さらに余りある時間を
利用して前からやってみたかったラジオドラマ的なのやってみました
ドラマって言ってもそんな長い時間ないんで、電車１駅分くらいの尺なんで、気軽に聞いてみて。
台本はタイで、声はうるとらブギーズの佐々木さんとエレガント人生の祥子にやってもらいました
佐々木さんはもちろん祥子がまた最高だわ
終盤のある所のやりとりが良すぎた
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「帰京」
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台本公開↓（音声と多少違いがあります）
ピンポーン
京子：はーい（ドア開けるマイム）
ガチャ
父：どうもお電話でご挨拶はさせてもらってましたが、改めましてタカシの父です
京子：宮下京子です
父：タカシがお世話になってます、なってましたかな
京子：……あ、どうぞ上がってください。ちょっと散らかちゃてますけど、いま荷物整理してたところなんです
父：すいません、私がやるべきことなのに
京子：あ、いやいや
父：手伝います。‥‥‥‥何から片せばいいのかな
京子：すいません、こういうのって引っ越しの時みたいに種類分けたほうが良いのかよくわかなくて、一応なんとなく種類別にしてみたんですけど
父：確かに、遺品整理なんてしたことないいですもんね、私も父は実家で亡くなったもんだから特にこういうことあんまりしてなくて、まぁうちに持って帰ってから分けるんで、適当に箱に入れちゃってください
明らかに要らないものは捨てちゃってください。
京子：明らかにいらないものって、むずかしいな
父：ですよね
京子：服とかってどうしたらいいですかね？これなんですけど。
父：はぁ～洒落た服着てたんだな、東京って感じだ。バンドやるっつて東京いく時は小汚い服きていってたんですよ。
京子：その服１回も着てないんです。バンドで成功して地元に初めて帰る時着ていく用なんだ！って、すげー東京！！って感じだろって、タカシずっと大切にしまってたんです。
父：
京子：写真とかはどうしましょう私持っていてもいいですか？
父：持っていてくれるんですか？ありがとうございます。タカシも喜びます。あ、でもちょっと見せてもらってもいいですか？
京子：はい。どうぞ
父：カップルって感じだ
京子：これはディズニーランド言った時、これはお台場、これは江の島行った時ですね。
父：東京楽しんでんなぁ。タカシのやつ俺にばれないようにうちの妻にはこっそり電話で連絡とってたみたいで、そん時は東京は山が見えないとか自転車の駐輪場お金かかるとかなんか愚痴ってたみたいで。
京子：それ言ってましたｗあと渋谷っていつ完成するんだってよく言ってました
父：でもよかったあなたみたいな人とこうして一緒に暮らして、楽しんでいたんだなと思うと安心しました。これだけ幸せならそりゃバンドで成功できるわけがないｗ。日々が満たされすぎだｗ。
京子：お父さん…
父：さ、さっさと片付けましょう、この奥のタンスには荷物多そうだな
京子：‥‥え、あ！そこは！
父：うん？これ、え、手錠？
京子：え、あいやｍ
父：これは、京子さん、お仕事警察では～？
京子：ないです
父：よね、え？じゃあこの手錠は
京子：ははっ、
２人：（気を使って笑いあう）
父：東京だ。東京楽しんでる。失礼しました。
京子：お父さんはこっちの方お願いします
父：はい。ん？京子さんこれ京子さんのじゃないですか？片っぽしかないけど
京子：‥‥私ピアスの穴あけてないですよ？
父：あ、え？……
京子：……東京楽しみすぎですね
父：あの、息子が申し訳ございません。
京子：（写真をゴミ袋に捨てる）
父：あ‥‥
京子：全部捨てちゃっていいですか？
父：ちょっとそれはすいません
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やっぱあそこの2人もにょもにょするとこ最高だわ。
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