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台湾の「鬼門開」の習慣と禁忌

明日、8月16日は台湾では旧暦七月の「鬼月」が始まる日です。この時期には、鬼たちが人間界に出てきて、悪さをする可能性があるとされています。そこで、人々はさまざまな習慣と禁忌を守ることで、鬼たちから身を守ろうとします。

【習慣】

供物の準備: 家や店舗の前に、鬼たちに供物をささげる場所を設けます。食べ物やお金、紙で作ったものなどが供えられます。これは、鬼たちが満足してくれて、悪さをしないようにするためのものです。

夜遅くの外出を避ける: 夜遅くに外出することは避けるようにしましょう。鬼たちが活発になるとされるため、夜遅くの外出は危険があるとされています。

【禁忌】

夜に洗濯物を干さない: 夜に洗濯物を外に干すことは避けましょう。鬼たちが洗濯物に入り込む可能性があると信じられています。

水遊びをしない: 鬼たちが水辺に現れると考えられているため、夜には水遊びは避けるようにしましょう。

結婚式などは控える: 鬼月は災いが多いとされているため、結婚式などのお祝いごとはこの時期は控えることがあります。

基本的に、鬼門が開くことに対して恐れる必要はありません。心に善意を持ち、この時期の禁忌に注意して過ごすことで、普段の日常と変わりなく過ごすことができます。穏やかな心でこの時期を迎え、安心して過ごしましょう。