見出し画像

4月はスタートの季節、動く(参加)ことから始めましょう!(大正地区社協だより NO.3)

 4月は入園、入学、入社の時期、まさにスタートの季節です。我ら、地域のボランティア活動も別れと出会いの悲喜こもごもを否応なく味わうことになります。

 老齢や体調不良、あるいは任期切れにより退任される方、新たに活動(参加)へ踏み出す方、バトンタッチ出来ずに引き続き活動される方、多世代・多職種・多趣味等の持ち主が集まり、地域福祉を前進させるための団体は言わば人間修行の格好の場とも言えます。

 会社組織と異なり命令は通用しません。目的に向かって協力し合える人間性、理解をして頂くための話し合い、それぞれの特性に応じた仕事の分担、みんな楽しく活動できる場所づくりを通じて人間力が鍛えられると確信しています。故に、ボランティアは人の為だけでなく、自分の為に「やらさせて頂いております」のことばがでてきます。

 私の机の前の壁に、相田みつをの「一生燃焼 一生感動 一生不悟」「ひとの世のしあわせは 人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを」の2枚の色紙を掲げています。

 それからもう一つ。何の才能も取柄もなく、飽きっぽくて長続きしない自分のことを好きになれず、引っ込み思案で、いつも自信の無い劣等感の塊でした。そんな若い頃、吉川英治の「われ以外みなわが師」の言葉に出逢い、周りの人から一つひとつ学び・取り入れようとしてきました。いつしか、自分では出来ないと思っていたことが段々と手応えを感じられるようなってきて、やれば何とかなると思えるようになってきました。それからは「一歩を踏み出す小さな勇気」の勇気という言葉さえ要らなくなったようです。

 仕事の基本は「plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)」と言われ、どんな仕事に変わろうと、このサイクルを回せば自ずと成果を上げることに繋がります。我々は企業の仕事と異なり、もう少し緩やかな運用で目標に近づけるようにしたいと考えています。我々の計画は「第4期ハートプラン」で5年間かけて活動することになります。一番取り組まねばならないことはDo(実行)です。どんなに優れた計画や情報があっても、Do(実行)なくして形にすることができませんし、次に進むこともできません。

 大正地区にお住まいの一人ひとりが、自分の出来ることを何か一つ「Do(実行)」して頂きたい、参加するだけで良いのです。「Do(実行)」を通じて、今まで気付かなかったことに気付き、感動し、相手のことを理解することに繋がります。感じて動くことを感動、私は動いて感じることを動感(同感)として使うようにしています。動いて感じ、感じて動くことで、よき出逢いに恵まれた幸せな人生を歩んでこれたと自認し感謝しております。


この記事が参加している募集

#この街がすき

44,097件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?