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「ゆずり葉」のメカニズムを地域社会に(大正地区社協だより NO.1 )

「大正地区社協だより」を始めます

令和3年1月元旦、大正地区社会福祉協議会ホームページを開設しました。
大正地区の皆様にご利用して頂けるように改善しながら運営してゆきます。
その手始めに、毎月、「大正地区社協だより」を第2月曜日に掲載することにしました。

 昨年から続いているコロナ禍による影響は、当たり前であった生活、社会の仕組みを根本から変えようとしています。弱者の存在がより顕在化され、矛盾も焙り出されました。とつかハートプラン ~誰もが安心して心豊かに暮らすことのできる地域社会の実現を目指して~ 本年度は丑年です。ゆっくりと着実に進めて行きたいと思います。

 そのためには、一人ひとりのご理解とご協力が欠かせません。コロナ感染を拡散させないために、3密を回避する行動を一人ひとりが守るのと同じようにです。

 子供から高齢者まで、一人ひとりが地域社会を形成している大きな存在です。その一人ひとりの方が地域の活動に参画して頂きたいと思っています。

ゆずり葉

 これから、地域の幾つかの各種団体で、次の役員にバトンタッチする時期になってまいりました。これがなかなかの難題で、定年や年金受給の後ろ倒し、個人情報保護法による、人と人との繋がりの希薄化等の影響か? 次の引き受け手を探し難くなっています。

 元小雀小学校校長が「学校だより」に掲載した一文 「ゆずり葉」を紹介します。

「実は小雀小学校職員玄関の左側に、大きな「ゆずり葉」の木が二本あるのを発見しました。「ゆずり葉」という名は、春に枝先に若葉が出た後、前年の葉がそれにゆずるように落葉することから、その様子を親が子どもを育て家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ、正月の飾り物や庭本に使われるのだそうです」

 まるで、親が子に、先輩が後輩に、上司が部下に、しっかりと引き継がれるまで見守り、見届けてから譲っているように思え、自然界の仕組みの巧妙さに驚嘆しました。

 譲るべき人、譲られるべき人、両方の考え方が重要だと思っています。この世は役割分担で成り立っていて、年齢や立場で異なります。ある役割を求められた時、ぜひ自問自答して頂きたいのです。「誰かがやらなければならないとしたら、何故、私はやらなくて良いのだろう」と。

今の私は…

 今の私は、「若い人達と国の借金から、年金という月給を頂戴している。少しでも、若い世代や国のために出来ることは引き受けよう」と自問自答し、やらなくてもよい理由が見つかりませんでした。
「誰かがやれるとしたら、何故、私がやってもよいのだろうか」と自問自答し、その時は落葉します。

 皆さんと情報共有に努めながら進めてまいります。宜しくお願い致します。

(大正地区社会福祉協議会 会長 萩谷 邦昭)

大正地区社協だより NO.1


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