付いた鉄パイプを見て
「ヒェーッ!」と老婆。

「あれぇーお婆ちゃん、まだ居たのお?」

「あなた方が、うちの息子を
 探してくれるって言うまでは
 帰りませんからねーっ。」

「これでもちゃーんと税金を
 払っているんですからねー」

「分かった、よー。
 暇になったら、ちゃーんと探すから、、
 探してあげるから。」とゴリ。

鬼は
「ゴリ!」
「鑑識に持って行ってくれ!」

「ちょっと、血なのおー!?」と老婆。
手を伸ばすが、

「触っちゃ駄目だっー」と山村。
「お婆ちゃん、いい加減に帰ってよー」ゴリ。


鬼に対し、頑なに縋るこの老婆は、
息子の誘拐事件と察し、
何とか捜査してほしい
という依頼だが、鬼や、殿下、ゴリもみな、
何故か、頼みを聴いてやろうとしない事に
純は、とうとう痺れを切らして。

「ボスっ!」

「何故お婆さんの誘拐事件を
 捜査してやらないんですか?」

純の新人の汚れなさが現れる。

「そりゃあ、殺人事件は大事件です!
 しかしお婆さんの息子さんが
 誘拐されたって言うのに、それを
 放っておいていい筈がないでしょう!」


井上堯之バンド♫
「青春のテーマ -愛-」
これが、番組初演奏される。

これを見た山村も、純の純粋さに
その顔を向ける。

第54話「汚れなき刑事魂」のあの
純粋さを 山村はまた思い出す。

「例え人手が足りなかろうと、我々は
 全ての事件に全力を以て
 当たるべきだと思うんです!」

捜査を依頼した老婆。
矢沢トキ(71歳)(武智豊子)は
純の横に立ち、背の高い純を見上げて、
頭の高さだけを比べると45センチ程はあるだろう。
松田優作は公称185センチ。実は188。
武智豊子は見たところ140センチくらいか。

※石原裕次郎の身長よりも
あまり高すぎてはいけなかった、
当時の不文律からそのように公表した。
◆番組内での台詞でも、身長185だと述べている。
「生命の代償」内の台詞で。


背、高いなあーー。

「そうですよ!
 この若い刑事さんの言うとおりですよ!」

「よーし分かった。ジーパン。
 このお婆さんから話を聞いて
 調書を取れ。」

「はいっ!」と純。

ゴリ、山村は笑って部屋を出ていく。

この笑いには、ある理由があったのを
純は気付かず。知らなかったのだ。

扇風機の円の中心にあるのは、
番組スポンサーの三菱電機の
三菱マークです。
小さいですが、分かりますか?

真夏の日。青い羽根が回る扇風機。

「どうぞ」と麦茶を鬼に出すクミ。

「あー、あっちに持っていってやれ」と。

「どうぞ」とクミは新人席の純に。

「あ、どうも」と
純は机の引き出しから、調書を出して
老婆に尋ねる。

「お婆ちゃん、住所は何処ですか?」
「あけぼの町1-12」

◆後期の太陽にほえろ!では、
あけぼの町は、隣りの城北署の捜査管轄エリア。
第457話の 野崎の台詞で そう述べられている。

この回以降、管轄区域が変わったのだろうか?
この城北署から217話で
スコッチ刑事はやって来た。


「お婆ちゃん、お名前は?」
「矢沢トキ」

「息子さんが、昨日から帰って来ないそう
 ですねー。」
「そうですよーお。」

「どっかで呑んで
 泊まったんじゃないですか?」
「呑みませんよ。酒なんかあ?」

「それで、息子さんのお歳は?」
「二つ半です。」

ふ、ふた、、、

「ふっ、二つ半!?」と純は吃驚して聞き返す。

「失礼ですが、お婆さんのお歳は?」

「71です。」

「71いー?」
「それっ、お孫さんじゃ
 無いんですか?」

「孫なんか、小遣いせびりに
 来るだけですよー?

 誘拐されちまえばいいんですよ。
 ああいうのが、、。」

「それで、息子さんのお名前は?」
「コロ」

こ ろ 、、、

「コロ?」
口をぽかーんと開ける 新人刑事の純。


い、い、い、ーーやあ?

