人種差別する奴は、祖国の恥さらし。  晏子春秋 より

http://www006.upp.so-net.ne.jp/china/ansi6.html#9

上記文抜粋
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晏子楚に使いす、楚小門を為る、晏子称す、狗国に使いする者は狗門より入ると【第九】

晏子は楚に使いした。
楚人は晏子が背が低かったので、小さい門を大きい門の横につけて、晏子を案内した。

晏子は入らずに
「犬の国なら犬の門から入るもよいでしょう。いま臣は楚国に使いしています。まさかこの門から入れとは言いますまい」
と言った。案内人は導いて大門から入った。

楚王に見えた。
王は
「斉には人がいないのか。あなたが使者で来られるとは」
と言った。

晏子は答えて
「斉の臨淄は広さ300区画、手を広げれば日は遮られ、汗をふるうと雨にもなります。 道では肩と肩がすれあうほどに人がいます。どうして人がいないといえましょう」
と言った。

王は
「ではどうしてあなたが使いするのか」
と問うた。

晏子は答えて
「斉が使いを命ずるには向き向きがありまして、賢い者は賢い国に、不肖の者は不肖の国に使わせるのです。 嬰は最も不肖であったため、楚国に使いするのに最適だったのです」
と答えた。

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抜粋終わり

人種差別をする人は、結局は自分や自分たちを辱めることになる。

いわば、馬鹿が恥をさらすために人種差別をしているのである。

わかりやすい話です。

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