見出し画像

「原稿執筆カフェ」に〆切前の原稿持って行ってきた!

「あの件……進捗どうですか?

なんて聞かれると、ドキッとすることはないでしょうか。僕もその一人。そんな〆切に追われがちな物書きたちの間で話題の「原稿執筆カフェ」に行ってきました!

行ってみた!

原稿執筆カフェのルール(公式サイトより)

「原稿執筆が終わるまで退店することは出来ません」
ひえっ……!

「原稿執筆カフェ」の立て看板。東京・高円寺の駅近くだ。

「原稿執筆する人しか入店できないカフェです」
プレッシャーがすごい!

ドキドキしながら店内に入ると、オーナーが迎えてくださいました。
そして、すでに執筆中のお客さんが5人ほど。広くない店内で黙々と取り組む後ろ姿を見て、早くも緊張が走ります……!

席に案内され、紙に名前(HN可)と今日の目標を記入することに。

「何文字の原稿を、何時までに書きますか?」
「どんな原稿を完成させますか?」

僕の場合は、当日〆切の企画書をがあったので
企画書の完成(※本日〆切、消印有効です!)と書きました。

あわせて、確認のレベルも記入します。
通常は1時間に1回、進捗確認されるのですが、ハードモードを選ぶと「進捗確認+背後からの視線」だそうです。おそろしい……

さあ、PCを広げて作業開始です。

コンセント・Wi-Fiはもちろん、空冷スタンドやUSBケーブルなどの備品も潤沢に用意されています。ドリンクは飲み放題。
そのあたりに感心していると、あっという間に10分くらい経つので要注意。


――「オザキさん、進捗、どうですか?」

早くない!?幸か不幸か、あっという間に1時間経ってしまったようです。

「ええと、20%くらい……?結構ヤバめです」

「そうですか!頑張ってください!

決して威圧するような訊き方ではなく、むしろ優しい。
しかし、応援されてる感じで、熱気が強い!
これはいよいよ、原稿落とせなくなってきました。

もくもくもく。
2時間経過。

――「オザキさん、どうですか!
「40%くらいですかね……」
「ってことは、あと3時間くらいですね?頑張ってください!

Windowsでよく見る、信用できない進捗バー(あと○分)みたいな気分。
今日ほど、あの図太さを見習いたいと思ったことはありません。

しかし、目当ての企画書も完成に近づくにつれ、集中力は加速度的にアップ。いつもなら30分おきに休憩していますが、2時間くらいは打ち込めるようになっていました。

そして、予定より早く企画書が完成!
当初は6時間かけても終わらないんじゃ……と見積もっていましたが、5時間弱で終了。終盤の集中力がよかったです。

急いでオーナーを呼び、会計してもらいます。
「終わりました!」「おめでとうございます!」の会話がこんなにうれしかったのは初めてかもしれません。
いつもなら一人で書いているので、脱稿直後、近くに仲間がいるってことがレアな体験だからかもしれません。

ちなみにその後……
これは今回の僕だけの事情ですが、お店の前のローソンに書類を印刷しに行き、レターパックライトに詰めて、ポストになんとか投函したのでした。

感想まとめ

原稿執筆カフェ、僕はとてもいい場所だなと感じました。
自宅からも遠くないので、近々また行こうと思います。

「自宅でやったらいいんじゃない?」「他のカフェや自習室でもよくない?」という意見もあるでしょうが、誘惑に打ち勝つのはなかなか難しい。
本当に〆切直前の場合には、出かける支度に手が回らない……とかはあるかもしれませんが。

そしてこれは、人によるのかもしれないけれど……
僕は「期待されてる・応援されてるから頑張らなきゃ!」と思うタイプなので、オーナーさんの進捗管理はとても前向きに受け止められました。
また、周りにも同じ執筆作業をしているお客さんがいて、次々と作業を終え退店されるので「自分も急がないと!」という闘志や焦りも燃料になります。
それでも書き上がった暁には盛大に報告できるので、達成感もひとしおでした。
原稿執筆カフェには「褒めて伸びるタイプの人」「負けず嫌い」が向いているかもしれませんね。

ストイックになり、ただ頑張ることで書き上げるのではなく、
応援や共感、前向きな競争意識が脱稿に向けたパワーになる、ポジティブな場所だと思いました。

原稿の〆切に追われている方、「原稿執筆カフェ」に駆け込んでみてはいかがでしょうか?

■ 行き方・営業日(不定期)などの情報は、公式ページでご確認を!

■ 補足1
YouTubeでもしゃべりました!

■ 補足2
〆切に焦る様子が、フジテレビ「ポップUP!」で放送されてしまいました。笑

■ 補足3
その後、こんなことも考えました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました! これからも応援いただけたらうれしいです。 (いただいたサポートは、作品制作のために活用いたします!)