見出し画像

ヴェリコ・タルノヴォ - プロブディフから電車移動

ブルガリアの次はルーマニアに行くつもりであり、その道中にもある有名観光地「ヴェリコ・タルノヴォ」を訪れることにした。
ここは、琴欧洲の出身地。傾斜に建てられた建物と、ヴツァレヴェッツの丘というブルガリア皇族や総主教の住まいとしての宮殿があった場所が有名だ。
プロブディフから電車でこの街へと向かった。


ヴェリコ・タルノヴォへの行き方検討

ヴェリコ・タルノヴォへは、電車とバスのどちらでも行くことができる。

バスの方がどうやら早く着くらしいが、出発時間と値段が分からなかったので、前日にバスターミナルに行き確認することにした。

時刻表を見ていると、座っていたおばあちゃんが声をかけてきた。

ブルガリア語で話されるので何を言っているかは分からないが、なんとなく「この時刻表は正しくないからチケット売り場で確認しな」と言っているような感じ。

そうかそうかということで、チケット売り場に行き、ヴェリコ・タルノヴォ行きのバスの時間と値段を確認すると、メモを書いて渡してくれた。

電車よりも10levは高かったので、時間はかかるけれども今回は電車で向かうことにした。

私がメモ書きを持ってチケット売り場から出て、先程声をかけてくれたおばあちゃんと目があったので、メモもらったぜ(ニヤリ)とジェスチャーをすると、あちらも「良かったやん」とでも言うかのようにニヤリと笑いかけてくれた。

ブルガリアはやはり割りと好き。

一応時刻表の画像も上げておく。確かに、16:30発のバスは書いていない(そもそも読むのが難しいけど)

電車でヴェリコ・タルノヴォへ移動

ということで、電車で行くことにした私は朝9時発の電車に乗るべく駅へと向かった。電車の時間は事前にブルガリア鉄道のHPで確認していた。

ヴェリコ・タルノヴォに向うには、途中で乗り換えをする必要があるが、これもHP情報でわかっていたので、到着の10分前くらいに念のためスマホアラームをかけておき、あとはパソコン作業に勤しむ。

電車は時間より少し遅れはしたが、乗り換え駅へとたどり着いた。
乗り換え時間は約2時間。

そしてこの駅周辺には何もない、かつ、雨が降った形跡がある。

カフェでも入ろうかしらと思っていたのだが、遠くまで行って戻ってくる時に雨が降っていたら辛いよな…

ということで、駅近くに会ったLIDL(スーパー)で適当にパンと安かったビールを買って駅で時間を潰すことにした。

スーパーに行って、買うもの選んで駅に戻ってきてというプロセスを経ると、バス出発まで1時間くらいになっていたので、割とちょうどよかったかもしれない。

その後時間通りにヴェリコ・タルノヴォ行きの電車は出発した。

8人がけコンパートメントを独り占めにし、仮眠とパソコン作業をしているとあっという間にヴェリコ・タルノヴォまでたどり着いた。

ヴェリコ・タルノヴォ駅は市街地から離れており、たいていバスを使って市街地に行くことを推奨されているようだが、バスの時間まで少し時間があったことと、まだ明るかったことから徒歩でゲストハウスに向うことにした。

予約していたホステルは「Hostel Mostel」。セルフチェックインの案内が送られてきていたので、暗証番号を入力して部屋まで入る。

今はオフシーズンだから、一部屋しか使っていないらしい。居心地のよい宿でいい感じ。

ヴェリコ・タルノヴォのビールメーカーらしいビールをスーパーで買ってきて、ゆったりとした夜を過ごした。

ヴェリコ・タルノヴォ散策

到着当日はすでに暗くなっていたので、翌日にヴェリコ・タルノヴォを散策することにした。
しかし、天気が酷く曇りで、Theヴェリコ・タルノヴォを味わえずに終わってしまったように思う。

ヴツァレヴェッツの丘

午前中に入り口まで行ったときの画像がこちら。

めっちゃ曇ってるやんけ。

午後になれば少しよくなるかなと思って、改めて出直したときの画像がこちら

変わらんやんけ。

私はこれまでの旅で感じたことがある。

スケールの大きな景色の大抵のものは、近づくと大したことがない。

今回もスケールが大きいはずだが、それがはじめから曇がかって全体が見えていない。

中に入るのに10lev(800円ほど)という噂もある。。。
私はこのお金をセーブすることにした。

翌日移動する前に少し見に来たのだが、このときが一番良かった。
上に建物があるなんて知らなかった。

市街地散策

ヴェリコ・タルノヴォの市街地自体も坂道と石畳で歩きがいがある。
アルバニアのジロカストラに少し近い感じもする。ただ、なぜだかジロカストラよりも好印象。分散してそこらに色々あるからだろうか。

胸に思いを抱く偉い人

クリスマスイルミネーションの施されたメインストリート

職人ストリートらしい

どうやってかけたか気になる自転車

クラフトビールバー ZAVERA

次に向う国はルーマニアだが、ブルガリアよりも物価が高くなるとも聞いたので、お酒飲む生活も自粛するかもなと思い最後の贅沢としてビールを飲みに来た。

さっきお金もセーブしてるし。

6種類のビールがOn Tapで提供されており、そのうち5つがブルガリア、2つがZAVERA醸造のビールだった。
テイスティングパドルもやっていたので、一応全種類を飲む。

喉乾いてたこともあってか、最初に飲んだDH Pale Aleが格別に美味しかった。

バーテンダーのオジサマも良い人で、日本人だと行ったら「壁にある地図にピンさしてくれ」と言ったり、ブルガリアの白ワインにハーブをブレンドしたやつだよと言ってワインを無料で提供していただいたりサービスしていただいた。

地図にピンを刺すときには、東京に2つピンが刺さっていたので、私はしっかり札幌にピンを刺しておいた。

平日ど真ん中オフシーズということもあって、あまりお客さんが来なくて現地人との交流はできなかったが、ビールはそれなりに美味しいし、ブルガリア価格でクラフトビールを飲めるのでおすすめである。



あとがき

The ヴェリコ・タルノヴォを堪能できなかったのは大変残念である。

でも、ここはソフィアとかの都市とは全然違った感じがするし、少し長期滞在しながら現地の人が行きそうなところに顔を出しながら過ごせば本当のブルガリアを堪能できる場所なのではないかと感じた、

総じて、ブルガリアの魅力は人だと感じてしまったので、また来て確かめてみたいところである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?