線形代数

私は一年に一回くらい数学に感動して数学の勉強にとてもモチベーションが上がる時期がある。だけどこれは一過性のもので残念なことにしばらくすると、やはり数学の難しさから勉強をしたくなくなり、いつのまにか数学をしなくなっている。
今年もそんな時期が夏頃にあった。いつのまにか勉強しなくなっていて、また来年頃勉強するかなとか思っていた。
が、なぜか最近、馬場敬之著のマセマの線形代数を読んだ。別に今数学へのモチベーションが上がっているわけでもないのに読んだのだ。
線形代数と言えば、理系の大学生なら最初のころに学習する数学の分野であろう。私も遠い昔に勉強したことがあるのだが、すっかり忘れてしまっていた。
大学数学は高校数学に比べると難易度に結構差があると言われることもあるが、私もその難易度の乖離を感じている一人である。要はとにかく難しくてよくわかんないのだ。
大学数学の教科書はまあ大体が難しいと思う。線形代数でいえば斎藤正彦著の線形代数入門などが有名ではないだろうか。知っている人はわかるだろうが緑のあれである。しかし、私には難しかったのでマセマの線形代数を読んだ。マセマは他の教科書に比べるとはるかに分かりやすく書かれているのだが、今回読んでみて低能な私の頭ではマセマも完全に理解することが出来なくて悲しい気持ちになってしまった。私ってやっぱ頭悪い(泣)
典型的な問題なら練習すればある程度解けるようになる気がするのだが、なぜそのようになるのかいまいち理解できないのだ。対角化とかジョルダン標準形に変換することは出来るのだが、いまいちどうして対角化とかジョルダン標準形に変換するのわからないのである。てか、これをちゃんと理解しているみんなはやっぱりすごいです。ある定義が紹介されていて、ちゃんと証明も読んでそのときは理解した気になるのだが、その定義を使って別の新しい定義が出てくると、前に証明されて理解した気になっていた定義がわからなくなるの繰り返しなのだ。つまり私がちゃんとわかってないということなのだ。
しばらく線形代数はほっとこうとかな。もしかしたら他の分野をやってみて後で戻ってきたら今よりは分かるようになっているかもしれないということもあるかもしれない。次は違う本を読んでみればもっと理解できるようになるのかもしれない。大学の勉強は一冊の本じゃなくてたくさん色んな本を読んでみるべきだって言う人もいるしね。
次数学やるとしたら微分積分かな。またマセマにはお世話になるかも。

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