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ロボット劇作家の作品

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尾崎太祐が書いた脚本・小説をまとめたマガジンです。すぐ読める掌編が多めです。
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#光

目の前にある、遠くのほし

「ここ数日、急に寒くなったよね」 「ほんとにね」 「あ、クリスマスツリー!」 「お、きれいだねえ」 「てっぺんにある星、大きいね」 「うん、きらきらしてる」 きみは、わたしにとっての「ほし」だった。 空を見上げると、昼も夜も輝いていて、 季節が変わっても、ずっとそこにある大きな星。 手が届きそうでも、のばした手は届かなかった。 みんなが憧れていて、わたしもその中のひとりだった。 たくさんいる中の、ほんのひとり。 願いをかけてみるけれど、そんなこと、簡単には叶わなくて。 わ