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【イグアス】三大瀑布の一角 - クールビューティ

サンパウロからもう少しブラジルを回ってみようかとも思ったのだが、やはり西側へ。
向かうはイグアス。世界三大瀑布の一角を担うイグアスの滝を見に行く。


サンパウロからフォズドイグアスへバス移動

まずはイグアスの滝の玄関口となるブラジル側の町「フォズドイグアス」へと向かう。
安いバスとしてはRota Iguacuというバス会社が良く使われているようである。Whatsappで問い合わせたところ、150レアルだが、出発と到着場所がバスターミナルではなくてよくわからないローカルの場所であり、さらに出発時刻が12時、到着時刻が深夜の2時らしい。
そんな時間についても正直やることが無いということで、一旦この案はスキップ。

他にネットでバス情報を調べていると、Barra Fundaバスターミナルから出るしっかりとしたバスが200レアル程度で行くらしい。
ということで前日にそこまで行ってチケットを購入。おそらく当日に行っても席が無くなっているということはないと思う。

バスチケットブースがずらり

今回はBrasil Sulというバス会社のバスチケットを購入した。
バスは定刻どおりに出発し、予定時刻よりも1時間程度早くフォズドイグアスのバスターミナルへと到着した。
ちなみに夜行バスだが夜ご飯が食べれるレストランによったりはしていなかったと思う。

さて、バスターミナルについてから宿に移動しなければならないが、ローカルバスの路線が分からない。
タクシーは高く付きそうなのでなるべく乗りたくない。
ということで、早朝についたということもあり、約4kmの道をバックパックを背負って歩くことにした。ただ、この町はけっこうアップダウンが厳しいため歩くのはおすすめしない。

サンパウロからのバスが到着した場所は以下。


ブラジル側のイグアスの滝へ

宿に荷物を置かせてもらい、ブラジル側のイグアスの滝へと向かおう。路線バスは120番に乗れば、空港経由で終点イグアスの滝へと一直線。料金は5レアルでクレジットカード支払いができるので便利。
入場チケットは端末で購入できた。入場口から実際の滝までは少し距離があるので、入場料に含まれている2階建てのバスに乗ってトレッキングコースまで向かう。この際に、1つ目の降り場は追加料金を払って行くトレッキングコースらしい。

降車するとすぐに見えてくる滝。あれ、思ったほど迫力がない。

ここからトレッキングコースを進みながら、いろいろな滝を見ていくことになる。

ヴィクトリアフォールズは入った瞬間にかなりずぶ濡れになるというわんぱくさだったが、ここの滝は何だかイケてる感じの見た目で、私はクールビューティの滝と呼称することにした。

そして進んでいくと、明らかに水量と勢いが違う滝が見えてきた。これが本丸だった。

滝の正面には橋がかかっており、打ち付ける滝の水しぶきを正面から受けることができる。ただしそれでも濡れ具合はヴィクトリアフォールズの方が上。

この滝を横から眺められるように展望台のようなものが建っており、流れ落ちる滝を見続けていると何だか1時間くらいの時がいつの間にか経っていた。

宿に帰ると、同室にスコットランドから来て南米を旅しているという人がいて、夕食を食べることに。

彼はグラスゴーに住んでいていて、もう少しで南米旅を終えてフィアンセの待つグラスゴーに帰るのだとか。
話しているとグラスゴーというかスコットランドがめちゃくちゃ魅力的い思えてきた。
ちなみに、値段はあまり気にしない人のようで、食事に2,000円も使ってしまった…

アルゼンチン側のイグアスの滝へ

翌日にアルゼンチン側のイグアスへと向かう。
まずはメインバスターミナルに程近くのアルゼンチン行きバス乗り場へ。

料金は15レアルだった。現金のみ。

正直ここまでいかなくてもバスは市内のいくつかのバス停に停まるので、そこで乗ればよかったよ。

日帰りの場合はブラジルのパスポートコントロールはスルーできるので、そのままアルゼンチン側へ。
アルゼンチン側では全員がパスポート/IDチェックを受けるので、バスも待っていてくれる。

プエルト・イグアスのバスターミナルに着いたら、滝行きのバスに乗り換える。
Rio Uruguayというバス会社が有力らしい。ただ、Google Mapのレビューは悪く、カードを受け付けていないとか。

日帰り予定でキャッシングをしたくなかった私も、例に漏れずカード払いを断られる。
でも粘っていると、チケットブースの中に通されてカード決済をさせてくれた。

カード払い対応していないわけではなく、ただただやりたくないだけの会社らしい。これはレビューが悪いのも納得。
バス自体も結構ボロいしな。
2024年6月時点で片道3,500ペソらしい。

アルゼンチン側のヴィクトリアフォールズに到着して、チケットの値段を確認する。
「35,000ペソ」
1ヶ月前に行った人の話では20,000ペソとかだったぞ。アルゼンチン通貨の信頼の無さを思い知らされる。

カード決済したら、日本円で4,500円くらいだった(ブルーレート対応)。それでもブラジル側の1.5倍もする。
その割に、ハイライトとなるであろう悪魔の喉笛までは行けないらしい。大丈夫だろうか…

中に入って少し歩くとトロッコ乗り場。それに乗って遊歩道のある場所まで進むらしい。
まぁ特にアトラクション的なトロッコではない。

トロッコを降りると、あとは森の中の遊歩道を歩きながら滝を見ていく。

ただ、やはりどうやら迫力がない。広角で滝を見れているような気もするが。

長い遊歩道の道のりを抜けて最後は滝の上に辿り着く。
ただ、上から眺めているだけなのでやはりそこまで迫力はない。

チョウの方が映える
88のチョウ

ブラジル側の満足感に対して、アルゼンチン側は値段が高いくせに満足度の低いものになった。

あとがき

アルゼンチン側はまぁなんだったが、世界三大瀑布とはなかなかに期待を裏切らない。


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