「そう。矢沢コロ。」
「そりゃ?お婆ちゃん、犬じゃないの?」

「息子ですよ?
 これくらいの。」
 ※体長を手で示すお婆ちゃん。

「息子が誘拐されたんですよーお」

ボールペンで、頭をかく純。

その前を笑いながら、歩いているクミ。
後ろを振り返る純。

鬼は知っていたのか、タバコを吸いながら
眼を伏せ 咳をして、組んだ足を戻して
また調書を見ようとする。

ひょっとして、山村、ゴリ、殿下、クミ。
そしてボスまで、この老婆の依頼の真意を
既に知っていたか。
新人である一所懸命の純だけが、
これを知らなかったのだ。

◆誰だって、こういうことは
一番最初に、一つや二つは経験するものですよ。
純の一所懸命さが、以降は、
皆と揉まれながら自分を成長させます。


井上堯之バンド♫
「マカロニ 行動のテーマ
 アコースティックギターバージョン」

殿下は鉄砲屋現場付近を
再度歩く。

◆京都市中京区に、京都でも一軒だけ
街中に「鉄砲屋」があります。
今まで事件は一度も起きていない。

野崎は喫茶店に聞き込み。

店の名前が「スナック喫茶タロー」。
聞き込みするのは一係刑事、野崎太郎。
ちょっとした撮影スタッフの遊び。

上の店名が見えない

※皆 気付いてましたか?
太郎がタローに聞き込みに、、、。
ほんの数秒間の映像露出。

ゴリは血液照合検査で、鑑識係に。

ゴリには詳細が判らないだろうが、
判ろうと努力するゴリの演技。
だから、無理に覗きこむ。

山村は鉄パイプが発見された場所で、
再度聞き込み。

純は蒸し暑い中、歩く中で

階段下で頭をぶつけて、、
変なものを、踏みつけた...

歩道に落ちてたチューインガムを
踏んづけ、それを右手で取り払う。



皆が戻った捜査一係。
一日中走り回って
目ぼしい結果には結び付かず。

鬼が、
「盗まれたライフルは、
 アメリカから輸入されたばかりの最新型、
 ウィンチェスターモデル94だ。」

「ガンマニアですかね?」と純。

「あー。考えられるな。」

壁時計は、
今、夜8時25分を指していた。

その時、西山が一係室に。
「凶器が出たそーだな?」

「あ、はい。」と鬼。

「知らせて貰えるかと思ったがね。
 君には知らせる義務がある筈だよ、
 藤堂くん。」

「前科はありません。」と
鑑識調書を西山に渡す。

「これからは、新事実が出たら
 私のところへ、知らしたまえ。」

「そっちは、其方で勝手にやるって
 言ったじゃないですか?

 そんなのフェアじゃないよー、そんなら?」


「何っー!」と西山。

「判りました。
 これから、そうします。」とは鬼。

「当然の事だー。
 それからもう一つ。

 この新米の刑事さんに、目上の者に対する
 口の聞き方を教えておきたまえ!」


一係では、更にどのように
捜査を進展させていくか?
未だ判らない殺人鬼のホシは
一体何処にいるのか?

残業までして、
このホシの発見に繋がる検討を
していこうという中で
本庁刑事にいいところだけを、持って行かれた
一係の仲間たち。

怒る純の鬱憤は、皆の鬱憤。
特にゴリも鬱憤の糞石となり、拳で膝を叩く。
ゴリも疲れている。
それが絵の中に【台詞無し】の姿を晒して
描かれている。

◆マカロニ時代から続く
「台詞無しの演技」だ。
これが太陽にほえろ!の特徴だ。
先程の聞き込みシーンもそうです。
井上堯之バンド♫の楽曲が、
皆の捜査の思いを代弁している。


