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消費者の思考が大きくが変わるとき

我々はマーケットでものを買って、使って、消費することで日常生活を送っている。まさに消費者という言葉そのものだ。気候変動、貧富の格差などの社会問題を発端として既存の資本主義システムへの疑問が世界中で起きている今、この消費という行動が大きな転換点に来ている。

どんな転換点に来ているのか?これまでの単にニーズや欲求を満たすための「購買」という行動から、「この購買行動によって将来何が起きるか?」という消費者の購買に対する意識の変化が起きている。具体的には、商品を購入する際に「この商品はどんな企業が作ったのか』」そして「この商品を作っている企業は持続可能な社会実現のために積極的に行動を起こしている企業か?」それなら「この購買行動のよって、将来世界がよくなることにつながるから購入しよう」と言う思考である。

この思考の変化で重要なのは、購買行動によってある意味その企業に対して「投資」を行なっている感覚に等しいと言うことである。近年投資家の投資の判断基準として企業のESGが必須要素となった。これは一見巨大なマネーを動かす投資家のみに限った話のようにも思うが、これまで述べたような消費者自身の「購買」→「この購買行動によって将来何が起きるか?」の思考の変化を考えると、投資家のみならず消費者自身も自然とその企業のESGを意識しているということになる。消費者→投資家、、、投資家と言うよりも応援、支援しているという感覚に近いのかもしれない。

気候変動への対策が今世界の最重要課題である。気候変動の問題を解決するためには安いものを大量に作って、大量に消費するというスタイルからの大転換が必要である。これは決して簡単な話ではないのだが、上記のような状況を考えると未来は決して暗くはない。各企業、個人が気候変動への対策に向けてさらに行動を起こしていくことで大きな好循環が生まれるように思う。私自信も行動を起こしていきたい。

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