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情報系学生がPiscineを振り返って

このnoteは42Tokyoについてという記事の続きになります。
まだご覧になられていない方はそちらからみてください。

このnoteを書いている3月14日現在ではPiscineの結果はまだ来ていません。
なのでこれ以降の記載は僕の主観であることをご了承ください。

背景

僕は学部4年として所属している研究室がマイコンボードを扱っていたことからC言語を用いたプログラミングはある程度していましたが、2年先の就職を考えると自分の技術不足を感じていました。
プログラミングスクールや競技プログラミングを調べながらステップアップの手段を探していたところ、Twitterでこのnoteを見つけました。

このnoteでは42Tokyoに入学した方がたった3ヶ月でlibc、シェル、レイトレーシングの実装を行なっており、そのスピード感と質量に驚きました。

記事を知った翌日に42Tokyoの入学試験「Piscine」のためのWebテストを受けました。Webテストは無事合格し、2021年2月からの「Piscine」に参加しました。

Piscine概要

Piscineでは1ヶ月の間、他の受験者と協力して膨大な量のC言語プログラミング課題を解いていきます。受験者同士のコミュニケーションを円滑にするために、Discord上にサーバーが作られ、その中で互いに助け合いながら課題を進めていきました。

Piscine前半

Piscine参加者は多くがプログラミング未経験者と聞いていたので、当初は与えられる課題は難しくないのではないかと考えてました。しかし実際には予想と全く違っていました。

Piscineでは42Tokyoの本科と同じく「ピアラーニング」方式を採用しています。なので課題は協力して解けるような難易度に設定されていて、独力で解くには難しい課題が多かったです。

最初の1週間は僕自身が「ピアラーニング」をあまり理解しておらず、あまり他の受験者に頼ろうとしませんでした。

しかしながら、あまりに課題が進まないので、わからないところを他の受験者に質問してみたところ、みなさん丁寧に教えてくださり、非常に理解が進みました。この出来事をきっかけに積極的に他の受験者と協力して課題に取り組むようになりました。

Piscine後半

Piscine後半では、どんな質問でもわかりやすく答えてくれるつよつよエンジニアの方たちが確固たる地位を築いていて、その周囲には質問がある人がたくさんいました。

僕自身もPiscine最後の1週間では他の受験生に知り得た知識を共有することを目的に、知恵袋チャンネルをdiscordサーバー上に作成し、ほかの受験生の質問対応を行いました。

つよつよエンジニアの方がたくさんいたので、需要ないと感じていたのですが、予想に反して多くの方が質問しにきてくれました。質問対応を通して自分自身の知識を深めることができて、もっと早くチャンネルを作れば良かったと少し後悔しています。

Piscineを終えて

僕のPiscineの最終結果は、他の受験生と比較したところ、中の中くらいでした。「ピアラーニング」方式を上手に利用して急成長を遂げた未経験者の方がたくさんいたので、正直受かるかどうか不安で仕方ないです。

結果がどうであれ、この1ヶ月は僕にとって本当にかけがえのないものでした。同じ目標を持つ300を超える受験者と毎日通話し、一緒に悩み、苦しみ、長い試験を乗り切ったことは本当に貴重な経験だと感じています。

これからPiscineを受ける人へ

気をつけるべきポイントは3つです。

•他の受験者に頼りまくる
•出来る限り他の受験者に手を差し伸べる
•1ヶ月間を楽しむ

他の受験者に聞いた分だけ課題は進むし、質問に答えた分だけ理解が深まります。「ピアラーニング」方式に則って試験を進めればきっと合格できます。
ぜひ頑張ってください。

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