先程の、
【山村は鉄パイプが発見された場所で、
 再度聞き込み】

今度は殿下を連れて、
翌日朝にもう一度聞き直し。

「明るくなり始めた頃でしたかね。

 若い男が、おー?向こうからね、
 棒みたいなのをぶら下げて、
 フラフラ歩いて来たんですよ。」

と、指を指して方向を示す、
工事現場の労務者。

「凶器ですかね?」と殿下
「うーんむ」と山村

「そう言えば、血みたいなのが、
 付いてましたよー。
 (血で)濡れていましたよ。
 それを手にぶら下げて、ね。

 嬉しそうに、ニタニタ笑って歩いて
 くるんで、気持ちの悪い奴だなーと
 思ってねえ。」

「で、持っていたのは棒だけかね」

「そういや、布に包んだ細長いの。
 大事そうに、脇に抱えてましたよ。」


場面は変わり、

旧国鉄(現在JR)の線路脇の
汚いアパート。

※今回のロケは小田急電鉄ではない。
第53話では小田急電鉄の側の倒れ荘だった。

容疑者の坂口明男(高木門)は

このアパートの自部屋で
盗んだライフルに

ライフル銃弾を三発装填し、
電車の通過音に合わせて、

壁に貼った外人女のセミヌード写真を
的にして試射をする。

※そんな事をしたら、襖を通り越して
隣り部屋に貫通するのが解らないのか?
隣りの住人に当たろうと
一才構わないのだろう。

◆令和の御代でも、
こんな奴が隣り近所に居たら、
かなり怖いよね。


場面は一係に
殿下が戻ってくるシーン。

「ボス。
 目撃者があの労務者ひとりなもんで、
 あまり出来がよく無いんですが。」

顔というより、着ている服にご注目を。
実際の人の写真を撮影している?
顎の下の影で、それが明らかだ。

人数分の焼き増しを持って
鬼席に。

一係には、純と野崎、ゴリが控えている。

◆出来上がりのモンタージュ写真は
かなり綺麗すぎませんか?

「無いよりはマシだよ。」と鬼。

「長さん。

都内の精神病院、当たってくれ」

「それから、ゴリさんと殿下。

 此れ持って目撃者探しだ!」

◆この時は、
「ゴリ」ではなく、「ゴリさん」と
言っている裕次郎。

「あ!ジーパン。これ。

 本庁の西山さんに届けてくれ。」

「あんな奴に、態々(わざわざ)こっちから
 届けるんですか?」と純。

「そうだ!」と鬼は返す。

「そんな必要あるんですか?」

「俺たちの仕事は一刻も早く犯人を
 挙げることだ。西山さんが挙げようが、
 俺たちが挙げようが同じことだ!」

また、あの鬱陶しい西山警視に
会いに行かされることが、
少し我慢ならない純。


純は嫌々、本庁に足を伸ばす。

西山警視席の前に
純は立って、かのモンタージュ写真を
渡している。

「ふんっ!これでもモンタージュかね?」

「無いよりはマシな筈です。」
※鬼の言った台詞のオウム返し、だ。

「かえって邪魔になる事もあるよ」

「じゃあ、返して下さい。
 帰ってボスに
 そう言っときます。」と一礼する。

「おいっ!待ちたまえ。」と西山。

「欲しいなら、文句言わずに
 受け取ったらどうですか?」と
反感、反抗的な純の態度。

純の胸元ポケットから出しているモンタージュ写真は
かのモンタージュと違ってませんか?
髪型の分け目が違ってますなー?
気付きませんか、皆様。

◆まあ、純だけではなく、
筆者も若ければ、同じような対応を
したと思う。40年前の自分ならば。

少し笑いを見せた西山。

「君は鶴岡署の警察官だった
 柴田源治の息子らしいな?」

「そうです。」と純。


ここでタバコを取り出す西山。

「君の親父さんは、反警察的な態度を
 死ぬまでやめなかったそうだな?」

「反警察?」とムッとくる純。

「親父は拳銃を腰に
 下げなかっただけです。」

「それが反警察的態度だと言うんだ!」

「君の親父さんを殉職扱いに
 しなかった事で、心苦しく、
 センチに思う連中もいてねー。

 君が刑事になれたのは、
 そのお情けだと言うことだ。」

井上堯之バンド♫
「青春のテーマ 愛」
この回二度目の間奏。

腹から煮えたぎる熱い血潮が
胸から純の顔に登ってくる。
それが、西山に対峙する純の唇を
次第に震えさせる。

「君が優秀だったから
 刑事になれた訳ではない。
 覚えておきたまえ!」

◆初登場53話「ジーパン刑事登場!」で
鬼がゴリの前で言った。

視聴者も三週間前のシーンを。
藤堂が純に言った事を思い出す。

「お前の親父さんも、
 拳銃を持たなかったらしいな。
 市民に接する警察官が、
 【拳銃は不要だ】といい、
 パトロール中に拳銃を持った犯人に
 撃たれて死んだ。
 それで殉職扱いにもならなかった。
 色々言われたろう。
 規則を守らなかった、とか。
 世の中を甘く見た、とか。
 お前。親父さんが好きだったのか?」

