note 3 2021年3月11日



2021年3月11日を迎えました。



10年前のあの日
そして、あの日 “から”


たくさんの人が辛い経験をしました


自然の圧倒的な存在の上に生きていること


支え合うことの大切さ


思いやりや
一曲の歌が
人の心を救うこと


政治や権力の存在にも
常に関心を抱くことの大切さ


それに対して勉強し
知識や対話を深めることの大切さ


人の願いが集まればほんの少しずつだけど
世界が変わること


完璧な人はいないこと


綺麗事では届かないこと


正義は角度によって様変わりすること



救えないこと



自分は圧倒的に力不足であるということ



たくさんのことを
肌で感じ
学び
自分なりに歩み続けています



人によっては


忘れられない日
忘れてはいけない日


と表現し



人によっては



忘れたい日



であること





本当にありがたいことに

王様と私の2回の夏
南太平洋の2回の夏
キスミーケイトの1回の夏
の3作品で
東北地方にも訪れることがあった。

2014年くらいからの夏なので
復興が進んでいく途中だった

津波があった沿岸も訪れた
訪れないとわからない
とても大きく広い海岸だった

福島県の居酒屋で
「お兄ちゃんどこから来たの?東京?
ゆっくりしていってね!
大変だけど俺たちは元気だよ」
とおじちゃんに話しかけられたこと

岩手であまちゃんのロケ地の
灯台を訪れたときに
漁師さんに
「これ持ってきな!」
と新鮮な魚介類を渡されたこと


忘れられない人の暖かさや優しさの温もりを
あの数日の滞在で感じました



子供の時に歌った、あんな歌やこんな歌
道徳の授業や、部活で教えられた
「みんなで支え合い、手を取り合い」
的なこと

何故か大人になると
うまくいってないように感じる

何が愛かもわからなくなる


自分も人に対して
接し方を間違えたり、知らぬ間に傷つけたり
愛を持って接せれていないと感じ
反省することも多い


世間の物事を知れば知るほど
白でも黒でもないことを知り
発言を控え
何も言えなくなり
黙る方向にいくのかもしれない


誰かが言った
「何をしゃべるかが知性で、何をしゃべらないかが品性だ」と

どちらも
大切にしたい

黙っていても
考えている
そう信じたい



ぼくはどうだろう

俳優は言葉遣いである

品性のある、知性のある言葉を使えているだろうか…


まだまだ稚拙な知識と考えで
多くを発信しすぎているのかもしれない


でも
間違えや方向を誤った時


修正してくれたり、諭してくれたり
背中をさすってくれる
大切な仲間と
応援してくださっている皆様が
そばにいてくれる

学び、
考えて考えぬいて

謙虚に誠実に
自分の中に落とし込んで

もっともっと
人の心に寄り添える

そんな
心にゆとりのある

心でっかちな

表現者になりたいです。





そして



T&T結成も2013年3月11日です。
なので8周年
これは
わざと、この日にしています。
誰にとっても辛い日でも
誰かの誕生日であったり
幸せな日でもあります。

おめでとうも、ありがとうも
ごめんねも言える
豊かな世界でありますように。



この日は毎年
自分を省みる

歴史に学び
人に学び
前に進まなくては


人は愛がなくては生きてはいけない



2021.3.11 丸山泰右

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