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ビールの街プルゼニ - 無濾過ピルスナーウルケルを楽しむ

ポーランドのヴロツロフからFlixbusでプラハに移動してきた。

ただ、プラハは以前に来たことがあるので今回メインの目的地ではなく、今回はプラハから日帰りで行くこともできるプルゼニという街がメインの目的地である。

この街は、世界中のビールの手本になっているともいえる「ピルスナーウルケル」の醸造所がある場所だ。

事前にオンラインで醸造所見学ツアーを予約していたので、今回はそれに合わせてプルゼニを訪問した。


電車でプルゼニに(オンライン購入が楽ちん)

まずはプラハセントラル・ステーションから電車でプルゼニに向う。

オンライン購入が楽そうだったので、当日の朝にホステルで購入しておいた。

手順としては簡単に以下。

  1. 「チェコ 鉄道」とかで検索して、スマホアプリをゲット(ブラウザでもできるが、操作性とチケットが保管できるというメリットあり)

  2. 発着地や時間を検索して、希望の便を選択。

  3. 支払い方法選択して決済。

  4. QRコードが送られてくるので、念のためWalletアプリに入れておく。

  5. 車掌が来たら、QRコードを見せてスキャンしてもらう。

非常に簡単であり、駅で時間を食う必要がなくなるので、ぜひおすすめしたい。

ビール博物館

この博物館は小さな博物館であるが、プルゼニにおけるビールの歴史を豊富な展示とともに学ぶことができる。

昔ながらのSlow Pourタップ

このおっさんがなんか作ったんかな


チケットは直接受付で買うことができた。

嬉しいことに、このチケットには市内4箇所のレストランで使える0.3Lのビール無料券をいただくことができる。

これは夕食時にとっておこう。

余談だが、Wi-Fiをつなぐと、Asahiの画面に飛ばされた。日本の会社の強さをこんなところでも感じることになった。

プルゼニの市街散策と昼食

プルゼニ自体はとても小さい街であり、見どころも多いとは言えない。
大聖堂とシナゴークをそれぞれまわったら特にやることがなくなった。

少し早いが昼食にしよう。

ここプルゼニには、チェコで一番美味しいピルスナーウルケルを入れてくれる店があるという。これは行かなければ。

本日のランチ先はこうして決まった。

Lékárna

薬局を意味するらしい店名のレストランへとやってきた。

店に入ると、なんとランチメニューもあるらしい。これは比較的安く食べれそうだ。良かった。

ここ最近食に少しお金を使いすぎのような気がしていたのだ。

ランチには、ピルスナー・ウルケルとポーク煮込みのようなものを頂いた。ウルケルは65コルナ、ポーク煮込みは170コルナ程度だったはずだ。

リアルハラディンカ
想像通りの味だが米も食えて旨い

サービスのお姉さんがピルスナー・ウルケルをハラディンかで注いでくれる様子も動画に取らせていただいた。うん、Youtubeで見た通りのきれいな注ぎ方だった。

ここのピルスナーウルケルは、爽やかさと麦の薫りが共存しており、確かに美味しいピルスナーウルケルだった。

もう一杯飲むかと聞かれたが、まだ先があるので1杯で今回はやめにしておいた。

本当はもう一杯飲みたかった。

ピルスナーウルケル・ブルワリーツアー

適当に時間を潰してから、醸造所に向う。

場所は駅からほど近く、立派な門がお出迎えしてくれる。この門がピルスナーウルケルのデザインにもなっているやつだ。

門を入ると、併設のバー・レストランもあり、ここでたらふく飲むこともできる。

事前に購入したEチケットは、受付で紙のチケットに交換してもらう必要があるようだ。人数確認してるのかな??

時間になるとブルワリーツアーはスタートした。

醸造所
  • ピルスナーウルケルの歴史

  • ボトリングラインの見学

  • 製造工程の説明・設備の見学

  • 地下貯蔵庫の見学

だいたい上記の内容が組み込まれているツアーであった。

受付前
昔使われていたグラスかな
歴代ラベルが
ツアーのバス停がおしゃれ
瓶詰めライン概要
瓶詰め工程
醸造工程全体
タンク

ハイライトはやはり地下貯蔵庫の見学だろう。

電気がなかった時代、低温で熟成・保管するために、地下に迷宮のように作られた保管庫が必要であり、プルゼニの地下にはこの保管庫が張り巡らされているらしい。

温度変化がすくないため、さらに低温にするために氷を外から運んでくることもあったのだとか。

ツアーの最後には、無濾過・樽直出しのビールを試飲することができる。

通常のピルスナーウルケルよりもしっかりと深いコクが強く出ている、ここでしか飲めないピルスナー・ウルケルだ。

これを飲むためだけでもプルゼニを訪れる価値があるのではないかと思ってしまうものであった。

ツアー終了地点からはエレベータに乗ってお土産屋に直行する。荷物にならないのであれば何か買っておきたかった。

ツアー終わりという気分もあり、併設のバーでSNYTを頂いた。

夕食 Parkanへ

夕食は、朝もらったビール無料券を使いに、Parkanへ。

このレストランでは、さきほどのツアーで試飲したような無濾過ピルスナー・ウルケルを飲むことができる。値段も通常のピルスナー・ウルケルと変わらない。

料理も大変ボリューミーで美味しく、満足のできる夕食となった。(ビールが飲みかけ…)

ただ、かなりの人気店なのでピーク時はかなり混むことが予想される。

私は少し早い時間に行ったのだが、予約の人が来るまでならということで座席に着いた。

18時以降もゆったりとしたい場合は予約をして訪れたほうが良いだろう。

あとがき

世界を席巻するピルスナー・ウルケルの総本山に行くことができただけでもかなり感慨深いものがあった。

何よりも、しっかりと味わいが伴っていることが素晴らしい。

今回の旅序盤の目的を果たすことができた1日だった。

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