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将棋と囲碁の微妙な違い

今回は自分の趣味の一つである将棋と囲碁について微妙な違いを紹介したいと思います。
私は将棋も囲碁もどちらも楽しむ程度に出来ます。今はやる方より見る方が中心となっていますが、、、覚えたきっかけは小学校の時に囲碁将棋倶楽部に入ったためで、囲碁と将棋はセットでやっていました。ゲームとしてはどちらも個性があって面白いのですが、知らない方にとってはどっちも同じに思われている方も多いのではないでしょうか。
ゲームの内容とは別のちょっとした知識になりそうなことを紹介したいと思います。

1.将棋は「指す」、囲碁は「打つ」という
 理由はよくわからないのですが、小さい頃は先生に注意されました。

2.NHKの番組より 将棋は正座で囲碁は椅子で対局する
 これも理由はよくわからず。囲碁は中国発祥だからなのか

3.男性と女性の実力差は将棋が大きく、囲碁は小さい
 プロ同士の男性対女性の勝率を見ると、女性から見て将棋は2割くらい、囲碁は4割くらいのようです。
どちらも昔と比較して女性の実力はあがっているようですが、男性の方が実力優位となっており、囲碁の方が実力差は小さいようです。
男性の方が優位になっているのは囲碁も将棋も競技人口の比率で見ると男性の方が圧倒的に多いためと考えられます。体力的、知力的なゲームの性質上ハンデは無いように思うので、女性でも天才が現れれば男性を含めて頂点に立っておかしくないと思います。
ただ、気になるのは囲碁と将棋の勝率差です。頭の使い方で囲碁の方が女性向、将棋は男性向なのでしょうか。

4.囲碁は夫婦子供もプロになっているケースが多く、将棋は少ない
 似たような仕事?のためか、将棋棋士、囲碁棋士の中で結婚されている方は何組か存在しています。そして2世にわたってプロ、兄弟そろってプロという方も多く見かけるのですが、囲碁の方に多いようです。
いろんなインタビューなどを見ると、囲碁棋士は子供を囲碁棋士にしたいと思うようですが、将棋棋士は棋士にしたいと思わないみたいです。
これも、不思議なのですが、、、将棋は実力主義で厳しく、囲碁は実力はなくても裾野が広くなんとかなるという考え方が根底にあるようです。

5.将棋の方が話題になる
 先日、将棋の羽生さんと囲碁の井山さんが国民栄誉賞を受賞されましたが、井山さんの事を知らない方は多いと思います。井山さんは2016年に7大タイトルを独占された大棋士ですが、当時大きな話題にはならなかった記憶があります。最近だと将棋の藤井聡太さんは1つタイトルを増やすたびにニュースで取り上げられているのとは対照的に映ります。

6.街の道場、教室は囲碁の方が多い
 藤井さんフィーバーにあるように将棋の方が人気はあるように見えますが、実際に交流を図る教室、道場、サロンなどの施設の数は囲碁の方が体感多いです。
体感だけではなく、ネットで調べても囲碁の方が7対3くらいで多いです。
将棋は見る人、囲碁は実際に対局する人が多いからでしょうか。

7.将棋は引き分け、反則負けが度々ある。囲碁はほとんどない
 将棋には千日手、待将棋という引き分けのルールがあり、プロの対局でもたびたび見られます。これらは差し直しが行われます。囲碁にも3こう、長正など引き分けになることはルール上あるのですが、見たことはないです。
また、将棋はプロでも反則で負ける(二歩など)ことがたびたびわだいになりますが、囲碁はほとんど聞いたことはないです。

8.将棋のプロはタイトル戦で和服を着る。囲碁のプロは和服をあまり着ない
 どうやら将棋はタイトル戦において和服着用が義務になっているのに対して囲碁は特に義務になっていないためのようです。

9.将棋のプロに外国人はほとんどいない。囲碁は多数いる。
 囲碁は世界的、将棋は日本のみというところでしょうか。
将棋はもっと世界的に広まってもいいのになと思います。

10.将棋のプロは4段~、囲碁は初段から
 将棋でプロになるには奨励会という組織で3段まで上がってから3段リーグで上位2名に入るというのが正規ルートで、ごくまれに特例はありますがプロは4段~です。囲碁は将棋とは仕組みが異なり日本棋院の推薦のような形でプロになり初段からスタートとなります。
どちらも完全な実力世界ですが、将棋の方がプロになるのは厳しいようです。


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