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ロボット劇作家のログ

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尾崎太祐が書いた日記をまとめたマガジンです。エッセイにもならなかったような雑多なものや、読んでくださっている方へのお知らせも入っています。
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#演劇

ChatGPTで脚本作ったら、劇作家から転職したくなりました。

こんにちは。ロボット劇作家の尾崎です。 私は「ロボット演劇」という、一風変わった演劇をつくり、上演しています。 人間の俳優・女優と、実在のロボットが、同じ舞台の上で「役者」として共演する舞台芸術です。 そして、ここ数日、対話型AI「ChatGPT」が大きな注目を集めています。 そこで「ロボット劇作家」を自称し、誰よりもテクノロジー×アートの可能性に賭けている私が、ChatGPTでロボット演劇の生成を試してみました。 以下、その実験結果(画像やツイートも含むまとめ)です。

¥300

体験型の演劇『ガラクタ姫とアポストロフ』にPepperと参加します

こんにちは、ロボット劇作家の尾崎です。 作品制作に関するお知らせです。 数年ぶりにPepperとともに、長編演劇作品に携わることになりました。 劇団物語研究所さんからお誘いを受け、近年ずっと関心を寄せてきた体験型演劇にチャレンジです! 今回、私は「ロボット操演」の立場から関わります。 原作は、sasakure.UKさんによる楽曲。 ボーカロイド・初音ミクが歌う「ガラクタ姫とアポストロフ」。 人間とそうでないもの(機械)との関係性や、その間に生まれる感情を描いた、おとぎ話

「第1回 T Crossroad 短編戯曲祭」に劇作家として参加します。

こんにちは。劇作家の尾崎です。 2月に参加する「T Crossroad短編戯曲祭」のお知らせです。 T Crossroad短編戯曲祭 とは…… 40周年を迎えた、劇作家カンパニー・ティーファクトリーの新たな試み 同時代、同テーマで書き下ろされる、全国津々浦々の劇作家の新作を紹介 劇作家たちの交差点、 戯曲のもとに出会うキャスト・スタッフたちの交差点になることを願って。 第1回のテーマ <2020年の世界>のもとに書き下ろされた 現在を描く新作短編戯曲 26作品を上演します。

「面白さで勝負しなよ」と言われて

「作品の面白さで勝負しなよ」 初めて会った人に、面と向かってそう言われたことがある。 今から二年前、2018年のことだ。 当時の私は、ちょっと変わった演劇を作りたがっていた。(今もだけど) ヒトとヒトによる演劇ではなく、ヒトとロボットによる「ロボット演劇」。 ロボットは持っている。企画もある。それなりに資金もあった。 圧倒的に足りなかったのは、「演劇スキル」。 企画を形にするための方法が、まったくわからなかった。 知り合いに、小劇場で活動する劇団を紹介してもらった。

考えて、こだわって、決定稿。

ロボット劇作家、活動報告です。 来年2月に上演される、短編戯曲が書き上がりました。 タイトルは『きみとかける未来』です。 第1回 T Crossroad 短編戯曲祭 という、「短編戯曲を集めて上演する」という催しに出展します。 劇作家として参加するので、僕は「書くこと」だけに集中して、他のことは各所のプロにお任せできるという、普段にない贅沢をさせていただいています。 まだ「決定稿を提出しただけ」なので、作品制作は続きますが、いま思っていることを少しだけ、ひとりごとのよう