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貧乏人の尽力・・・。


上記文抜粋
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第一目標達成とネクストゴールへの挑戦について


いつも鶴林寺を応援いただきありがとうございます。3月18日に公開した本クラウドファンディング「兵庫県加古川・国宝 鶴林寺|祈りを伝える観音堂を未来へ」は、皆様からの多大なるご支援により、4月18日に第一目標として掲げる300万円を達成することができました。


鶴林寺には直檀家がなく、これまで塔頭寺院の檀家様や地元企業様に支えられ、境内に残る文化財たちをなんとか守ってまいりました。しかしながら数百年の時を経て年々修理を必要とするものが増える一方、コロナ禍を経て今もなお観光収益が回復していなかったりと財政の限界を感じる中で、鶴林寺を想ってくださる方々に広くご支援を募りたいと考えたのが、今回のクラウドファンディングの始まりでした。


実際これまでも関わりのあった方々をはじめ、クラウドファンディングをきっかけに新たにご縁をいただく方も多く、皆様への心からの感謝と、鶴林寺の文化財を未来に残す責務を実感しているところでございます。


今回のプロジェクトに掲げる観音堂修理には、内部だけでも総額700万円もの費用がかかります。修理には補助金などはございませんので、全額自己資金で賄うこととなる金額です。


第一目標に掲げる300万円はその中でも最低限必要な金額として掲げさせていただきましたが、実際にはまだまだ負担は重く、皆様からのご支援を賜りたく存じます。


そこで残り27日という期間を残して達成させていただいた機会を活かし、500万円を第二目標に挑戦を続けさせていただければと存じます。5月16日(木)23時の最終日まで、引き続きあたたかいご支援と応援を賜れれば幸いです。

千年に亘りこの地を見守る・国宝 鶴林寺
祈りを伝える観音堂を未来へ


兵庫県加古川市で千年以上の歴史を刻む 国宝 鶴林寺。


文化財の宝庫とも呼ばれる当山には、国宝や重要文化財に指定されているものを含めて境内建物が20点近くあり、これまでも補助金や積み立てにより修繕・保存に取り組んでまいりました。


近年では国指定重要文化財の建造物2棟、鐘楼と護摩堂の修繕を今年2月末に終了いたしましたが、現在、この2棟の間に建つ観音堂が修繕を必要としています。


秘仏の聖観音様を祀る観音堂は、鶴林寺で堂内に入れる数少ない建物です。集う人たちが後を絶たない大切な存在ですが、文化財の指定がないために補助金も得られず、修理の優先順位は後回しになっていました。


すでに雨漏りが始まっており、とにかく急がなければと、なんとか積み立て資金で屋根瓦の葺き替え費用はまかなうことができましたが、内部の調度品、特に傷みの目立つ厨子ずしや須弥壇しゅみだんなどの修繕費用は最低でも500万円にのぼり、資金的な問題から望む修理ができるか先行きが不透明な状態です。


そこで今回のクラウドファンディングをきっかけに、有縁無縁の皆様に広く観音堂内部の修繕へご支援を賜りたいと考えました。


鶴林寺に息づく歴史、文化を未来に残すために、どうぞあたたかいご支援をお願いいたします。

・・・・・中略・・・・・・

様からのご支援の使い道
現在の観音堂・調度品の様子


観音堂の補修は60年ほど前に傷んだ屋根を葺き替えたのが最後だと考えられます。あまり良い修理とは言えなかったようで、今回はとにかく屋根の下地材や構造材も悪いものは全て取り換えて、鬼瓦以外は瓦も全部新調するという方針です。


約2,000万円を要する見立ての中、実際工事が始まり古材をめくってみると、想定外の傷みも発見されており、さらなる修理費用が必要になる見込みです。これらは積立資金で何とか賄うことを予定しています。

しかしこの修理計画に須弥壇、お厨子、内部の提灯や調度品は入っていません。幸い、仏像(聖観音像)自体はお厨子の中に匿われた秘仏であるおかげか傷みは進んでおらず、今回は工事のあとそのままお戻しする予定です。


ところが仏像を収める厨子(ずし)や厨子を安置する須弥壇(しゅみだん)の欄干が思いのほか傷んでいました。天井から下げている提灯も、もはや触ると危険な状態で新調の必要があります。これらについて約500万円ほどの費用がかかると見られています。


厨子も須弥壇もおそらく明治の神仏分離令で鶴林寺の鎮守社である浜の宮神社から、観音堂ご本尊さまの聖観音像と共に持ち込まれたものでしょう。この観音さまが神社ではご神体の本地仏として祀られていたものと思われます。

厨子は扉の立て付けが悪くなり、現在は外れかけている個所をビスで応急処置をしています。須弥壇の板も欄干も漆や朱が塗ってあり、色褪せていますので塗り直し、また木部が痩せて欄干は接合部分が抜けてしまっているので指し物修理が必要です。

このままでは建物だけ綺麗になっても、肝心の観音様をお祀りする堂内の劣化はそのまま残り、さらなる傷みの進行が懸念されます。今はまだ無事である聖観音像にも影響しないとは言い切れません。


鶴林寺は前述の通り「知る人ぞ知る」文化財の寺です。遠方からも仏像や古建築のお好きな方がおいでになり、長時間滞在されるケースも珍しくありません。しかし観光地としての知名度は低く、クラウドファンディングを通してより多くの方に鶴林寺を知っていただくこともできるのではないかと考えています。文化財に指定されてないとはいえ、観音堂も300年を経過した建物であり、ここ一棟だけ放置しておくわけにはいかないのです。


重ね重ねのお願いとなりますが、どうぞ皆様からのご支援をお願いいたします。




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抜粋終わり

貧乏人で、最低限の支援もできません。

が、せめてもの貢献ってことで、これを広めたいです。

一目見ていただけるだけでもありがたいし、お金に余裕あれば、支援っていうか布施して、自他の幸いに繋がれば、幸いです。

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