自分の過去、柴田家の過去を蒸し返す、
この本庁西山の冷たい話振り。

大学にも行けなかった、
叩き上げの巡査部長野崎同様に、
現場の警察官から 刑事になった純には

尊敬してきた父親への
全く第三者からの、思ってもみない冒涜に
心なしか、それを、ここで
潰してやりたい震えが込み上げる。

「覚えておきます!」と

ドアを勢いよく閉める。
七曲署一係と同様の内開きになっている。


🟠ここで、確認しておきたいのは、
マカロニとジーパンの家族状況。

両親と早く死別したマカロニは
両親をよく知らない。
ひとりぼっちで誰に育ててもらったのか?
よって両親の愛情に飢えていた。
女たらしのマカロニは母の慕情に
いつも飢えていたのだ。

両親と良い関係を続けてきたジーパンは
今でも父、母を心から大切に思う尊敬の念。
その尊敬していた純の父を、
犯罪者の拳銃が一瞬にして奪った。
だからこそ拳銃を持たなくなる。
仕事だとしても拳銃所持を拒むようになる。
拳銃を憎むようになる。

※しかしストーリー展開し、
シンコが純の前で、瀕死の重傷を負ってから
純はかなり変わっていく。
必死になって拳銃の練習をする。


ストーリーに戻ります。

本庁からの帰り、
公園にて。
※この公園は、「中央公園」とシリーズ
ストーリー内では名付けられて登場する。
また、ドック時代後半には、「矢追公園」とも
番組内では呼んでいる回がある。
ジーパン時代では、
もう少し後に、この公園で
純とゴリが殴り合うシーンを撮影している。
どの回かは、熱血ファンならばお判りでしょう。

◆太陽!のロケーションは、
第217話「スコッチ刑事登場!」等でも
よく行われた名所です。滝隆一が警官に
連行された公園です。


井上堯之バンド♫
「青春のテーマ 愛」演奏終了時。

純は公園に通じた横断歩道であのお婆ちゃん。
矢沢トキを見つけた。
ひとり淋しくポツリと
肩を落として佇む姿を発見したのだ。

「お婆ちゃん、、!」

「何処にも居ないんですよ、コロは!
 あたしはコロの居ないウチなんか
 帰りたくないんです。」

「アタシはコロと、二人っきりで
 暮らしていたんです。」

井上堯之バンド♫
「青春のテーマ・M2 -夢-」
これも、番組初演奏。

「貴方がたは、たかが犬だなんて
 馬鹿にしてるけども、
 私にとっては大事な息子なんですよー、
 いや息子以上なんですよー。」

「一人前にして、寄りつかない息子より、
 犬の方がよっぽど可愛いんですよー。
 大事なんですよー。

 その大事な息子が居なくなったんだから、
 探してくれても、いいじゃないですか」

サングラスを胸に仕舞う純。
そして笑顔で語りかける。

「帰りましょう!?お婆ちゃん。
 冷えますよー。」

「あたしは死んだ方がいいんです。

 皆んなそう思ってるんです。」と
泣き出す。

「今日、仕事が終わり次第、
 お婆ちゃんのところに寄ります。
 一緒に探しましょう、息子さんを。」

「刑事さん!」とニッコリ
屈託のない笑顔になるトキ。


◆ゴッツイ顔とボサノバ長髪のムサ苦しい純は、
意外にお婆ちゃん思い。
母の柴田たきに育てられた、
この母思いが
そうさせたのかも知れない。

人間らしく、情に厚い柴田純の男として、
また、人間としての純情。

あさ黒くて、タバコ臭い、パチンコ好きの男が、
このお婆ちゃんの淋しき心を揺るがす。

男として放っては置けないのだ。
この情に厚い所が、次第に
単純体育会系ゴリと良いコンビにもなっていく。


一係に帰署して、
夕方からまた捜査ミーティング。
クミは定時で帰宅済。

鬼藤堂は、

「被害者の怨恨の線は
 今のところ全て消えた。」

「犯人の狙いは  恐らくライフルだ。
 しかも  精神異常者である可能性が高い。
 兎に角  明け方の街を
 フラフラ歩いていたんだ。」

「目撃者はあの労務者以外にも
 いる筈だ。それを捜す以外に
 今のところ手掛かりはない。

 明日は7時集合だ!」

ミーティング中にメモを取る巡査部長の野崎。
こんなシーンは初めてです。
議事録を取ってます。

【吃驚する殿下の顔】

「犯人は必ずライフルを使う。
 どういう形でかは分からんが、
 必ず使いたくなる。
 その前に捕まえるんだ!

