シビウ散策 - 丁度良い都市感とクリスマスマーケット
シギショアラを後にして、少しだけ南方面に向う。目的地はシビウ。
本当は他の地方都市を回ってみたかったのだが、いかんせんどこも宿泊費が高い。
そもそもゲストハウスは少ないかも知れないが、シーズンオフの12月ということで閉じているところも多いのではないかと思う。
あんまりお金を使いたくない貧乏旅行者にとっては死活問題だ。ルーマニア楽しいと聞いていたから色々回りたかったのに。まぁそれも仕方がないことだろう。
シギショアラからシビウへ
毎度おなじみルーマニア国鉄のHPで電車の時間は確認しておいた。
30分前くらいに駅につき、窓口でチケットを購入する。基本的に目的地が伝わればあとはやってくれるので鉄道はわかりやすいし乗るのも簡単だ。
少し早めにプラットフォームに行くとすでに電車は待ち構えている。人数も少ないし、8人がけコンパートメントを独り占めすることができた。
なんてことのない風景を眺めながら、電車はほぼ時刻通りに到着した。
宿は旧市街の方に予約をしており、1kmもない程度だったので徒歩で向う。
バーとホステルが一体になったタイプで、バーカウンターでチェックイン。
さて、ここに向かう途中でまばゆい光と多くの人を見たので少し外に出てみよう。
クリスマスマーケット
シビウはドイツ風の建築で有名な都市である。ドイツと言えば、クリスマスマーケットが有名。
訪れたのは12月も中旬になりかけた頃、街一番の広場でクリスマスマーケットが開かれていた。
賑わう街、響くクリスマスソング、幸せそうな笑顔。楽しそうな顔を横目に一人で歩いていると、少し寂しい気分になる。
あまり長居するとさらに悲しくなってきそうだ、外で食べようかとも思ったけど宿に戻って何か作ろう。
スーパーで1kg70円ほどの売れ残りトマトを見つけたので、大量のミートソースを作り置きして一人寂しく過ごすのであった。
シビウ散策
ルーマニア他都市の例に漏れず、さほど大きくない旧市街に見どころが詰まっているシビウ。
あまり下調べはせず、自由に散策して見ることにした。
ランチ
昼くらいは外で旅ようと、Google Mapでローカルの人に評判そうなレストランを尋ねることにした。
ここはルーマニア風スープチョルパが人気の店らしい。
酸味の効いたスープに、牛の臓物が入っている。
酸味系の料理は好みがあると思うが、これは個人的に大ヒット。酸っぱい中にも深みとコクがしっかりとある。
付け合せ的に出てきた唐辛子は口にしなかったが、追いサワークリームとかもできちゃう。
相席になった地元民もここのはめっちゃ旨いよと絶賛していた。
ホントはスープとパンだけ頼んだつもりだったのだが、これらの付け合せ的なものもしっかりと料金取られて全部で26RON。
美味しかったので良しとする。
旧市街から少し離れたところにあり、これのために歩いて向かわなければならないが、旧市街にあるレストランだったらこんなに美味しくないか高いかだと思うのでおすすめ。
最近外食で満足できるものに出会えてなかったのだが、久々に味という意味で満足した。
あとがき
シビウはなんとなく過ごしやすいところだなと感じた。
ランチを食べるときに旧市街を出て下町の方を少し散策したが、のどかで閑静な住宅地が広がっているといった感じである。
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