初めて海外旅行で南米のペルーとボリビアの現地まで1人で行ってみて変わった事

行く前の自分

当時29歳の僕は、ちょっと頑張れば出来る事も
「出来ない。そんな事出来るわけがない。」と決めつけていたが、
現地まで1人で行ってみて、意外とやってみると大した事がないという事がわかった。その気持ちと共に「出来るかも。」に変わった。
その事について書いてみる。

なぜ、そのような事を思うようになったのか?

現地に行くまでの中で、知らない人が助けてくれたりしました。
人は自分から話かけたり、行動すれば誰かが救いの手を差し伸べてくれると事に気付いた。

初めての海外旅行での出来事と救いの手

現地まで行く道のりで、2回のトランジェットをしました。
成田からロサンゼルスで1回目の乗り換え、ペルーのリマで2回目の乗り換えでクスコに到着しました。

その中で2回大きなトラブルがありました。
1回目は、アメリカ入国にはEstaというビザをトランジェットの入国でもいるという事を知らなかった為、成田に着き出発4時間にバタバタ調べて、どうにか1,2時間で登録完了しました。
この時に出発時間早めに行く、カウンターサービスの人に聞く、事前に行った事がありそうな人を探し相談する事などを学びました。
2回目は、アメリカでトランジェットの際に荷物を受け取るのか、自動で乗り換え便に荷物が行く仕組みなのかを理解してなかった。
しかも、僕は英語が喋れない。
困っていると、ツアーでペルーのリマに行く団体を見つけて、その団体の中の母親連れ40代女性に厚かましくも話かけて「荷物は受け取るみたいだよ。」と教えて貰った。
その後も1時間くらい、その女性と話して「初めての海外旅行でペルーなんて凄い。他行けなくなるよ。絶対楽しい旅行になるね!」と言われた。
その旅行は本当に楽しかったし、価値観も180°は変わってないが、僕の中で新たな価値観がインストールされた。

価値観がなぜ変わったか?どのように変わったか?

ペルーとボリビアまで行って一番感じた事は、
「日本は恵まれている。」と思い、当たり前レベルの違いを感じた。
例えば、暖かいお湯が安定的に出る。
そんな日本では当たり前の事が当たり前ではない。
ペルーのホテルはシャワーの水圧が弱く、お湯が急に止めるや急に熱くなる。
街中に行くと、バーガーキングで子供が物乞いをしてたり、路上で手作りの人形を販売してたり、人形を販売する為に必死に英語を勉強している光景を見た。
この光景を見て、日々の当たり前に感謝しようと思えた。
また、もっと勉強したり、お金を稼ごうなど思えた。
良い環境に日本人は甘えていてハングリー精神を失っているのかもしれない。

夢に出てきた光景

10泊12日の旅行だったが、後半の日程でボリビアに行った際に塩で出来たカプセル型のホテルに泊まり、そのホテルの外の景色が綺麗だった。
外の高原の景色が綺麗で、夕陽と朝焼けの光景が神秘的だった。
幼い頃モンゴルの風景をTVで見た時と同じ印象をボリビアのウユニから受けた。
その夜、久しぶりに夢を見た。
1社目の会社に戻って働く夢だった。
先輩社員から怒鳴られたりしながら、仕事してやりがいもなく、お前なんて使えないんだよって叱咤激怒をされている。
この旅行は2社目の退職のタイミングだった。
僕は1社目を辞めて、2社目の3年3ヶ月の契約期間で成長出来ただろうか?
この自問自答から「1社目に戻って働く夢」を見たんだろう。
旅行を楽しみながら、草原をランドクルーザーで10時間以上走っていた。
その時間の中で、僕は何をしたい?僕は何が出来る?僕はどう成長したいのか?そう思っていた。
1社目で働いていた25歳の時から成長したいという気持ちや、ハングリー精神を持ち続けたい、あの頃の自分に負けたくないと思った。

行った後に周りによく言われた事

「初めての海外旅行で現地まで1人で行くなんて凄い!怖くなかったの?」
なんて言われますが、不安はもちろんあったけど、行きたいと思った。
「おぎさんの行動力凄いですね!度胸ありますね!」など色々凄い眼差しをされた。
でも僕の本質は全く変わってない。
楽しそうならやってみたい。チャンスがあれば掴みたい。
それだけだ。

行った後の自分

過去の夢を見て、2社目で仕事で結果を残す事の出来なかった自分を返り見て、もっと結果を出したい。出世したい。海外の舞台で仕事をしたい。
もっと仕事頑張ろうと思えました。
転職かワーキングホリデーで悩んだけど、転職に決めた。
お金がなかった事もあったが、今身に付けるべきは英語じゃなくて、経営能力だと思った。
それでセブンイレブンジャパンへの入社を決めた。

すぐに「出来ない。」を言っていた僕は「どうやった出来るかな?」や「出来るかもしれない。」に少しだけ思考が変わった。
きっかけはしょうもない事だけど、この旅行がきっかけで、人は小さな勇気で変われるし、小さなきっかけで変わると思った。
僕は今悩んでいる人に伝えたい。
あなたが悩んでいる壁は本当に大きくて、壊れないモノなの?
乗り越えたり、ハンマーでぶっ叩けば、壊れるし、本当は小さいモノかもよ。
確かに今は大きく見えているが、一回立ち向かおうよ。
意外と大きくないかもよ。
僕は今新たな挑戦がしたい。
僕の中のワクワクに従って、やりたいや、ちょっと出来るかもと思える事に向かっていきたい。
コロナだから無理なんて言わず、コロナすら楽しみたい。
34歳の僕は自分成長だけでなく、周りにいてくれる人達を支えたいし、不安は沢山あるけど、保守的にならずに攻めたい。
全ての辛い事を楽しみたい。そう今は思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?