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ひまわり
sompo美術館の「ゴッホと静物画」という展覧会に行った。
sompo美術館に新宿駅西口から行ったのだが、新宿駅はやはり大きい。西口を出ると地下道を移動することになり、私の携帯のグーグルマップはうまく機能せず自分が今どこにいるのかわからない、地上に上がりたいのにどこから上がればいいのかわからない、と少し苦戦した。
ゴッホはひまわりの絵を7枚書いていて、そのうちの1枚が日本にある。その1枚がsompo美術館に常設されている。1枚は空襲で焼けてなくなってしまったらしいが、残りは世界中に散って色んなところで保管されている。そのうちの1枚が日本にあるって結構すごいことではないだろうか。かつての安田火災海上保険が1987年に創業100周年事業の一つとしてゴッホのひまわりを53億円で買ったらしい。さすが資本主義の権化の一つはやることが違いますな。しかし、人々から集めた保険料を運用して手に入れた資産を使って、世界的名画を購入し、美術館を建てて私たち一般の方も入館料を払った結果それを鑑賞できるようにしてくれている。こういう見方をすれば両者にとってもウィンウィンな関係と言えなくもないのではなかろうか。
今回の展覧会のタイトルにも静物画という言葉が入っているが、wikipediaを参照すると、
静物画(せいぶつが)は、西洋画のジャンルの一つで、静止した自然物(花、頭蓋骨、狩りの獲物、貝殻、野菜、果物、台所の魚など)や人工物 (ガラス盃、陶磁器、パン、料理、楽器、パイプ、本など)を対象とする。 これらを描く画家は、対象物を自らの美的感性に基づいて自由に配列し、画面を構成していると考えられる
ということらしい。展覧会でもテーブルの上に載った果物や花の絵が多く展示されていた。またゴッホの絵だけでなく、ゴッホに影響を与えた画家の作品や逆にゴッホに影響を受けた画家の作品も展示されていた。
色々な作品が展示されていたが、メインはやはり「ひまわり」だろう。こちらの絵は写真撮影OKでSNSで拡散しても大丈夫らしい。ただし、作品を使っての記念撮影はご遠慮ください、ということらしい。やっぱりプロのカメラマンが撮った写真も大変美しいけれど、下手な自分が撮った写真のほうが愛着がわく、というタイプなので、こういった風に自由に撮影できるのはいいですね。
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ひまわりの隣にはゴッホのアイリスも展示されていた。美しい青色で彩られているアイリスだが本来はもっと紫色に近い色であった可能性があると解説していた。時間の経過と共に現在の青色に変色していった模様。ちなみにこのアイリスの色を塗るのに使っていたのはペルシアンブルーと考えられていて、このペルシアンブルーは日本では平賀源内によって広められ、その結果葛飾北斎や歌川広重の作品に使われるようになったとテレビ番組の歴史探偵で以前紹介されていた。
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今回、私は音声ガイドを利用したのだがナレーションが声優の福山潤氏だった。コードギアスのルルーシュ役が有名ではないだろうか。以前行った、国立西洋美術館のキュビスム展の音声ガイドのナレーションは声優の三木眞一郎氏だった。お二方とも私の好きな声優さんで、好きな声優さんのナレーションで音声ガイドを聞くことが出来るのは嬉しいなと思いました。
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