いいな  殿下!」

ミーティングが終わり、

部屋からダッシュで署の玄関に向かう純に、
追いかけてきたゴリの呼び止める声が響く。
「おい!ジーパンっ!」

「お前、何をそんなに急いでんだあ?」
と、ちょいと先輩の殿下。

「ちょっと約束があ、あ、あるんです。」

「デートかよ?」と殿下。

「いーえ、そんなんじゃ無いっ!」

「じゃあ、男かあ?」

「いや、あ。お、お、ん、な、、です。」

「じゃあ、デートじゃねーか!?」

「よくまあ、この忙しいのに、
 そんな気が起きるねー」



「まあ、いいからいいから、」と
殿下を宥める体育会系。
「行って来い、行ってこい!」

あああーと。

「行きますかあ?」
「行こうか!」と元気ない二人の先輩。
肩を組んで互いのアパートに帰宅。


純は約束どおり、
矢沢トキの自宅にお邪魔して、
コロそっくりの絵を描いた。

◆純!絵が上手いなあ。
本当に松田優作が描いたのか?

◆いずれテキサス時代に
殿下主演の178話「リスと刑事」の回で、
ラストに鬼が描くリスの絵が、
画面で披露される。これもそっくり。

ストーリーの核となる動物のイラストを、
登場人物が描いたのは
太陽!で、この二話くらいです。


「こんな感じですか?
 お婆ちゃん。」

「うーん。刑事さんは絵が上手いんだね」
「いや、あまり上手かないんですけどね」
と、出されたジュース🥤を飲む純。

「いーええ。そっくりですよ。

 コロそっくり!」

井上堯之バンド♫
「青春のテーマ -尾行-」
これまた、番組初演奏される。


近所の主婦に。
「すみません、こんな時間に。
 こういう者ですが、」と警察手帳を提示。
※もう、夜の22時は過ぎているんだろう。

「なんですかあ?」と不審そうな顔。

「こういう犬、見なかったでしょうか?」
「いーや、あんまり上手い絵
 じゃないですけどね。」

矢沢トキは、背を伸ばして
似顔絵を覗いて、
「いーや、そっくりですよー」

「犬を探しているんですか?
 警察で、、」と呆れる主婦。

「そうですよー」とトキ。

「税金使って、無駄な事するんですね!」

「見なかったでしょうか?」と純

「いちいち、犬の顔を見て
 歩いている訳じゃありませんからね。
 それよりも、ウチの玄関に犬が
 【うんち】をしてしょうがないんですよ!
 犬を探している暇があったら、
 そっちの方を取り締まって下さいな!」

ドアを閉められ、退散する二人。


次は、屋台へ。

おでん屋の親父に尋ねる。

「へえーっ。犬の捜査かい?
 粋な事をするじゃない、警察も。」

そう言ったのは、おでん屋台の親父
(大村千吉)である。
◆ (大村千吉)も太陽!準レギュラー。
彼は、円谷プロのウルトラシリーズで、
何度も出演した名俳優。準レギュラーでもある。
怪獣ブースカ、ウルトラQなど。

