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ものを「作る」と「売る」話

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地場産業・伝統工芸・量産品の「作る」と「売る」に関する記事をまとめています。
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#小売

偽物が売れるという現状を何とかしたい。偽物は見せ方が上手いので、本物よりも本物っぽくに見えてしまう。

何を本物と色々と定義できますが、今回は本物とは【オリジナル】、偽物は【模倣品】として定義して考えてみます。 例えば、こんな偽物がたくさんあります。 ・ヒット商品の二番煎じで、同じようなものを安く作る。 ・海外産なのに表記をしていない。小さく書いてある。 ・伝統工芸品の名前が入っているのに、別の産地で作られている。 現在の市場には、本物の商品よりも模倣品の方が多く溢れているのが当たり前になっています。なぜなら、本物よりも安く、品質も変わらないようにみえるからです。 本当に

デザイナーが直販する時代。プロダクトデザイナーのオンラインストア一覧。

今週、自分のオンラインストアをオープンしました。 ぜひそちらも見てもらいたいのですが、同業者であるプロダクトデザイナーが運営しているオンラインストアがどのくらいあるのか気になって、調べてみました。 プロダクトデザイナーが自分でデザインしたものを直接販売できるのは良い仕組みだと思っています。なぜならユーザーに直接思いを伝えることができ、ユーザーとの距離が近くなるからです。 どんな人が買うのか、どうやって使うのかなどを知ることができるので、次の商品開発に活かせたり、ブラッシ

自分がデザインしたものなら熱く話せて、物の用途から産地まで誰よりも詳しく説明できる。なので、お店ではこれから販売していく。

6月20日、板橋のお店オープンとなりました。 最初のうちは、土日メインに営業することを考えております。お越しの際は、なるべく事前にご連絡して頂けると幸いです。平日も開いていますが、自分が居ない可能性もあります。 お店と言いつつ、量産がまだ間に合っていないモノも多いので、最初のうちはギャラリーのような実物を見れる場所として来てくれれば嬉しいです。 カフェも併設してあり、こちらは定休日以外は空いております。このご時世ですので、ごゆっくりとお越し頂ければ幸いです。 <アクセ

築100年の古商家「板五米店」で、お店を始めます。

ご縁あって、地元の板橋でお店を始めることになりました。 場所は築100年の古商家「板五米店」を間借りして、営業します。大正3年(1914年)に建てられた板五米店は、元々は米殻類の販売所で、江戸時代の宿場町である板橋宿の面影を残す、歴史的な建造物です。 板橋区の有形文化財に指定されており、今自分が携わっている伝統の仕事と最適な場所だと感じ、こちらをお借りしようと決めました。 まずは自分が関わっている伝統工芸・町工場の地場産品を販売していく予定です。面白い場所にしていくので

縁あって、板橋でお店を始めることになりました。

地元である東京・板橋で、本当に自分のお店を始めることになりました。 最初は自分が関わっているモノづくり、伝統工芸・町工場の地場産品を中心に販売していく予定です。面白い場所にしていくので、ぜひ板橋に遊びに来て下さい。 場所や詳細については、後日正式に告知させて頂きます。今回はその思い立った経緯などをお話し致します。 お店を始める理由今まで「物を作る」だけでなく、「物を売る」大切さを書いてきました。ゆくゆくは自分のお店をやりたいと思っていたところ、ご縁があって本当に始めるこ

販路を広げるなら、まず手に取りやすいモノで知ってもらってから、本業のモノを買ってもらう流れがオススメ。

伝統工芸品でも1万円を超えると買う人が絞られてきます。さらに5万円を超えると、その場で販売するのは相当難しくなります。 もし販路を広げるなら、裾野を広げるなら、まず手に取りやすい価格のモノを新しく作り、良さを知ってもらう。それから、本業の質が高いモノを買ってもらう流れを作るのが良いかと思います。 ハードルを下げる。本業のモノは質が高いのですが、値段も高い傾向があり、今まで関わりの無かった人にとって、知らないモノは買いにくいです。そうなると、新規の利用者や購入者は増えず、既