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真剣勝負とエンターテイメント。

4月29日に行われたRIZIN46でキムスーチョル選手と試合をして2RにTKO負けをした。

2Rの記憶は無く、いつの間にか眠りについていた。

起きて負けたとわかった時は信じられなくて、信じたくなくて、絶望した。

試合から約2週間経った今でもずっと悔しくて、あーしてれば良かったこーしてれば良かったと反省の日々。

限界までトレーニングを積んできてあっけなく終わってしまいトレーニングの成果を何一つ出せなかった無念さ。不完全燃焼。

このモヤモヤは試合でしか払拭できない。ということで早く試合がしたいです。もうパンクラスを通してRIZINに次の試合を組んでもらうように話は通してあります。

試合が終わった時は努力に裏切られたと思い絶望した。もうこんなキツいことはやりたくないと思っていたけど少し時間が経つとまたやりたくなる。

またあの輝かしい大舞台に立って歓声を浴びたいと思う。こりゃあ辞められない訳だ。

完全に中毒。こんな刺激、他には無い。

負けてから色々と考えること、思うことはある。

RIZINで戦うということはどういうことなのか。

エンターテイメントというRIZINでやる真剣勝負の格闘技。

僕の近しい人のことを想うと何がなんでも勝って勝利を届けたい。

もっと大きな目で見ると大勢のRIZINファンのために自分の勝敗なんて関係なくエキサイティングで面白い試合を届けたい。この考え方の違いでファイトスタイルは変わる。

RIZINが求める選手はエキサイティングな試合をするし強い人。青木真也選手や堀口選手はエキサイティングな試合をするし強い人。

僕はもともとエキサイティングな試合をするタイプの選手ではなかったけどRIZINで戦うと決めてからファイトスタイルを変えようと思い、徐々にアグレッシブなファイトスタイルに変えている。今はまさにその最中。

長年培ってきたモノを今更変えるのはなかなか大変な作業だけど自分が選択した事だしそれが僕が求める理想のファイトスタイルであり選手像。

プロ格闘技をやっている以上、みんなチヤホヤされたいしスーパースターになりたい。

話は戻って前回の試合。ぶっ倒そうという気持ちでキムスーチョル選手の得意な近い距離に入って打ち合い上等で挑んだ。僕の得意な中間距離は捨てて。

勝負にいってぶっ倒された。反省はあるが後悔はない。今回の負けでまたさらに強くなれる。

負けはしたがこの試合のためにやってきたトレーニングに意味はある。

僕はまだまだこれから。格闘家中島太一の物語はもう少し続く。

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