「見なかったね!
 おっどうだい!一杯。

 勤務時間外なんだろお?
 おい、時間外手当だ!」

「頂きます」と
ビール一杯に口を付ける純。

「おう、やんな!」
聞き込むついでにビールを飲んだのだ。

「そう言えば、
 この間来たタクシーの運ちゃんが、

 犬を轢っかけた(轢いてしまった)って
 言ったなー? ついこの辺りで。
 まさか、その犬じゃないだろうがね。」

「何処のタクシーですか?」

「うん、駅の向こう側だよー」と
言ってタバコに火を点けた。

「名前、分かりますか?
 その運転手の!!?」
身を乗り出した純は、屋台の屋根に頭が
当たる。身長がデカい純。

「確かみんな、ケンちゃん、とか
 言ってたなあ?」


場面は、そのタクシー会社。

「俺がケンだけどよー。」

「ちょっと聞きたいんですが」
警察手帳を見せた純に、
ビビるドライバーのケン。

「何だよー。」
「あんた、二、三日前に犬を轢いたそうですね」

「犬?」
「こんな犬じゃなかったでしょうか?」
と純が描いた似顔絵を見せる。

「違うよー」
「本当の事を言って下さい。」

「コロを轢いたんですか?
 アタシのコロを、、、」泣きそうなトキ。

「この頃の警察じゃ、犬を轢いたくらいで
 捕まえに来んのかよー?」

「この犬なんですか?」

「俺はあんたを捕まえに来たんじゃないんだ」

「本当にこの犬じゃないのか?」

「犬を轢いたくらいで、ぶち込めるもんなら
 ぶちこんでみろーよ?」

「コロを轢いたんですね?
 アタシのコロを。」とトキ。

「犬の一匹や二匹。
 どうしたんたってんだよー。
 弁償しろって言うんなら、
 弁償してやるぜ、お婆ちゃん。」

「馬鹿やろおーう!」と純は
ドライバーをぶん殴り倒してしまった。

「轢いたのか、その犬を!
 どうなんだ?!」と怒る純。

「どうなんだーあ!」

「殺しゃしねーよ。本当だよーっ。
 跳ねただけよー。殺しゃしねーったら!」


翌朝、

「おはようございます」と純。

出署したのは、一番最後。
鬼が明日は7時集合だ!と言ったから
皆すでに出署している。

クミも既に来ているが、
何か、おかしくはありませんか?
無い事はないが、
三日前のピンクのワンピースを着ている。

本日は8月。夏の朝の7時は既に暑い筈。
本庁から予算が与えられない
所轄の捜査一係には
エアコン、クーラーなんかある訳がない。
扇風機一台のみ。
マカロニ時代では、扇風機は2台あったが
それも予算をケチられたのか1台に。

さらに日が替わっているのに、
クミのピンクのワンピースは一昨日と一緒。
汗を掻いているだろうに、
三日めにも続けて着るのかな?

また山村、野崎、殿下、ゴリも同じ服装。
◆制作側、スタッフ陣は
もう少し、日が変わっている事に
気を使って欲しかったなあ。

そのクミが出勤した純に、
「貴方のおかげで、ボスが
 署長室に呼ばれているのよー。」

◆という事は、あの二代目署長に
また油を絞られているのか?
◆西山新署長の着任は「蒸発」から。



「タクシーの運転手を殴ったそうだな?」
と山村。

「そのタクシー会社の組合から、
 抗議が来たんだよー。
 捜査権のない刑事が来て
 運転手に怪我させた、ってな?」とはゴリ。

「怪我?」

「おーおう」と体育会系。

「大した怪我じゃないらしいんだがな」山村

「お前のデートの相手は、
 あのお婆ちゃんだったのか?」殿下

「そうです」

「もの好きだね、お前も。」ゴリ

「もの好きじゃありませんよー。
 あのお婆ちゃんにとって、
 コロはこの世で一番大切なんです。

 例え犬でも、人間以上に大事な場合
 だってあるんです。それを探してあげて
 悪いんですか?」

山村に食ってかかる柴田純。

「悪いとは言わんよー。
 しかし時間外で個人で捜査するんなら、
 警察手帳は、チラつかせんほうが、
 いいな?」

「解りました。」

黙ってしまう純。


純は、野崎と外に出る。


多分野崎が、純を誘ったのだろう。
中央公園に通じた階段を登りながら、

「お前の気持ちは、皆んなにも
 分かっているよー。

 おう?
 ただ捜査が進まないから、
 皆んなイライラしているだけだ!」

純の歩きが止まる。


タバコを持つ手と顔は、野崎と行く
進行方向から右手に逸れる。

「!おーーっ!?」と

「どうしたあ?」

「ええ。あの犬。似てるんです。」


タバコを道に捨て、寄って行った先には、


公園のベンチで、子犬と遊んでいる男が。
戯れて懐いている犬はひょっとして?

「あのおー、ちょっと。
 それ、君の犬かい?」純。

「いやあ?」と違うとの返事。

「コロ。コロっ」と
背を屈めて口呼ぶ純。


「そーか、コロか?
 お前がコロなのか?」

「長さん。これがコロですよ。」
野崎も、近づいて
二人と一匹に寄る。

「何処行ってたんだい?
 探していたんだよ、ずっと。
 こんな何処にいたのか?」

「この間、雨の日に
 脚を怪我して、ドブの中
 這ってたんだ!」

※多分、タクシーに轢かれて
しばらく動けなかったのか?


