法律は実体ではなく「運用」とセットの関係性の総体。だよね。
刑法の名誉棄損罪と侮辱罪は明治の讒謗律に由来。讒謗律は明治政府を批判する言論を弾圧する道具であった。歴史に徴すれば、侮辱罪の罰則強化が何を意味するかは言わずもがな。侮辱罪の罰則強化は「誹謗中傷対策」を掲げるが、讒謗律も「個人の名誉保護」を謳い明治の欧化主義者が推進したものだった。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 16, 2022
讒謗律はジェレミー・ベンサムの功利主義を信奉する親英主義者の小野梓が主宰する「共存同衆」の建議に基いて制定されたとされる。近代国家に於ける「個人の名誉保護」の為の「進歩的法律」として制定された訳である。実際には政府批判を弾圧する道具となった。何事も名目通りに受け取るのは愚の極み。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 16, 2022
名誉棄損罪と侮辱罪自体が「讒謗律」という後ろ暗いルーツを持っている。緊急事態条項で政府が全権を握れるようになれば、明治政府が井上毅を批判した末広鉄腸を牢屋にぶち込んだような事も可能になりかねない。全体主義と戦争が迫る非常に危険な時代になった。自覚せねば取り返しがつかない事になる。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 16, 2022
法律は実体ではなく「運用」とセットの関係性の総体である。つまりは「運用」次第。法律の制定時に幾ら結構な名目を掲げていようと、運用にこそその「法律」の正体が現れる。どう運用するかは法執行機関とその背後者の胸三寸である。讒謗律に関しては制定時の最高権力者大久保利通の胸三寸だったろう。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 17, 2022
警視庁は大久保の子分の川路利良が作った。川路が黒田清隆の夫人斬〇事件をもみ消したように、当時の警視庁は大久保利通を頂点とする薩摩閥の私兵的集団だったと言える。俗に警官を「マッポ=薩摩っぽ」という。薩摩閥=親英派。大久保の次男・牧野伸顕は親英派の巨頭。讒謗律推進者の小野梓も親英派。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 17, 2022
法律は表向きの趣旨だけではなく、誰が・如何なる組織が運用するのかに注目すべき。明治の讒謗律の性質を見極めるには、小野梓ら欧化主義者が掲げた「個人の名誉保護」という名目ではなく当時の大久保を頂点とする権力機構・法執行機関の実態を分析する必要がある。裏権力走狗の支配は今も同じである。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 17, 2022
侮辱罪の罰則強化についても然り。「誹謗中傷対策」を名目とするが、今の日本の権力構造を見ると、真の狙いが透けて見えてくる。CSISの手先を中心に各裏権力派閥の走狗が両建構造を成して各所を支配する今の日本で、権力者が「令和の讒謗律」をどのように運用したがっているかは火を見るよりも明らか。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 17, 2022
法律を運用から切り離して独存視するのも実体論的錯視の一つと言える。形式と実質・本音と建前の別を吟味する事が重要である。結構な名目や美辞麗句を掲げる裏権力走狗の発言は「巧言令色鮮し仁」の典型と言える。額面通りに受け取るのは危ない。「誹謗中傷対策」も然り。悪党程法律を狡猾に利用する。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 17, 2022
同感。
「内閣人事局」も、安倍総統とその犬に運用されると「犬」ばかりを集める装置になった。
情報を頂きありがとうございますm(_ _)m西郷どんはそういうストーリーだったのですね。西南戦争の前に鹿児島に西郷暗殺団を送り込んで薩摩士族を挑発したという説がありますが、「挑発→戦端を開く」という今もやっている裏権力の常套手段そのものだと思いました。
— 菊池 (@kikuchi_8) June 17, 2022
さすが、米英の弟子の、天皇と維新志士。
トンキン湾とかの予行演習を、西郷抹殺で行ったわけで。
欧米の走狗~天皇
天皇の無い 蒼い空を取り戻す
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