見出し画像

あと27日 私の背中を押す書籍①「あなたの会社が90日で儲かる」神田昌典著〜6/25迄「周辺から世界を変える方法」出版クラウドファンディング〜

あと27日 43% ありがとうございます。少しずつ進んでいます。

「官僚型組織を変える」私の無謀な挑戦。始めたときは、無謀というか自分はバカなんじゃないかと思いました。それでも、それは可能だと確信もあったのです。

これから数回、なぜ『周辺から世界を変える方法』〜官僚型組織でイノベーションを起こしつづける〜を書こうと思わせてくれた、かけがえのない書籍を紹介していきます。

まず、一冊目!

神田昌典著「あなたの会社が90日で儲かる」

この書籍との出会いで私の人生は全く変わってしまいました。

就活の時期は、バブル末期。大学のレベルの割にいい会社に就職が叶う時期でした。人見知り、国語も英語も嫌い・・・あまり対人を要しない就職先を探し研究所系のNTTグループを見つけ出し、就活はここ一社だけで就職。実験室にこもれる環境は私にとって最高でした。

何億円もする機器、開発中の光交換機。
これから世の中に出ていくものばかり、なかなか実用化に行き着かない研究開発の現場で、私が触れていたのは実用化手前のものばかりでした。
光ファイバ、光ファイバコネクタ・・・私が習得した技術は世界でも最先端のものばかり。ライバルが側にいない。劣等生の私でも世界でトップクラスです。それも通信の世界で。最高でした。

私は1999年に飛び込み営業してきたある徳島の会社の役員と意気投合し、特許の共同出願をし、その徳島の会社と光コネクタクリーナーを開発しました。

いよいよ発売という時期に北米でITバブルが崩壊。国内市場も一気に冷え込みました。

「全部、お前のせい」

売れない在庫が何億円分も徳島の会社の倉庫に積み上がりました。
当時30才、平社員、技術者だった私をビジネスユニット長が呼び出します。
フロアの真ん中で
O BU長「三宅くん、在庫いくら分だ?」
私「〓〓万円だと思います。」
O BU長「損益分岐点は?」
私「〓〓万円です」
O BU長「ぜんぜん売れてないよね。このままだと徳島の会社も潰すぞ。全部、君の責任だから。今日から営業やって。売って!売れ!売れ!」

公開処刑です。

私「分かりました。まず、代理店を回ります。」
O BU長「ダメ、営業経費無いから。君のSUICAだけで回れるところに行って」

サイコパスエリートO崎。予想通り、自分の失敗は部下に押し付け、私を痛めつけて辞めさせようという魂胆。そのまま、徳島の会社も精算する気だったのです。

毎週、火曜、水曜、木曜、金曜の16時半から窓のない部屋に呼ばれ大体21時半まで。3対1で暴言を浴びせられる。罵倒される拷問が何ヶ月も続きました。

(他にやることあるだろう・・・どうやって売るとか、立派な職位、お給料をもらっていてやっていることがこれかよ・・・とんでもないクズだな・・・呆れる)

偶然が味方する

その時期、実は1999年2000年と私が海外営業でシリコンバレーに大口の取引先が出来、NTTグループでも始めての北米営業所が開設された。自分が行くのかと思いきやNTT OB様が支店長になられた。
ただ、その御大、北米のITバブルの崩壊で営業もできず、私に国際電話をしてくる。朝9時から夜21時、フルフルで私へのお説教。八つ当たりです。これが頻繁に起こった。(アタマオカシイ)

その御大からのご命令
「NTT武蔵野通研の2号館地下一階振動試験室にN88BASICで書かれたプログラムがある。それを来週までにDos/Vマシンで動くようにして送れ。」

いや・・・まずあれはPC88でフロッピーは10インチだぞ・・・
今は、WindowsMEで、VisualBasicに変換するのか?

まずPC88フルセット揃えねば!
ということで私はジャンク屋を探した。江東区かどこだか忘れてしまった。商店街の片隅にジャンク屋が有り、そこに電話して伺った。10インチのフロッピーを持って。

社長は40歳くらいに見えた。「どうしたの?」と事情を説明すると10インチのフロッピーを私の手から受取り、すぐに3.5インチのフロッピーにコピーしてくれた。お代は要らないと言われた。いろいろ聞かれて、とにかく困っている。と伝えたら彼から渡されたのが神田昌典著「あなたの会社が90日で儲かる!」だった。

帰りのバス、電車で読み漁った。やるべきことが全部書いてある。

翌日から私はNTTグループ初のダイレクト・レスポンス・マーケティングそして、Webマーケティングを開始した。

わずか半年で先行商品のシェアを50%奪取。損益分岐点を超えた

とにかく面白いように売れた。簡単に売れた。何も営業してないのに年間で100社以上との取引が始まった。

損益分岐点が超えた頃
Oビジネスユニット長がこう言った

「誰のおかげだ?私のおかげだろう?」

Oは自分の手柄に染め上げるべく、社長説明、常務説明、監査役説明に飛び回った。組織一体となって売上を上げたという見せかけを創るために、なにもしていない後輩たちをメンバに社長表彰にエントリー、見事受賞。メンバは23名。

実際には私がマーケティング、代理店マネージメント、顧客対応、もう一人が発注、生産管理をしてくれていた。

そして、ある日私は左遷された。


サイコパスエリートOは、自分では何も学ばず、私が自ら考え行動し作り上げた成果をすべて略奪し、あり得ない昇進をして卒業されていった。

私は窓際で唖然茫然とした時間を過ごすことになった。

そう・・・Oは、「ダイレクト・レスポンス・マーケティング」を「草の根運動」とか理由のわからない言葉で常務に説明していた。

自らのミスを部下に押し付け、部下の成果を略奪して出世してくクズ。

駆逐してえ!
似た様なクズー検体はそこらへんにいる。

暇つぶしにはちょうどいい。

と思ってしまった。

マーケティングにその方法がありそうだ。そんな直感が働いた。

神田昌典著「あなたの会社が90日で儲かる!」この「周辺から世界を変える方法」を出版しようと考えた始まりの書籍です。

今はさすがにここまで、ひどいことは起きていない。(と信じてる)
しかし、会社が有しているポテンシャルを活かしきれているマネージメントとは程遠い。

官僚型組織は戦後の高度経済成長の時期に最適だった。
今は、VUCA-「行き先が不透明。将来予測はう可能」な時代。

官僚型組織には良い面が多々あるし、それを無理やり壊す必要はない。

ある仕組みをいれることで、組織の壁は無くなり、学ばないエリートは無力化し、社員たちが学ぶ。学ぶ組織に変容していく。

官僚型組織は進化させられます。不条理なこと、理不尽なことは減らせます。
会社は創り変えることが出来ます。

長い長い探検をまとめた本です。ぜひ出版させてください。あなたの手に取ってください。

協力はこちらから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?