井上堯之バンド♫
「青春のテーマ -友情-」
ここでも、新曲の披露。
番組初演奏されたこの曲。

「君が手当したのかい?」と長。

「まあ、ね。
 そしたら付き纏って俺から
 離れなくなっちまったんだよ」

その男は、コロを抱き上げて、
「コロ。大丈夫だよ。
 ちゃーんと、探しに来てくれたじゃないか?」


◆この時の純と野崎の笑い顔。
 これをよく見てください。

「帰んなよーお」とコロを離す。

「好きなんだなあ?」と純。

「裏切らないからな?犬は」と男。


純も、同世代の男が呟いたこの言葉には
いつも自分が感じていた燻る感情を拾い
図星を指す。
しかし何かこの男の言葉には
冷たさが否めない。

◆しかし、この男こそ、
純が追い詰めなければならない、
凶悪のライフル魔であった。

なのに、
この二人には ものの数メートル間の距離で、
友情感があったのだ。



「人間なんて、人を裏切ることばかり
 考えているんだ。人間なんて、
 犬に比べるとドブネズミだよ。
 ドブネズミ以下だよ。」

これには、顔を見合わせて
驚く純と野崎。


「君の名前は?」

「名前?」

それでも、男は
純と野崎に顔を見て、話しかける事を
拒んでいる様子だ。

「持ち主のお婆ちゃんが、
 御礼を言いたがると思うんだ?」
「この近くかい?
 名前を教えてくれないかなあ?

 ああそうそう。私は七曲署の
 野崎刑事だ。」

吃驚して、二人を凝視する男。

「刑事?あんたも?」と純に問いかける。

「ああ、、」と純。

「別に名前なんていいよ。」

「ああ君!ちょっと待ってくれよ?」

今度は、つっけんどんに

「俺が何したって言うんだよおー!
 犬の手当をしちゃいけねーのかよお!
 犬の手当をしたら、いちいち名前を
 言わなきゃいけないのかよー。」

「い、い、いやあ。
 お婆ちゃんが知りたがると
 思ったから、、」と長。

「いいよー、御礼なんて、、」
名前を名乗らずに、その場を去ってしまう男。

「どうしてかなあ?」と
コロを抱き上げ、野崎に。
質問する純。

「どうして、あんなに人間を憎むのかな。」

「長さん!」と

コロの首輪にライフルの銃弾が
ぶら下げられていた。


純はコロを野崎に預け、
ダッシュで当たりを捜索するも
周囲にはもう彼の影は見当たらず。

井上堯之バンド♫
「サスペンス2#2」

ここで、
第一ステージの終了。

井上堯之バンド♫
さらにここで、ジーパン時代から
使われるようになる、
「場面変更ジングル」が。

これも
ジーパン時代に新作曲されたもの。

ここで、最初のコマーシャル。


🔴今回挿入された、
井上堯之バンド♫
当時のジーパン刑事の
「青春のテーマ」バージョン楽曲を
纏めたCDが発売されていました。
探せば今でも、所有可能と思われます。

純の拳銃は、22口径で44マグナムでは ないです。

太陽にほえろ!ジーパン刑事
ミュージックファイル
(松田優作サウンドメモリアル)

このCDの説明書には。

「サントラ・ファンの強い味方!
VAPミュージック・ファイル・シリーズから
新作が登場!あの好セールスを記録した
サントラ・コンピ・アルバム
”松田優作クロニクル’73~’89”以来
4年振りとなる松田優作サウンド・メモリアル・シリーズ
のニュー・アイテムが登場!

大野克夫による、
松田優作出演期(1973年~1974年)の音源を
コンパイル!
ミュージック・ファイル・リスナーにとっても、
松田優作ファンにとっても、
これは嬉しいリリースですね。」と。


◆世の中の(心が若い)若者に、
この「青春のテーマ」の旋律を
また井上堯之バンドの楽曲旋律を披露した。

今の時代までも朽ちることがない太陽!の
この55話は、ジーパン編の名作とも
言えます、、。その素になった話です。

次回は、
第二ステージに進みます。
純や鬼たちと本庁西山警視が
丁々発止の対立を見せていく第二ステージを
時間があれば、ご覧下さい。
この第二ステージで、容疑者の名前が
初めて公開されます。それまでは、一切判らず。

画像は 後から、、。

14167字


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