1月24日 「僕と旅人」

あのバラードでいくはずだった。
けれど新年を迎えて急な曲変更が行われ、レコーディング前日の大事な時に高熱で倒れた。
やっとの思いで起き上がればすぐにレコーディング日を迎えた。生き急ぐようなメロディとは対象的に歌詞の主人公は酷く大人だ。
ギリギリでの制作は乗り気じゃないけど乗り切る。

新曲はゴミと恋愛の歌。
何日もかけて曲名は最後につけた。

昔は書きたいことがあれば書き足していく方式で1ヶ月や1年などざらにかけてのんびり歌詞を書いていたけど、今はそうはいかないこともある。これまでは別の言葉が入る隙もないほど綺麗な歌詞を書いてきた自負がある。だけどこの書き方が正しいとは思わず、最近は純粋な疑問として他の人はどれくらいのスピードで書き上げるのか気になる。時間をかけるだけ良い訳じゃないし、いくら研ぎ澄まされていても聞きにくいんなら多くの人には届かないだろう。なんだかワインみたい。

今日は昼過ぎから下北沢でボイスレッスンがあった。レッスン後、次の予定まで少し時間があったのでスタジオに残って大学のレポートを進めていたら隣の席の女性はzoom会議で永遠にビタミンの重要さを語っていた。2人とも何処で何してるんだ。

そのあと恵比寿へ移動して有隣堂で尾崎さんの新刊を買った。書店にはいつ行ってもわくわくする。

これから恵比寿リキッドルームへ向かう。もうすぐ自分にとって解散発表後最初で最後のドラマストアのライブを観て来る。

昨年12月のZeppや29日のなんばhatchにも観に行こうと予定を立てたがどちらも別の予定が入ってしまい断念していたので今日は凄く嬉しい。

ライブへ行きたい旨を伝えた時の海さんは飛び抜けていつも通りで、色々話したかったんだと話してくれた。このあとどんな気持ちになるかは想像もつかないけど、あの曲が聴きたいとかどんな日になるのか予想したりしてできるだけ強がっていようと思う。